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暗躍

二十八話目です。

レイ視点と言っていたな、あれはほんの少し嘘だ!最初はフィーの妹の、リディア視点です。

「あれ、あなたは確か?」


お部屋に戻ると、昼間お姉様と一緒にいた、男の人がいました、どこから入られたのでしょう?


「よぉ、やっぱり俺のことが見えるのか。」


? どういうことでしょう?


「あの、“見える”とは、どういうことでしょう?」


「あぁ、それについてはそのうち分かる。」


ますます分かりません。


「それより、お妃様はどうしてるんだ?」


何故そんなことを聞くんでしょう?まぁ、お姉様が一緒にいましたし、話ても大丈夫でしょう。


「お母様なら、今ご病気でして、私もどこにいるか分からないんです。」


「病気か…………なるほど“そういうこと”になってるんだな。」


「あの、“そういうこと”とはいったい。」


「俺は今から、お妃様の所に行く、ついてくれば、分かるんじゃないか?」


そう言うと“扉をすり抜けて”行ってしまいました。もしかして幽霊?少し怖いですが、気になりますので、ついていきます。





■レイ視点■





さてさて、早速お妃様の居場所を探りますか。


「何処にいるか分かるんですか?」


フィーの妹ちゃんにそう聞かれたので、正直に。


「知らん!」


「じゃあ、どうするんですか。」


「分からなかったら、“視”ればいい。」


「“視”る?」


「リディア様どうかしましたか?」


「あ、いえなん「ちょうどいい。」でも、え?」


「【憑依】」


ふむふむ、何も知らないと。


「【憑依】解除っと。」


「なにをしたんですか?」


「記憶を“視”た。」


「え!?そんなことができるんですか!?」


「まぁね。」










「さて、やっと居場所が分かったな。」


「何処なんですか?」


「“魔封じの塔”って所にいるらしい。」


「“魔封じの塔”ならこちらです。」









「ここが、“魔封じの塔”です。」


「そういえば、なんで“魔封じの塔”なんて、名前なんだ?」


「ここでは、“魔力”が使えないんです。」


「なるほど、【魔法】や、【魔力刃】、【魔力纏】なんかが、使えないんだな。」


「はい、そうなんです。」


「…………………もしかして、お妃様って、魔法の達人だったりする?」


「はい、よく分かりましたね。」


「まぁ、こんな所に閉じこめる必要があるんだ。魔法の達人の可能性が高いと思ってな。」


「すごいですね。」


「まっ、とりあえず入りますか。」



「おや?王女様どうかされましたか?」


ここは、目的を黙ってなんとか侵入を……………


「ここに、お母様が閉じこめられていると、聞いてきました!いますぐ解放してください!」


言っちゃったよ、どうしよ。


「な!?おい、どうする?」


「こいつも、捕まえちまおう。」


「そうだな。」


「あわわ、どうしましょう。」


「はぁ、ったく〔インドラ〕」


「「ぐぁぁぁ!!!」」


「すごいです!でも、ここでは魔法は使えないハズじゃ?」


「魔法じゃないからな。それより、早くお妃様を助け出そう。」


「はい!」







「ここだな、ほいっと。」


『ボンッ!』


「何?」


「お母様!」


「リディア!助けに来てくれたの?」


「はい!」


「それで、彼は?」


「あぁ、俺はフィー………フィネアと一緒に旅してた者です。」


「へぇ〜、あの娘、幽霊と一緒に旅してたのね。」


「分かるんですか?」


「えぇ、他の幽霊も見たことがありますからね。…………それより、フィネアを助けに行かなければなりませんね。」


「そうですね、とりあえず俺が知っている情報を話ます。」








「…………と、いうことです。」


「ガーネル様が!?なんで。」


「事情は分かりました、早く助けに行きましょう。」


『ガァァァァァァァァァ!!!』


「ッツ!?この声は?」


「マズイな、………………すみません、俺の仲間がピンチのようなので、向かいます。これにて失礼!」


そう言って壁をすり抜け、シェテのもとに向かう。


「待ってろよ、フィー、シェテ。」



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