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四の異世界英雄譚(旧:四人の悪人)  作者: サンソン
トレイズ編 第1章 「戦場は無くならない」
31/107

戦場と裏切り

別視点始まりです!

今回もよろしくお願いします!

1991年 アフリカ大陸 ルワンダとウガンダの国境隣接地点近くのある村


ここで、フツ系の政府軍とルワンダ愛国戦線との間で武力衝突が起こっていた。後に「ルワンダ紛争」と呼ばれる紛争である。

国境隣接地点近くのある村で戦闘が行われていた。土作りの家や木造の家が数軒あり、周りは森という小さな村だった。そこに政府軍と政府軍の雇ったPMC(民間軍事会社)が一時的に駐留していた事を、愛国戦線の兵士が知らずに訪れた事で村は一瞬で戦場と化した。

逃げ遅れた村人達は直ぐに流れ弾で数を減らして行き、死体だけが増えて行く。


「トレイズ!どうする?奴等の方が数が多い!撤退した方がいいんじゃねえか!?」


建物に隠れながら銃を撃っていたトレイズと呼ばれた黒人の男性は、リロードしながら答える。


「今逃げたら報酬は無いぞ!マックス、娘を大学に行かせるんだろ?ここを凌げば、1万ドルは固いぞ!」

「そうは言っても死んだら意味ねえぞ!?隊長がお前じゃなかったらとっくに逃げてんのによお...。」


マックスと呼ばれた黒人男性は諦めた様な表情で一瞬壁から出て銃を撃つ。放たれた銃弾はこちらに向けて銃を撃っていた迷彩服の男性の頭に命中し、絶命させる。


「~♪いいぞマックス!だが、何か変だな。」

「何がだ?」

「少し静かなんだよ。政府軍はまだいるのか?」


村はあちこちで発砲音や爆発が聞こえていた。マックスは言われて初めて気付いた。自分達の周囲には、先程から同じ会社の仲間しか見当たらないのだ。

まさか?と考えている所に、アジア系の顔立ちをした男性が滑り込んで来る。


「どうしたニケ!」

「ハァ...ハァ...!クソッ、政府軍の奴等撤退してやがるぞ!もう俺達しかいない!ノルドも殺られた!」


ニケと呼ばれた男性は息を上げながら最も恐れていた事実を告げる。


「トレイズ、マックス!逃げるぞ!もうじき此処に砲撃がーーーーー」


ニケがその言葉を最後まで言う事は出来なかった。隠れていた建物の壁ごと吹き飛ばされたからだ。ニケの上半身は無くなっていた。即死だった。


「ゴホッゴホッ!ニ、ニケッ!」

「クソッ!撤退だ!」


撤退を指示しようしたトレイズの耳に、ヒュウウウと何かが近付く音が聞こえて来る。

この音は何回も聞いた事がある、間違いない。大型の砲弾が落ちて来る。撤退した政府軍が俺達ごと敵を消そうと、勝手に砲撃要請をしたのだ。

そう悟った瞬間、トレイズの足元に魔法陣が浮かび上がり世界がスローモーションになる。砲弾が落ちて来るのが見え、反射的に、隣りにいたマックスに手を伸ばす。マックスがそれを掴もうとした所で意識が途切れる。



上手く書けるか不安ですがやって行きます!

安曇君見せ場少なかったナ...

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