町と、冒険者ギルドと、ギルドカード。
七話目です。
スキルについてですが、メインキャラと、分かりにくいスキル以外は紹介しません。後主人公以外のスキルは、後書きに書きます。
「おぉ〜、ここが“ネービル”の町か〜。」
「そう。」
初めてこの世界の町を見たが、活気があっていいところだ。
「まずは、冒険者ギルドに行く。」
「おぅ!」
◇
「フィネアさん、お帰りなさい。依頼はどうでした?」
「失敗した。」
おそらく、あの馬車でのことだろう、護衛依頼だったのかな?
「フィネアさんが失敗したんですか?」
「嘘だろ!?」
「あの、フィネアさんが!?」
「まじか。」
おぉ、ほとんどの人が驚いてるな。フィーはかなり強いらしい。
「盗賊に襲われて、依頼人が逃げだして、魔物に食べられてた。」
「なるほど。」
そんなことがあったのか。だから一人だったんだな。
「じゃあ、依頼の破棄を行うので、《ギルドカード》を提出してください。」
「ん。」
《ギルドカード》ってなんだ?気になったので、覗いてみる。
■ ■
【名前】フィネア
【種族】人間
【年齢】16
【性別】女
【Lv】ー
【依頼】
“Cランク 護衛依頼”
■ ■
へぇ〜、簡易ステータスみたいなもんか。【性別】があるけど、そういやなんでステータスには【性別】がないんだ?まいっか。
「はい、これで大丈夫です。」
「ん、ありがと。」
「新しい依頼受けますか?」
「今日はもう休む。」
「分かりました。」
◇
「これからどうするの?」
「ん?“アレクル”を経由して、“アイン”に行くつもりだ。」
「“アレクル”。」
「おぅ。」
なぜそこなんだ?まいっか。しばらく思案した後。
「ついてく。」
「えっ。」
「行く。」
「いや、でも。」
「行く。」
「いや、しか「行く。」……はぁ、分かったよ。」
「ん。」
満足そうだ、まぁフィーがついて来ても困ることはない。
「とりあえず、今日はもう寝るか。」
「ん。」
「おやすみ。」
「おやすみ。」
そして、俺達はねむりについた。
設定 色々
鑑定スキルについて
【鑑定】
生物の場合、【名前】【種族】【年齢】【Lv】〈ノーマルスキル〉を見ることができる。(隠蔽された内容については看破できない。)
非生物の場合【名称】と備考を見ることができる。
【鑑定眼】
【鑑定】の能力に加え、〔HP〕〔MP〕〈エクストラスキル〉を見ることができる、またある程度の隠蔽された内容を看破できる。
【魔力刃:空間】について。
“魔法”でつくられた盾や、防御壁、【空間魔法】【結界魔法】でつくられた結界を無視して、斬撃を当てることができる。
【異名スキル】について。
善くも悪くも、偉業を起こした者、また、生まれつき持っている人がいる。
内容は自身の“ステータス値”や、“スキル”を強化する。そして、強力な“奥義”を使えるようになる。
フィネアの“奥義”について。
【舞イ散ル流浪ノ刃】自身の周囲に高速で斬撃を“置く”、最後の斬撃を置き終わった後、すべての斬撃が弾けて無数の刃が“舞い散る”広範囲技。