闘技大会開始
六十二話目です。
『さぁ~始まりましたよ皆さん! 第500回獣人闘技大会ぃぃぃぃぃぃぃ!!! ヒァッハー!』
『相変わらず弾けてますね、ルンデさん。』
『ギノのんは、相も変わらず冷静沈着だね~。それはいいとして、てめぇら~、盛り上がってるかぁぁぁぁぁぁ!!!』
『『『『『『うぉぉぉぉぉ!!!』』』』』』
『いいね、いいね、さいっこうだね~!』
『今回も、凄い盛り上がりですね。』
『そんなこんなで、ルール説明だ! 今回は、A~P、16のブロックに分けたバトル・ロワイアルと、そこで勝ち残った16人で行うトーナメントをやるよ!』
『今回は、出場者が多かったんですよね。今日は、Aブロック~Dブロックまで、行います。』
『1日、4ブロックづつやるからね~』
『ちなみに、闘技場には特殊な結界がはってあり、気絶、または死亡判定がされた選手は、無傷のまま控え室に転送されるので、安心して全力で試合を行ってください。』
『痛みは軽減されないから、注意してね~』
『それでは、さっそくAブロックの試合を開始しましょう。』
『Aブロックは、飛び入り参加の選手と、一般での参加選手で構成されたブロックだよ!』
『今大会のダークホースが出てきそうですね。』
『注目選手はいないけど、ワクワクするね~』
『それでは、開始です!』
◇
どうやら、始まったみたいですね。それよりも、なんだかテンションが上がってきました。
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
「どーんと一発いきますよ! 【銀世界】!」
次の瞬間闘技場全体が、氷に包まれシェテ以外の選手全員が、死亡判定を受ける。
「「「「「「………………………。」」」」」」
『え、え~と。』
『選手ナンバー1065番、一般での参加、Aブロック勝者、シェテ選手。』
『コメント無し!? ギノのんコメント無し!?』
『そうですね、オリジナルの魔法か、それともユニーク級のスキルか、どちらにせよ、とんでもない技でしたね。』
『本当です! 私は魔法に一票です! それにしても、可愛くて、強い。まさに、可愛いは正義ですね!』
『可愛さと、強さは関係ないと思いますが、まぁいいでしょう。次はBブロックを行います。』
『Bブロックには、注目選手“疾風のゲンジ”選手がいるよ!』
『ゲンジ選手が勝つかは分かりませんが、どうなるか気になりますね。』
◇
『さぁ、闘技大会一日目が終わったよ!』
『勝利した、選手をまとめましょう、Aブロック勝者シェテ選手、Bブロック勝者ドメル選手、Cブロック勝者アメリア選手、Dブロック勝者ゼッカ選手、以上4名です。』
『Bブロック~Dブロックの勝者は、注目選手を、破っているからね、まさしく、一日目の勝者はダークホースだね!』
『えぇ、トーナメントではこの選手達に注目ですね。』
◇
「シェテお疲れ。」
「お疲れ。」
「お疲れといわれましても、全然戦ってないんですけどね。」
「まぁ、勝ちは、勝ちだしな、トーナメント頑張れよ!」
「はい! 優勝目指して、がんばります!」
Eブロック~Pブロックは、飛ばして次の話は、トーナメントになります。