表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
110/112

男四人逃走劇⑥ 【宝石獣】捜索(ベル&アルタ)

九十八話目です。




さて、ここでレイ達が探しているアレ(・・)について、説明しよう。

事の発端は、ある日レイ達四人がふと思った事。



「「「「なんか、プレゼントでもするか。」」」」



思い立ったが吉日。四人は各自の奥さんにバレないように、いいプレゼントがないか、探した。

そして、【宝石獣】という生物がいることを知る。



【宝石獣】

多種多様な獣の姿。色とりどりの身体の色。そして、身体中に付いている宝石。一日に一つ宝石を付けるのだ、その宝石達は普通のモノより美しい。特に額に付いた生涯一度しか付けない宝石は、世界一美しいと言われている。



そして、レイ達が求めているのは、額の宝石。しかも、ただの【宝石獣】ではなく、“王”。

“王”といっても一匹ではなく複数いる。だが、“王”は普通の【宝石獣】より強く、逃げ足も速いので、普通の人では姿を見る事も出来ない。普通ならば














■ベル視点■













「『天麗真珠』見つけたが、“王”じゃねぇな。」



アルフェリアに合うのは、天の海で生まれたと言われる『天麗真珠』。だが、普通では面白くないので、【宝石獣】の王を狙う。



「この辺に普通のヤツらがたくさんいるって事は、近くにいるハズだよな。」



木の上から一匹、一匹確認し、王を特定する。王の美しさは素人でも分かるらしいからな、見ていれば、直ぐに見つかるだろう。



「そう思ってたんだが」



思った以上に見つからない。というより、



「こいつら、本物か?」



びっくりするほど、生気が感じられない。もしかしたらと思い、目を閉じて意識を集中させる。



「成る程。そこか!」



気配を感じ取った場所に、蹴りを入れる。直撃した感触とともに、ナニかに吹き飛ばされる。



「うおっ! っと。へぇ~、世界一美しいね。」



現れたのは、白く光輝く白馬だった。そして、その額には、時折空色の光を放つ純白の真珠があった。



「さぁ~て、その額の真珠貰うぞ。」



ゆっくりと近づいて行くが、歩いても、歩いても、白馬にはたどり着かない。



「そうとう強力な幻術だな。」



目を開けていては、幻術に簡単にかかってしまうので、目を閉じて白馬を追う。



「ふっ!」


「ほっ!」


「よっ!」



気配を感じる場所に向けて、何度も蹴りを当てていく。今回は【怠惰】の力を使っていく。

蹴りを当てる度に、白馬の動きが鈍くなり、そして、止まった。



「それじゃ、貰うぞ。」



手袋をはめて、額の真珠を取り出す。



「それで、コレを……」



ポケットから取り出した、小さな箱を開けて、中にある指輪の宝石を付ける部分に『天麗真珠』を付ける。



「よっし! 完成だな。」



これで、アルフェリアへのプレゼントは、完成だな。後は他の連中だが



「ま、大丈夫だろ。」



そして俺は、出口へと向かった。














■アルタ視点■













「え~と、俺が探すのは『星の雫』だな。」



群青色のサファイアに、白や赤、黄色の宝石が、まるで星を散りばめたように見えるという。



「普通のはウヨウヨいるんだけどな~。」



そう、普通のヤツらは沢山いるんだけど、王はいない。まぁ、一筋縄で見つかるとは思ってないけど。



「ん? うおっと!」



周りをキョロキョロ見ていたら、後ろから風の刃が飛んできたので、避ける。飛んできた方を見ると、黒に近い青色をした鷹がいて、その額には『星の雫』が光輝いていた。



「まさか、向こうからやってくるとは。」



鷹は一声鳴くと、水や氷の弾丸を飛ばしてきた。



「銃撃戦ってか?」



応戦するように、両手の銃から次々と、弾丸を放っていく。



「MP回復してね?」



まるで無限に撃てるかのように、魔法の弾丸を放っていく。



「黒の“増殖”がなかったら、完全に負けてるな。」



ユニークスキル【白夜之双銃】により生み出された、黒の特殊能力は“増殖”。撃ちだした弾丸を空中で増やす能力だ。白の特殊能力は“消失”。撃ちだした弾丸が知覚されなくなる能力だ。



「お! MP切れだな。俺も弾丸切れたけど。」



弾丸が復活するのに、十分程かかるんだよな。

すると、鷹が一声鳴いて魔力を収束し始める。どうやら、MP切れじゃないみたいです。俺の負けか………普通なら。



「【リリース・バレット】」



俺の言葉とともに、空中にいくつもの弾丸が現れる。【魔弾ノ射手】の2つ目の奥義を使う。そして、現れた弾丸の全てが、鷹に直撃した。



「まぁ、全部睡眠弾なんだけど。」



眠っている鷹の額から、『星の雫』を取り出し、持っていた指輪の宝石を嵌める台座に、嵌め込む。



「よっし! 完了。」



これで、俺のアリウェルに上げるプレゼントは、回収出来た。後は他の連中が手に入れるのを祈るだけだ。俺は出口に向かいながら、そう思った。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