100回記念 これまでのトライ・リ・トライ
☆今からでもトライできる「トライ・リ・トライ」☆
100回記念ということで、主な登場人物と、ちょっとしたあらすじをご用意いたしました。
おさらいスタートゥ!
■登場人物
・ゼロ
本編主人公。記憶を失った(?)謎のゲル状生物。
地下迷宮世界の第十階層(低層階)にある、森の近くの洞穴で目を覚ました。
自分が何者かわからないまま、彼にしか認識ことができない青い猫――ナビとともに、二十階層にあるという最果ての街をひとまず目指す。
その特徴は再生。
たとえ死亡しても記憶を持ったまま、リスタートすることができる。
また、最初にステータスを確定する時の数値によって、様々な種族になるのだが、後にそこで得た能力も持ち越せることが判明した。
先導者曰く「選ばれし者」。
・ナビ
青い毛並みも美しい猫。額の紅玉は魔物を倒すことでその経験を集積し、冒険者の成長を促す。
また落とすアイテムなども回収することができる。他の冒険者たちは紅玉をペンダントにして身につけるなどしており、ゼロも他の者からは“認識の歪み”によって同様の扱いを受ける。
ゼロにしか認識できない存在で、魔物すらもナビには気づかない。
その目的は誰も到達した者がいないという、地下二十階層の先にある世界への扉を開くこと。そのためにゼロに助力を請い、共に旅をする。
・ガーネット(21~44部ヒロイン)
最果ての街でも五指に入る腕利きの女鍛冶職人。種族はドワーフ。
独り故郷を離れてたどり着いたこの街にやってきたのは神代鋼を見つけて、かつて世界を救った勇者が使ったような“最強装備”を作ること。
だが、彼女だけでは火炎鉱山を攻略できず、手をこまねいており諦めかけていたところに、ふらりと現れたオーク――ゼロと意気投合。後に深い仲となる。
性格は豪快で細かいことは気にせず、酒と上手いモノと露天風呂を愛する気っぷの良い姐御肌。赤髪褐色の自他共に認める“イイ女”だ。
・シルフィ(48~82部ヒロイン)
才能はあるものの金欠な錬金術師のエルフの少女。オーク恐怖症で気が動転すると得意の黒魔法でSATUGAIしてしまうなんてうっかりさんも……。
まるで後輩的な口振りで、最初はとっつきにくいが仲が良くなるほどにイチャラブしたがりデレるとちょっぴりアホになっちゃう、ごくごく普通の女の子。(ただし長寿なエルフ族なので実年齢を訊いてはいけない)
錬金術ギルドに安い賃金でこき使われており、夢である“最強魔法”探しもままならない状況で、野生の天才黒魔導士エルフ――ゼロと出会い、彼に「エルフ式受験勉強法」で黒魔法の知識を叩き込んだ。のちにゼロとも深い仲へ(またかよ)
金髪碧眼の美少女ながら、胸の慎ましやかさは青い蕾のそれだ! スクール水着とか似合うぞ!
・シスターヘレン(83~最新部ヒロイン?)
最果ての街の中央にそびえる大聖堂で祈りを捧げる聖女。眼鏡に白いローブ姿をした銀髪白翼の天使族だが、その裏の顔は黒翼の死天使だった。まるで透明な水晶が受肉したかのような、透明感のある少女。
司祭ニコラスティラの命令には絶対服従のようで、これまで“最強魔法”などを求めて迷宮世界を深く探求しようとしていた先進的なエルフたちを監視し、彼らが魔物に倒されるまで見届ける任務についていた。
が、危険地帯の魔物すら倒して進む教会にとってイレギュラーなエルフ――ゼロが現れた事で、監視任務は別の任務に置き換わってしまう。
口調はどことなく感情を押し殺しているようで、淡々とした天使族を演じているふしがある。
・クインドナ (83~最新部ヒロインというかおかん)
最果ての街で教会もうかつに手出しができない治外法権地帯――常闇街の顔役。
教会からは危険人物認定されており、教会と共謀する錬金ギルドが彼女の情報を集めようと密偵を差し向けているのだが、その実体は謎のママだった。
アッシュグレイの片眼隠れセクシー美女にして、迷い込んだ女の子ともみまごう美少年天使族――ゼロを保護。だけど彼女には何やらやっかいな能力があるようで……。
続きは最新部からお楽しみに!
■おさらい&あらすじ
記憶の無いスライムっぽい何か――ゼロは世界がどうなってるのかもわからないまま、出逢った青い猫に言われるままに、地下迷宮世界の最下層――最果ての街を目指す。まずは力こそ正義とばかりに力のパラメーターを上げた結果、腕っ節自慢のタフガイ――オークとなったゼロは、魔法攻撃に苦戦しながらも、なんとか最果ての街にたどり着いた。
そこで出逢った赤髪のドワーフ女鍛冶職人――ガーネットに気に入られて彼女の家で住み込みの助手を始める。
ドワーフの仕事を覚えるには不器用すぎたのだが、持ち前のタフさを売りにガーネットの夢である神代鋼を探し出し、彼女が武器を作るのを手伝った。
その武器を手に“真理に通じる門”に挑んだのだが、一度は倒した門番が“物理攻撃無効”になって復活したため敗北。
オークに限界を感じたゼロは、再生によってエルフとして再攻略を始めた。
エルフになったことで会話ができるようになった二人目の少女――シルフィ。
彼女の元に転がり込んで、ゼロはめきめきと黒魔法の才能を開花させ、ついにはシルフィを越えてしまう。
そのお礼にシルフィの夢の手伝いをしたゼロ。彼女はまだ誰も見たことがないという“最強魔法”を探していた。
錬金ギルドからの圧力にも屈せず、常闇街のクインドナからの依頼などをこなして力をつけ、ガーネットに装備を作る依頼料を捻出。
再びガーネットの夢も叶えながら、ついに教会が危険だからと封印指定した地域にまで、シルフィとともに探索の手を伸ばした矢先の事――
教会の死神によってゼロもシルフィも消されてしまった。
なぜそこまでして封印地域を守ろうとするのか。
その謎に迫るべくゼロは三度目の変身を遂げたのだった。
白魔法を使い黒魔法に精通し、エルフの集中力による魔法看破の瞳を持ちながら、猛毒にも屈しないオークのタフネスさを持つ美少年天使族――ゼロの挑戦は今日も続く。
というわけで、気になる場面からでもぜひぜひ読んでみてね~!




