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合流その2と、敵

四十四話目です。

コユキ視点です。

■コユキ視点■




「やっと、抜け出せた。」


右も、左も、鳥 鳥 鳥 な、空間からやっとのおもいで抜け出せたコユキがたどりついたのは


「ここは……………森かな?」


どことなく暗く、嫌なかんじのする森だった。


「とにかく、他の皆を探さないと。」


皆を探そうとするコユキに近づくのは


「なるほど、ここはアンデットが出るんだ。」


ゾンビや、スケルトンが迫って来た。


「? 武器を持っていない?」


アンデット達は、何故か武器を持っていなかった。


「とにかく、倒さなきゃ【ホーリー・ベル】」


澄んだ鈴の音が周囲に響き、アンデット達が塵になる。


「よし! 行こう。」



































「レイく〜ん、フィーちゃ〜ん、シェテちゃ〜ん、皆どこ〜。」


皆の名前を呼びながら探すコユキ、すると


「………………ュ…………………。」


「ん? この声は。」


「コユキ〜。」


「やっぱり、フィーちゃ〜ん、こっちで〜す。」


ドドドドドと、走ってくるフィーその後ろには


「なんで、あんなにたくさんアンデット引き連れてるの?」


大量のアンデットがいた。


「コユキ! 助けて!」


さっと、コユキの後ろに隠れるフィー。


「分かりました。【聖者の息吹】!!!」


直後放たれた、空色の波動があたったアンデットが、塵に変わる。


「もう大丈夫ですよ。」


「うん、ありがとう。」









































「なかなか、見つかりませんね。」


「本当。」


アンデット達が住み着く森を進む、フィーと、コユキ、まだ皆を見つけられないようだ。


「………………アンデットが少なくなった?」


「え? どういうこと。」


「さっきまで、少し歩いたら出てきてたんですけど、全然出てこなくなりました。」


「彼らじゃ、あなた達を捕まえられそうにありませんからね。」


「「ッ!?」」


振り向くと、黒いスーツに、黒いシルクハット、無地の白い仮面を着け、ステッキを持った人物がいた。


「誰!」


瞬時に剣を抜き構えるフィー。コユキも、いつでも魔法が使えるように構えた。


「フフフ、ワタシは“ふぁんとむ”と申します。」


「………………ふぁんとむ。」


「えぇ。べへお嬢様護衛部隊、“カゲ”担当です。」


その存在感は、まさに強者という感じだった。


「コユキ! レイ達を探して!」


「フィーちゃんは?」


「私は、こいつを倒す。」


ふぁんとむと名乗った男を見据え、“倒す”と宣言するフィー。


「分かりました。頑張って下さい。」


「うん、任せて。」


コユキは、フィーの言葉を信じ走り出す。


「アハハハ、アナタがワタシを倒す? 面白い冗談ですね。」


「冗談じゃない。」


「ククク、では教えてあげましょう。アナタでは、ワタシを倒せないと。」


漆黒の球体を周囲に浮かべ語る、ふぁんとむ。


「倒す。」


そして、対峙するフィー、二人の戦いが始まろうとしていた。

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