王都観光
六十一話目です。
「色々ご馳走になって、ありがとうございました。」
「いやいや、君には有益な情報を貰ったからね。」
そう言って獣王様は獰猛に笑った。
「フィーちゃん、シェテちゃんまたお話しましょうね。」
「はい! リミルちゃん約束ですよ!」
「またね、リミル。」
二人は、もう王女様と仲良くなっている。
「色々と世話になったな、レイ。ありがとよ。」
「収入も安定するでヤンスし、本当にありがたいでヤンス。」
「……………………。『ぺこり』」
「俺そこまでなんかやった覚えないんだけど。」
「ハッハッハ、まぁ、細かい事をきにするなよ。」
そういうもんか。
「それじゃあ、俺達はこれで。」
「うむ。いつでも来てくれてかまわない。歓迎するぞ。」
「リミルちゃん、さよなら~。」
「バイバイ、リミル。」
「さようなら~。」
さて、明日からは王都観光といきますか。
◇
「さぁ、王都を案内しますよ!」
「頼んだ。」
「お願いね。」
「それじゃあまずは、王都の名物料理“百獣炊き込みご飯”を食べに行きましょう。」
「どんな料理だよ。」
シェテに案内されて、名物料理が最も美味しい店に来た。
「“百獣炊き込みご飯”3つお願いします!」
「あいよ!」
出された“百獣炊き込みご飯”は、普通の炊き込みご飯のように見える。味はどうかなと、食べてみると。
「うんまー! これすげぇ美味いな!」
「美味しい。」
「う~ん、懐かしいこの味、やっぱり美味しいです!」
俺達は、名物料理“百獣炊き込みご飯”を食べ満足したので、再びシェテの案内で王都観光をすることにした。
「ここが、“闘技場”です。」
「へぇ、ここが。」
「すごい。」
“ブライル獣王国”で一番有名な場所に来た。
昔この“闘技場”で行われた大会で勝利した獣人が、獣王になっていたらしい。今は、王家の血が流れている者がなるらしい。そして、ここは今では、観光地とたまに、獣人達が強さを競うために闘技大会が行われるらしい。
「『第500回獣人闘技大会………』なんか、明日闘技大会があるらしいよ。」
「本当かフィー。」
「うん。」
「闘技大会ですか。」
シェテがなにか、考えこむ仕草をしているが、もしかして………………………
「シェテ出たいのか?」
「師匠、はい。出てみたいです。」
「そうか、なら、優勝してこい。」
「もちろんです! 出るからには優勝あるのみですから!」
「頑張って。」
「はい! がんばります!」
さぁて、シェテのヤツどのくらい、強くなっているかな?




