ヴァリアントラ探索
今回はひたすらどうでも良い話ですので
いってしまえば見なくてもいいやつですね。
ヴァリアントラの説明が少しだけ入ってますのでそこだけみていただければ良いかなって思っています!
ヴァリアントラは円形に広がる都市であり1番中央に大きな城がある。そこにはヴァリアントラを統治している女王が住んでいる。
中央からアリス区 テトラス区 メドリア区(アリス区とテトラス区は合わせて中央区とも言われる)と分かれており、そこより外はもう少し細々と分かれているためわざわざ名前を区別するよりかは外周区と呼ばれることが多い。
アリス区には冒険者組合、商業者組合、探検家組合のヴァリアントラ支部(ゲーム内の各組合所の中で2番目に大きな建物)がある。他にもプレイヤーにも貸し出される土地があるため上位ギルドの本部や大商業ギルドの店などが点立している。つまるところ敷居が高いため下級プレイヤーには組合所に行く以外そこにいる理由がない。
それに反して同じ中央区でありながテトラス区はレベルの大きさに関係なく多くの人が集まる。
テトラス区には露店広場があったり上位商業ギルドに所属している職人の初心者〜上級者の製品を売るための店を構えたりとどんな人でも利用しやすい場所になっているためだ。
キーは武器を渡してしまっているので狩には行けない。なので、テトラス区〜メドリア区、特に露店広場をぶらぶらあるくのが武器修理中の日課である。
露店広場は毎回違う人が色々なもの(使えるものからガラクタまで)を売っているので結構おもしろい。ちなみに、露店広場には上位商業ギルドの幹部も利用している。主にスカウト目的である。
そんな夢のあふれる場所なのである。
「うちの防具は上位商業ギルドの物にもひけを取らないよー」
「どうぞどうぞーみてってよ!」
「さけーさけは足りてるかい?」
「おい、そつはちょっくらたかくねぇけ?」
「ゴリラの写真集うってるよー」
「お客さーん、こまっちゃうなーそんな値切られたら」
「ポーション!!ポーションが最安値!うちより安い店はヴァリアントラにはないよ!」
「フィギュア売ってるよー」
「鉄鉱石がやすいよー!!」
今日も今日とて人々が賑わっていていろんな声がきこえる。
(ちょっとまて、ゴリラの写真集ってなんだ?)
繰り返すようだがガラクタもうっているのだ。
キーは本が山積みになっている一角をみつけ、そこに足をとめてみる。
「こんにちわ〜何売ってるんですか?」
キーは友好的にはなしかける
「………ほ……って……る」
店主であろう男は黒いローブのフードを深くかぶっており見るからに暗い
そして、ぼそぼそしゃべっており聞き辛い。
「あ、ごめんなさい、もう一度おしえてもらえるかな?」
「ほ、本を売ってます。ま、魔法書ではな、く、た、ただのしょうせつですが」
尻すぼみに声が小さくなっていったが、小説をうっているらしいことは理解できた。
「へぇ、なんかちょっと興味あるなーオススメはなんですか?」
「え、えぇと、これです…」
男は三代目英雄伝説と書いてある本を渡した
「うーん、なんか壮大そうだね、題名のセンスはともかく。暇だしこれ貰おうかな」
キーは銅貨を20枚ほど渡し購入した。
「あ、ありがとうございます!おねぇさん!!」
悪い気がしないキーはるんるんになりながら露店広場を回った。
結局その日はその本とゴリラの写真集を購入して帰った。
最近忙しいのでなかなか書けなさそうです
見切り発車の悪いところですよね