声劇用台本*神様のレシピ【お正月編】
比率→2:2:0
キャラクター説明
内藤 俊輔
職業:男子高校生
性格:欲張り・欲深い
菅原 隆司
職業:男子高校生
性格:大雑把な性格
藤崎 美緒
職業:女子高校生
性格:凶暴・暴力的・荒々しい性格
大嶋 美沙子
職業:女子高校生
性格:男勝り
【キャスト】
内藤♂:
菅原♂:
藤崎♀:
大嶋♀:
菅原「うー寒い。何だってこんな真冬の真夜中に、外に出なくちゃならないんだよ」
内藤「仕方ねぇだろ?美沙子が初詣行きたいってうるせえからよ」
菅原「分かってる。あー帰りてぇ」
内藤「んじゃ帰れば?」
菅原「そこは一緒に帰ろうぜ」
内藤「俺は美緒にボコられたくないからパス」
菅原「ま、そうなるよなぁ」
内藤「、、、、、、にしても遅くないか?」
藤崎「男は待つのが仕事なのよ」
内藤「来たか美緒」
藤崎「き、気安く下の名前で呼ぶな!」
内藤「いって!お前が初めてあった時【美緒でいいわ】って言ったんだろうが!」
藤崎「そ、そうだけど!とにかく禁止!」
内藤「なんだよ、最近やけにピリピリしてんな」
大嶋「なんだ美緒、生理か?」
菅原「(吹き出す)」
藤崎「ち、違うわよ!」
大嶋「ふーん。よーっすお前ら!じゃあ早速しゅっぱーつ!」
菅原「階段滑りやすいから気をつけろよ」
内藤「ってかお前ら、前歩けよ」
大嶋「ん?なんでー?」
内藤「転んだら危ないだろ」
大嶋「おぉ!クッションになってくれるのか!内藤は紳士だな!」
藤崎「そ、そんなこと言って、スカートの中覗こうってんじゃないでしょうね!」
内藤「んなもんキョーミねーよ」
菅原「、、、、、、前行くならさっさと行ってくれー」
大嶋「あいよー、サンキュ。あ!」
内藤「なんだよ?」
大嶋「やっぱりちょっと先いってて」
内藤「なんでだよ?」
大嶋「いいから!」
内藤「? 隆司行こうぜ」
菅原「あぁ。早く甘酒飲みたい」
大嶋「、、、、、、どう?告白できそうか?」
藤崎「、、、、、、分かんない」
大嶋「そんなんで大丈夫か?この後私は、隆司を連れて居なくなるからな!」
藤崎「う、うん」
大嶋「不安だなぁ」
藤崎「、、、、、、多分、言えない」
大嶋「なんでだよ!」
藤崎「だって!、、、、、、さっきも全然うまく喋れなかったし」
大嶋「まぁ確かに、いきなり【下の名前呼び禁止】は驚いた」
藤崎「、、、、、、恥ずかしいんだもん」
大嶋「お前。今の顔かわいいなぁ!そういう顔見せてやれば、きっと大丈夫だって!
藤崎「えぇ!?そうかな?」
大嶋「いや、分かんないけど」
藤崎「ちょっと!」
内藤「あいつら2人は何騒いでんだ?」
菅原「さあ?」
内藤「、、、、、、」
菅原「、、、、、、」
内藤「、、、、、、なあ」
菅原「何?」
内藤「いつからだ?」
菅原「何が?」
内藤「美緒だよ。なんかすげぇ避けられてるというか、美緒らしくないというか----」
菅原「そうか?前からあんな感じじゃなかったか?」
内藤「いや違うだろ」
菅原「そうか?俊輔は前からよく、藤崎に殴られてた気がする」
内藤「いや、それはそうなんだけど。そうじゃなくて」
菅原「そうじゃなくて?」
内藤「(唸る)あぁ!うまく説明出来ねぇ!」
菅原「俊輔が分からないのに、俺がわかるわけないな」
大嶋「おーい、私ちょっとコンビニ寄りたいから、先に行っててくれ!」
内藤「あ?そんぐらい待つよ」
大嶋「いいから行っててくれ。すぐ追いつくから!」
内藤「あっそ」
大嶋「んで、隆司」
菅原「ん?」
大嶋「ちょっと聞きたいことがあるから、一緒に来てくれ」
内藤「え?、、、、、、んじゃあ俺も一緒に
大嶋「俊輔は!美緒と先に行っててくれ。んじゃ後でな!隆司行くぞー」
菅原「おい、引っ張るなよ」
内藤「、、、、、、」
藤崎「、、、、、、」
