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夢の中で…

四話目です。

主人公が、幽霊になった経緯がわかります。

「どこだここ?」


寝たはずなのに、何故か真っ白な空間にいた。


「あ、まさか本当に死んだ?」


「いや、違うのぉ。」


なに、誰だいったい。そう思って、声をした方を向くと、白髪金眼の幼女がいた。


「………。」


「わしは、神じゃ!!」


「今時、のじゃロリ神様なんて、使い古されてるぞ。」


「神と聞いて第一声がそれ!?大きなお世話じゃ!というか、もっと驚くとか色々あるじゃろ!わしだって、好きでこんな格好してないわ!!」


ゼェハァ、と息を吐く神に一言。


「忙しいヤツだな。」


「御主のせいじゃろ!!というか、妙に冷静じゃな。」


「異世界ものでは、よくあるからな。で要件はなんだ?」


「話が早くて助かるのぉ。御主が、幽霊になったことについてじゃ。」


そう聞いた瞬間、俺は、神の額に正拳突きをかました。ゴロゴロと転がって止まると。


「な、なにをするんじゃ。」


「いや、あんたのせいで、幽霊になったのかと思ってついな、許してくれ。」


「とりあえず、話を聞くんじゃ。」


「分かった。」





神の話をまとめると。俺達は“勇者召喚”によって、異世界に呼ばれたらしい。んで、その時に、ちょっとした不具合があったらしく、俺だけが

“肉体”と、“魂”に別れてしまったらしい、結果俺は幽霊になったと。


「幽霊になった経緯は分かった、それで俺の肉体は何処にあるんだ?」


「うむ、御主の肉体は“勇者召喚”されたから、今は“アイン王国”にあるはずじゃが、無事かどうかは分からんぞ。」


「まぁ、大丈夫だろ。」


真か、深山あたりが、保管してくれていると思う。


「ところで、俺が今いる場所ってどこなんだ。」


「御主が今いるのは、“ベルネ”という小国の、国境ぞいにある森じゃな。“アレクル”という、大国を経由していけば“アイン”につけるじゃろ。」


「分かった、ありがとな。あ、あと。」


「ん?」


だんだんと、薄くなっていく空間を見ながら神に一言。


「その容姿で、語尾を老人口調にするのは、止めといたほうがいいと思う。一部の人しか喜ばないぞ。」


「大きなお世話じゃーーーーー!!!!」


そして、夢が覚めた。



突然人物紹介その1


“柳 霊" (レイ・ヤナギ)


備考:主人公。異世界で幽霊になったが、なんとかやっていけてる。前の世界では、けっこうモテていたが、本人は全く気付いていない。

家は旧家で家族構成は、祖父母、両親に、弟と、妹が一人ずつ。先祖代々、柳家特有の武術である、“柳流舞闘術”を教えている家。主人公は、師範代クラス。この後の話でさらに色々と分かってくる。

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