迷宮都市にて
十三話目です。
やっと迷宮都市に着いた、って感じがしますが、まだ二十話もいってない、という。
迷宮都市編は十話は書きたい。
「活気があっていいですね〜。」
「本当だな。」
今まで行ったことのある、どの町より活気がある。
「とりあえず、宿に行く。」
「はい!」
「おう!」
◇
「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
「三人です!」
「? 三人?」
いや、俺見えないんだから二人だろ、シェテ。
「ごめん間違えた、二人。」
ナイスだ、フィー。
「はい。二名様ですね。お部屋にご案内します。」
◇
「さて、これからどうする?」
「今日は買い物を済ませて、明日迷宮に行く。」
「どこからいくんですか?」
この迷宮都市にある三つの迷宮は、下級迷宮二つと、上級迷宮一つに別れている。下級迷宮は、アンデットだらけの、【墓場迷宮】と、色々な種類の階層がある【魔幻迷宮】。上級迷宮は“覇竜”がダンジョンマスターをやっている【覇竜迷宮】
この三つが、迷宮都市と呼ばれる所以になっている。ちなみに、下級迷宮の二つはダンジョンマスターが倒されたことが何度かあるらしいが、【覇竜迷宮】のダンジョンマスターは、倒されたことがなく。階層は100階層を超えているらしい。
「まずは、【魔幻迷宮】を攻略する。その後【覇竜迷宮】の適正Lv……70Lvになったら【覇竜迷宮】に挑戦する。めざせ、100Lv超え!」
「はい!がんばりましょう!」
「大変そうだな。」
「それじゃ、買い物行ってくる。」
「私も行って来ます!」
「おぅ!行ってらっしゃい。」
◇
「ここが【魔幻迷宮】か。」
洞窟にしか見えん。中は空間が歪んでいて、入るたびに内装が変わるらしく、同じ空間にいる人は少ないらしい。
「それじゃ、行くか。」
「ん!」
「はい!」
さぁ、“迷宮”攻略だ!
【迷宮】
迷宮またの名を【ダンジョン】
階層内は迷路になっていたり、ジャングルになっていたり、先の階層に進むための階段がどこかにある。10階層ごとに【フロアマスター】というモンスターがおり、倒さないと先に進めない、倒した次の階層には、一階層入り口にもどれる【ワープホール】がある。最後の階層には【ダンジョンマスター】がおり、倒すことで攻略の証として、自身にあった【宝具】をさずけられる。下級より、上級の【宝具】のほうが性能が上だが、【ダンジョンマスター】が倒された上級迷宮はない。