温泉へ向けて“晴れのち桜吹雪、所により【ネア】”
三十七話目です。
温泉へ向けて旅をしている、俺達、だが一つ気になる事が。
「なんで、お前もいるんだよ? 真。」
「たまたま、俺の温泉に行くためのルートが、お前らと被っただけだって。」
「とか言いつつ、温泉ある場所知らないんだろ。」
「な、何の事か、俺にはさっぱり。」
やっぱり図星か。
「平和ですね〜。」
「そうだね。」
「えぇ、とっても平和です。」
まぁ、こういう時にかぎってなんか、あるんだよな。
「なんだ急に? 花びら?」
「桜ですかね?」
「桜吹雪?」
「この後、突然笑い声がする。」
「「「「え?」」」」
『ハーハッハッハ、ハーハッハッハ、ハーハッハッハ。』
「わー本当です! すごいですね師匠!」
「途中で、咳き込む。」
『ハーハッハッハ、ハーハッハ げほっ!ゴホゴホゴホ!』
「また当たった。」
『そこなる、温泉へ向かうご一行!』
「セリフの最後のほうで、くしゃみをする。」
『ボクこそは、世紀の大は、はっくし!』
「どうして分かるんですか!?」
『ゴホン、世紀の大発明者!』
『“ネイリア・クレイトン”で、あーる!』
「「ネアちゃん!」」
「フィーちゃん、シェテちゃんおっひさー。」
白衣に丸眼鏡の少女、ネアの登場だ。
「で、何しに来たんだ?」
「ボクも、温泉連れてってー。」
そのためにわざわざこんな事やったのか。
「行っきましょ〜。」
「行こ〜。」
「え〜と………………。」
「おや? こちらははじめましてだねっ! ボクの事はネアちゃんって呼んでね!」
「はい! ネアちゃん、私はコユキといいます。」
「コユキちゃんだね! よろしく!」
「俺は、真だよ! ネアちゃん。」
「「「「「……………………………。」」」」」
「総スルー!? 皆ひどい!」
「「「「「何時もの事。」」」」」
「なんでや!? ってか、ネアちゃんは初めてだよね!?」
「あははー、面白いね!」
「もう、好きにして!」
「「「「「じゃあ、帰って。」」」」」
「ひどっ! 帰らないよ。」
「「「「「え〜。」」」」」
「なんなの! 俺が何かしたの!?」
「「「「「? 何もしてないよ?」」」」」
「じゃあ、なんで!?」
「「「「「面白いから!」」」」」
「アー、ソウデスカ。」
どうしたんだ、急に涙流して?
そんなこんなで、温泉へ向かって行く、レイ一行であった。




