VS黒竜
二十一話目です。
「こいつは。」
「【黒竜】。」
「凄く強いのが出ましたね。」
10階層のボスは【黒竜】だった。
「行くぞ!〔雷神の槍〕〔風神の剣〕!!!」
「【天輪】【シャインバースト】【サン・シャインレーザー】!!!」
「GUROOOOOOOOOOO!!!!」
“光属性”が効いてるな。
「フィー“光属性”で攻めろ。シェテは“闇属性”は効かないから、“氷属性”を使え!」
「ん!分かった。」
「はい!師匠。」
ここで、【黒竜】を鑑定しておこう。
■ ■
【名前】無し
【種族】竜(黒竜)
【年齢】不明
【Lv】350
HP 9800/9999
MP 9999/9999
STR 9500
VIT 8600
INT 8000
MND 7500
SPD 5000
DEX 2000
LUK 200
ノーマルスキル
【物理攻撃耐性】【魔法攻撃耐性】
【状態異常耐性】
種族スキル
【竜魔法:闇】【竜魔法:雷】【竜魔法:風】
【竜圧】【重力軽減】
■ ■
さすが、【黒竜】強いな。
『GROOOOOOOO!!!!!』
「くっ。」
「うっ。」
叫んだだけで二人の動きを止めた!?【竜圧】ってやつか?なら。
「〔風神の竜巻〕!!!」
【黒竜】の下から竜巻を発生させ【黒竜】の動きを止める。その間に二人が立ち上がる。
「ありがと。【天ノ鉄槌】!!!」
フィーの最上級光魔法が決まる。
「私もいきます!【魔拳:爆裂】!!!」
シェテの拳の一撃が【黒竜】の脇腹に当たり、拳に込められていた魔力が爆発する。
『GAAAAAAAA!!!』
【黒竜】が“漆黒の雷”をいくつも放ってくる。二人共避けきれず、何度かくらってしまう。
「【ライトヒール】」
「ありがとうございます!フィーさん。【鉄拳:氷結】!!!」
着実に少しずつ【黒竜】にダメージを与えていく。だがここで【黒竜】が口を開き【ブレス】を放ってきた。
「うぉっ!?」
「ぐっ!?」
「がっ!?」
避けきれず、【ブレス】が、かすってしまった。
「二人共大丈夫か?」
「ん。【ライトヒール】」
「はい。師匠なんとか。」
飛び上がる【黒竜】警戒しているようなので、発動に時間のかかる〔風神の竜巻〕は意味がない。
「せめて、落とせればなぁ。」
「私が目を潰すから、その間に二人は翼をなんとかして。」
「分かりました。私は左側を。」
「じゃ、俺は右側を落とす。」
作戦が決まったので、早速始める。
「行くぞ!」
「ん!」
「はい!」