次の目的地は?
三十六話目です。
「あの野郎! やっぱりすぐ殺すんじゃなくて、地獄を見せればよかったぁぁぁぁぁぁ!!!」
どうも、絶賛キレまくり中のレイです。
「なんで、英雄なんて呼ばれてんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
エルフの里と、ネーベル王国で俺は英雄扱いらしい。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
羞恥に身悶えてます。
「師匠! しっかり!」
「レイ、大丈夫?」
「…………うん、もう大丈夫。」
英雄なんて柄じゃないわ、やるんなら、バレないようにやれっての、隠密こそジャスティス。
「柳くん、ちょっといいですか?」
「ん? 何、深山さん。」
「フィーちゃん、シェテちゃんは、名前呼びなのに、どうして私は名字呼びなんです?」
「え? いや、え?」
深山さんは、何故かすぐにフィーと、シェテと仲良くなっていた。なんか、「恋のライバル」とかなんとか聞こえたが、何の事だろう。
「そーです、師匠! ちゃんと名前で呼ばなきゃ!」
「うん、名前で呼ばなきゃ駄目!」
「…………はぁ、分かったよ、コユキ。これでいい?」
「はい! 私も、レイくんって呼びますね。」
えへへ、と嬉しそうにしている、名前で呼び合うことがそんなに嬉しいのか? 分からん。
「私達は、どうしようか? アネル。」
「むぅ、そうだな……………。」
「私は、里に戻ることにする、一度気持ちを整理したいんだ。」
「そうか………………、私も“乙女騎士団”の団長に戻ることにしよう。」
「私も、ネーベルに戻りますね。」
「三人共、元気でね!」
「コユキもね、エルフの里に来るなら歓迎するわ。」
「私もだ、いつでも来るといい。」
「私も、いつでもお待ちしております。」
「うん、またね。」
◇
「で、私達はどうしましょう?」
「そうだな、そろそろ休息をとりたいな、どこかゆっくり出来る場所はないかな?」
「ゆっくり出来る場所ですか?」
「レイ、いい所がある。」
「いい所?」
「うん、温泉。」
「「「温泉!」」」
コユキも、反応したな。
「アレクルに、温泉で有名な町がある。」
「行くか!」
「はい!」
「私も、行っていいですか?」
「「「いいとも〜。」」」
「俺も行く〜。」
突然来た真が、そんな事言ったので。
「「「いや、結構です。」」」
「なんでや!? ………………ふ、いいぜ俺は俺で、勝手に行かせてもらうぜ。」
「「「どうぞ、どうぞ。」」」
「皆ひどい!」
いつもの事だと思うんだが。
しばらく、ほのぼのが続きます。




