クレアVSアンドラ
七十七話目です。
「【エア・ガトリング】」
『ドドドドドドドドドドドドドドド』
「めんどくさいわね!」
「およよ~。どこまで避けられるかな~。」
「うるさい!」
クレアはすぐに建物の影に隠れた。
「隠れてちゃ勝てないよ~。」
「分かってるわよそんな事!」
「アハハのハ~。」
「ムカつく!」
巨大な大剣を使い近接で戦うクレアに対し、アンドラは、手から不可視の弾丸を飛ばす、遠距離戦闘に特化していた。
「こうなったら。【仙術:鳳千火】!」
クレアの右手からいくつもの、炎の礫が飛んでいく。
「そんな攻撃当たりません~。」
「もらった! 【爆炎斬】!」
「え~!? ぐほぉ!」
クレアは炎の礫を囮に使い、アンドラの後方から爆発する斬撃を当てた。
「どうかしら?」
「ンン~。効かないよ~。」
「なんですって!?」
まるで、なんでもないように立ち上がるアンドラ。
「自分は“四魔将”一硬いよ~。」
「【輝大剣:光爆】!」
「ふんっ!」
「なっ!?」
アンドラは、クレアの大剣の一撃を両腕をクロスさせて受け止めた。そして、手のひらをクレアに向け。
「今度はこっちの番~。【エア・バースト】」
「ッ!?」
『バゴンッ!』
音とともに、空気の爆発が起こりクレアは吹き飛ばされた。
「どうかな~。死んだかな~。」
「成る程、空気を圧縮させて放ったり、そのまま解放したり、してるのね。」
「およよ~。頑丈だね~。」
「当たり前よ、龍族は獣人一硬いんだから。それと、一気に決めてやる。【変化】!」
――――――天照龍
「【変化】か~。」
「いくわよ! ふんっ!」
クレアが大剣を振り下ろすと、巨大な斬撃が地面を割りながら飛んでいった。
「のわ~。【エア・ボム】」
「ふっ!」
『バンッ!』
「効かないわ!」
「そんなのってあり~?」
アンドラの空気の弾丸を拳で受け止めるクレア、その拳は無傷で、赤い鱗が生えていた。
「“龍鱗”を傷つけたければ、虎の牙でも持ってくるのね。」
「くそ~。【エア・ガトリング】」
「無駄よ! 【赤光大剣:灼炎】!」
「ぐほぉ!」
クレアが放った一撃が、アンドラを吹き飛ばしその身を焼きつく…………す事が出来なかった。
「あんた……………生き物じゃないの?」
アンドラの身体は金属で出来ており、機械のようだった。
「うん~。魔族はやめたよ~。だって、脆いんだもん~。その点この身体は絶対に傷つかないんだ~。後、本気出すね~。」
「なっ!?」
アンドラが一瞬で間合いを詰め
「【シャイン・ブラスター】」
『カッ!』
技を放った。
◇
「むふふ~。光を収束させて放った技だよ~。耐えられるかな~。」
アンドラが放った技は、周囲を焦がしていた。
「はぁ! “龍鱗”に火と光の耐性があって、助かったわ。」
「まだ生きてるの~。【シャイン・ブラスター】乱れ撃ち~。」
アンドラは先ほど放った技を、無差別に放ち始めた。
「先ずは、その腕落としてあげる。」
「無理無理~。」
「さぁ?どうかしら【赤光大剣:陽光朱雀】」
クレアが放った、赤く光る鳥状の斬撃が、アンドラの右腕を切り落とす。
「なっ!? そんな馬鹿な!」
「余裕が崩れたみたいね。」
「フザケルナ! フザケルナ!【パニック・ブラスター】!!!」
空気や光、水、炎等、様々な光線や、弾丸が飛ぶ。
「もう一度! 【赤光大剣:陽光朱雀】!」
「うわぁ! なんでだ!なんでだ! この身体は完璧なはず!」
アンドラの左腕もクレアによって、切り落とされた。
「完璧なんて、あるわけないじゃない。あんたの負けよ!」
「だまれ! だまれ! こうなったら、この都市ごと自爆してやる!」
「そんな事許すと思う? 【赤光大剣:陽龍】!」
深紅の大剣が、マグマで出来た龍に変わり、アンドラを飲み込み溶かした。そして、元の大剣へと戻る。
「これが、“赤光ヴィーネ”の娘、クレアの力よ! あんたみたいなのに、負けないんだから!」
こうして、クレアとアンドラの戦いは終わった。




