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動き出す魔王達

七十一話目です。




パーティーが終わり、何日かたった今日。俺は出発することにした。



「んじゃ、そろそろ行くな。何かあったら、ネアがくれた、通信機で連絡してくれ。」


「分かった。」


「了解です!」


「それじゃ、行ってくる~。」


「行ってら~。」


「行ってらっしゃ~い。」



俺は霊体化し、空を飛んでクラスメイト達の元へ、向かった。




「行っちゃった。」


「そうですね。」


「なんか、強そうなのがどっか行ってラッキ~。」


「そうですね。」


「「誰!」」



























「うぉぉぉぉぉ!!!」



ここは、【魔大陸】フェルゴ地域、静寂都市“スリーフェ”普段は、驚くほど静かな場所だが



『ズガァァァァァァァァァン!!!』



「逃げろ!」「殺される!」「なんで、【憤怒】がこんな所に!」



「壊れろ! 壊れろ! こんな、場所壊れてしまえ!」



【憤怒】の魔王が暴れていた。



「壊れろ! 壊れろ! 壊れろ! 壊れろ!」


「一応、俺の自治領だから、壊されると困るんだが。何故そんなに怒ってるんだ?」


「何者だ! 貴様!」


「【怠惰】の魔王、ベル・アンゲイン。近所迷惑だ、消えてもらうぞ。」


「成る程、オレは【憤怒】の魔王、カタロフ! 今から貴様を殺す男の名だ!」



今ここに、【怠惰】と、【憤怒】の戦いが始まった。
































ここは、獣人の大陸、とある荒野




「どうやら、彼等はしっかり、王都を混乱に陥れる事が出来そうですね。」



魔族であろう男は、嫌らしい微笑みを浮かべる。



「さて、私も始めるとしますか。」



男は自身の魔力を圧縮し始める。どうやら、何かの魔法を使うようだ。



「まずは、獣人王国、そして人間の国…………もうすぐです。もうすぐ全て私のものに……………ん?」



灰色の風が一瞬吹き荒れる。



「王都を襲った奴らは、お前の仲間か。」


「仲間? フハハハハ! そんなんじゃありませんよ、道具です。道具、便利なね。」


「ふざけるな!」


「やる気ですか? 王都が危ないのでは?」


「嘗めるなよ。王都は簡単には落ちたりしない! お前は自分が、フェノが倒す!」


「フハハ、いいでしょう。【傲慢】の魔王、“プラディル・カイザル”が貴方を殺してあげます。」


















■マコト視点■













【魔大陸】欲望の城





「着いたな。」


「えぇ、そうですね。」



俺達は、【強欲】がいるという城の前まで、やってきた。



「なんかドキドキする。」


「俺の剣が唸るぜ!」


「お前魔法使いじゃん。」


「お腹すいた。」


「サンドイッチ食べる?」


「おう! って、〔STR〕上がったぞ!」


「これが、戦う料理人の力………………」


「関係なくない?」



皆、結構余裕あるな、まぁ、Sランクの冒険者さん達に地獄の特訓させられたからな、あれよりヤバいのが考えられないんだよなぁ。



「安心したまえ諸君! この僕、勇者シンがいるんだ、魔王など簡単に倒せるさ!」



アイツは何があった? としか言えない。エルフの里に行ってから、爽やかイケメンに変わった。後、頬っぺたに、もみじをたくさん作ってたな。



「フフフ、魔王悪いが世界の平和の為に、倒させてもらうよ。この、勇者シンの名にかけて!」



嫌らしくは無くなったが、ウザイ、非常にウザイ、なのに現状一番強いという。


シン・シホウザトが、爽やかイケメンキャラに、地味に強いです。

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