内藤「んじゃ行くか、み、藤崎」
藤崎「! 、、、、、、うん」
大嶋「さてと、帰るか」
菅原「え?初詣は?」
大嶋「(唸る)どうしても行きたいってんなら、ほかの神社まで行くことになるぞ?」
菅原「それじゃあ帰るか」
大嶋「なんだよ連れないなぁ。こんな美少女と一緒に初詣に行けるチャンスなんだぞ!?」
菅原「、、、、、、コンビニには行くの?」
大嶋「無視すんなよ!?んー、トイレ行きたいし行こうかな?」
菅原「ほーい」
大嶋「、、、、、、」
菅原「、、、、、、」
大嶋「ってかさ!なんで美緒達置いて帰るか聞かないのか!?」
菅原「え?あぁ、そう言えばそうだな。なんでだ?」
大嶋「あんたねぇ。(溜息)美緒が俊輔に告白するんだよ。だから二人っきりにしてあげたわけ」
菅原「ふーん」
大嶋「あんまし驚かないんだな?」
菅原「ん。いや、言われてみたらそりゃそうか。ってなっただけ」
大嶋「まぁ、美緒もココ最近あからさまに態度に出てたからなぁ。もしかしたら俊輔の奴感づいてるか?」
菅原「ん、さっき話してた感じだと分かってなさそうだったぞ」
大嶋「そっかー、、、、、、美緒。上手くいくといいなー」
菅原「まぁ、そりゃそうだよな」
内藤「、、、、、、」
藤崎「、、、、、、」
内藤「ん?LINE来た、、、、、、なっ!隆司の奴、用事ができたから帰るって」
藤崎「、、、、、、ミサも、用事出来たって」
内藤「はぁ?なんじゃそりゃ、、、、、、んじゃ俺達も帰るか」
藤崎「えぇ!?な、何でよ!」
内藤「だって二人で行ったってしょうがないだろ?それに、藤崎だって俺と二人で行きたくないだろ?」
藤崎「! 、、、、、、(小さい声)そんなことない」
内藤「え?何だって?」
藤崎「、、、、、、(殴る)」
内藤「いって!?」
藤崎「こ、ここまで来たんだから、どうせなら行けばいいじゃない!」
内藤「はぁ?、、、、、、(溜息)分かったよ。行きゃあいいんだろ行きゃあ」
藤崎「、、、、、、」
内藤「初詣って初めて来たけど、結構人来てるんだな。思ったよりも時間かかっちまった。なぁ?こういうのって5円でいいのか?藤崎、って500円!?」
藤崎「う、煩いわね!別にいくら出したっていいでしょ!?」
内藤「お、おう。、、、、、、よっと(二拍手)」
藤崎「、、、、、、ん(2拍手)」[俊輔と付き合えますように俊輔と付き合えますように俊輔と付き合えます
内藤「んじゃ行こうぜ」
藤崎「え!?う、うん!」
藤崎「、、、、、、」
内藤「、、、、、、」
藤崎「、、、、、、あ、あのさ!」
内藤「! なんだよ?」
藤崎「、、、、、、」
内藤「、、、、、、?」
藤崎「、、、、、、す」
内藤「す?」
藤崎「、、、、、、き」
内藤「き?す、き。すき?、、、、、、好き?」
藤崎「、、、、、、」
内藤「あぁ、ありがとう」
藤崎「え?う、うん」
内藤「、、、、、、」
藤崎「、、、、、、え?ちょ、ちょっと!」
内藤「なんだよ?」
藤崎「いや、だから、、、、、、好きなんだって!」
内藤「おう、ありがとう」
藤崎「、、、、、、」
内藤「、、、、、、」
藤崎「いや!だから!!」
内藤「なんだよ?」
藤崎「(唸る)私と付き合ってって言ってるの!」
内藤「いや、言ってないだろ」
藤崎「あ゛ぁ゛!察しろ!」
内藤「いってぇ!ったく、、、、、、付き合いません」
藤崎「え?」
内藤「あーさみぃ、早く帰ろうぜ」
藤崎「、、、、、、」
内藤「、、、、、、流石に女をこんな真夜中に置いて帰れねぇぞ?一人になりたいのかもしれねぇが、とりあえず駅まで送らせろ。な?」
藤崎「、、、、、、うん」
大嶋「なー隆司、美緒の奴ちゃんと告白したかと思うか?」
菅原「さあ?」
大嶋「、、、、、、じゃあじゃあ、俊輔はOKしたと思うか?」
菅原「あー。多分断ったんじゃないか?」
