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これから。

四十話目です。

「ここに何故、コーヒー牛乳があるのかなど!」


「どうでもいい!」


「風呂上がりにコーヒー牛乳があったら!」


「飲めばいい!」


「「それが常識!」」


マコトと一緒にはっちゃけながら、売店で売っていたコーヒー牛乳を飲む。


「私は普通が一番です!」


「フルーツ牛乳美味しい。」


シェテは普通の牛乳、フィーはフルーツ牛乳を気に入ったようだ。


「ん〜、ボクは微妙だなコレ。」


「私もニガテです。」


ネアと、コユキはあまり好きではないらしい。


「それにしても、友よ!」


「ん? どうかしたか? マコト。」


「風呂上がりの浴衣を着た少女とは、むふっ。いいものだな。」


「そんな事言ってると、また、オシオキされるぞ。」


「これぐらい、いいじゃないか。」


「はぁ、俺ちょっと風に当たってくる。」




















「レイ。」


「どうした? フィー。」


夜風に当たっていると、フィーが着た。


「これからどうするの?」


「ん? そうだな〜。」


「………………もとの世界に……………帰る?」


身体を取り戻した後、俺の事について色々と、フィーとシェテに話した。シェテは無邪気に「師匠のいた世界…………行ってみたいです!」とか言っていたが、フィーは何か考えていたようだった。それがこの事かな?


「マコト達の話では、帰れないらしい。」


「………………………………。」


「だが。以前、神と話した事があるんだけど、神が言うには、帰れなくはないらしい。…………………難しいらしいが。」


「………………………………。」


「まぁ、まだ色々やりたい事や、気になる事があるから、それがすんだら帰る方法を探してみる。」


シェテの過去の事とか、魔王の事とか。


「やっぱり帰るの?」


「いや、帰らないよ。」


「…………え?」


「フィーとシェテを置いて帰れない、最高の仲間だからな。」


「仲間………………。」


「うん。 それに、帰る方法といっても、一方的に帰るんじゃなくて、行き来できる方法を探すよ。」


「その方法がなかったら?」


「そしたら、この世界にいるしかないな、だからその時はよろしくな。」


「うん! 分かった。」


ニッコリ微笑むフィーに、俺も微笑みかえした。

月明かりの下これからの事に思いをはせた。

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