大嶋「(驚く)なんでだ!?」
菅原「いや、だって俊輔。今まで告白してきた女子、全員振ってるし」
大嶋「何!?そうなのか!!?ということは、、、、、、俊輔はホモ!!!?隆司と出来てるのか?」
菅原「気持ち悪い事言わないでくれ、、、、、、【一人の女に縛られるなんて無理】って前に言ってた気がする」
大嶋「うわぁ、感じ悪。でも一度でいいからそんなセリフ言ってみたいかも!」
菅原「運動神経抜群の元サッカー部キャプテンで、イケメンだから言えるセリフだな」
大嶋「じゃあ美緒、今頃振られてんのかな?」
菅原「どうだろうな」
大嶋「おい!もし振られてたらなんて励ませばいいんだ!」
菅原「普通に慰めてやればいいだろ」
大嶋「女子はデリケートなんだぞ!」
菅原「そうですか」
藤崎[駄目、まだ泣いちゃダメ、、、、、、一人になるまで、泣いちゃダメ]
内藤「藤崎」
藤崎「(驚く)な、何よ!?」
内藤「いや、駅ついたけど」
藤崎「え?あぁ、、、、、、それじゃ」
内藤「、、、、、、またな」
藤崎[----ミサに色々、話聞いてもらったのに、駄目だった。今日のことミサに報告しなきゃ]
大嶋「、、、、、、あ!美緒からLINE!」
菅原「、、、、、、」
大嶋「あああああ!駄目だった!俊輔の馬鹿馬鹿馬鹿!あと神様も馬鹿馬鹿馬鹿!美緒の願い聞いてあげなさいよ!」
菅原「、、、、、、神様のシナリオ」
大嶋「え?」
菅原「いや、もしもこの世に神様がいたら、不幸なこと全部神様のせいに出来るのになぁって」
大嶋「不幸なこと全部?」
菅原「藤崎が俊輔を好きになることも、今日初詣に行くことも、告白して振られることも。神様のシナリオ通りなら、悪いのは全部神様」
大嶋「、、、、、、じゃあもし、美緒が頑張って、今後俊輔と付き合えたら、それも神様のシナリオ?」
菅原「その理屈でいうとそうなるな」
大嶋「、、、、、、【神様のレシピ】」
菅原「レシピ?」
大嶋「この世界は神様のレシピ通りに動いている。でも、私はレシピ通りには動かない。例えレシピがカレーのレシピだったとしても、私はそこからアレンジしてシチューを作る!」
菅原「、、、、、、つまりどういう事だ?」
大嶋「つまり!美緒が振られるのが神様のレシピ通りだとしたら、私はそこからアレンジして!レシピどおりの料理にはさせないって言ってるの!」
菅原「、、、、、、ま、何とも大嶋らしい台詞だな」
大嶋「そうと決まれば早速作戦を練らねば!隆司も考えるんだぞ!」
菅原[俺は神様のシナリオ通りに世界は動いてると、自分に言い聞かせてきた。失敗したこと全部神様のせいにしてきた。だから何かいいことがあっても、神様ありがとうと、そう思ってた。でも、そうか、、、、、、神様のレシピか。レシピ通り、作ってやる義理はないか]
大嶋「おい隆司!聞いてるのか!?」
菅原「ん?うん。分かったよ」
大嶋「(笑う)宜しい。そんじゃ張り切って、シチューを作るぞ!」
菅原「、、、、、、お前、俺が言ったことちゃんと理解したか?」
【作品利用】
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事後報告で構いません
https://twitter.com/EdR11103
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【あとがき】
テンスト(作者)は生まれてから今まで、色んなアニメ、ドラマ、漫画、小説を視聴してきました。
なのでそれらの影響を受け、パクリ…オマージュ…リスペクトが作品に組み込まれている場合があります、御了承ください。
そして誤字、脱字、衍字があったらすみません。
ここまで台本を読んでいただいた方、演じていただいた方、有難うございましたm(__)m