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四の異世界英雄譚(旧:四人の悪人)  作者: サンソン
安曇清英編 第1章「魔王国にて」
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不思議!地下世界!

かなり短くなりましたすいません...

明日挙げる物は長くなるかも?です!

夏休みが明けると不定期更新になりますが何卒m(_ _)m

俺とアスィは森の中の大木にもたれて休憩を取っていた。休憩と言っても安全な場所ではないのが辛い。俺は手早く携帯食料を食べ、今後の事を相談するべく話を切り出す。


「なあ、アスィ。」

「はひ?(なに?)」

「この子ったら全く...。食べ終わってからで良いよ。」


一応王族暮らしだったのに、この子順応早すぎ無いかな...。お兄さん少し心配だよ...。


「んぐっ。ふう。で、何?」

「ああ。今後の事を考えると、渡された携帯食料と水だけじゃ心許ないと思ってね。だから、この森で食料になる物を出来るだけ集めておきたいと考えているんだ。」

「それはそうね。分かったわ!でもどうするの?」

「まずは水かな。恐らくだけど、水源もあるにはあると思うんだ。だけど、水場には水を求めて来る魔物もいるし、そこに棲む魔物もいるかもしれない。魔物がいたら試してみたい事もあるんだ。」

「試してみたい事って?」

「ふふふ...燻製作りとダイナマイト電流漁法さ!」

「くんせい?だいなまいとって何?今のセイエイ、武器を見ている時のお父様みたいな目をしてるわ。」

「ご、ごめんごめん。でも魔王様と一緒はちょっと、いや相当嫌かな。」


アレと一緒にされてたまるか。


「燻製ってのは、簡単に言えば香りを付けた干し肉だよ。ダイナマイトはまあ、名前が単純に好きなだけ。ようは川とかの中で爆発を起こして魚を気絶させて捕ったり、電流を流して感電させて捕る方法だよ。」

「何で水の中で爆発があったら気絶するの?」

「それはやりながら説明するよ。さあ、水源目指して行こうか。後、出来れば香草を探しながら行こう。」

「分かったわ。水源の場所は大体見当が付いているわ!こっちよ!」

「だからもう少しゆっくりね...?」


若干諦めつつも、俺は走るアスィを小走りで追い掛ける。


それから三十分程歩いただろうか。俺は、二度とアスィに道案内はさせないと決めた。この娘よく方向音痴であの広い魔王城をうろつけたな...


少し開けた場所に、 湖サイズの水場があった。小さい池ぐらいのがあれば、と考えていたけどこんなに大きいとは思わなかったな...。まだ二階層じゃないの?ここ。ここに来るまでに、柚子胡椒に似たピリッとした香りの香草を見つけられたし深く考えない事にした。

水場にはやはり魔物がいた。アスィと一緒に草陰から偵察する。

まず最初に確認出来たのはハーピィと呼ばれるものだ。初めて見るので信じられないが、デカいカラスの体に人間の女性の顔なのだ。あんなモノが飛んで、しかも歌で敵を混乱させ群れで襲うと言うのだから恐ろしい。因みに、何故アスィが『ハーピィ』という名前が分かるのか聞いた所、


「そんなの、お伽噺や図鑑に載ってるわよ?アスカントの仲間の一人が名付けたって言われてるわ。」


と返された。なかなか興味深い。しかし今は頭の隅に置き、水場の偵察に集中する。

次に、牛にトリケラトプスの角が付き、モーニングスター(ここでは鉄球にトゲの付いた武器の事)のような尻尾を持つ、ロッククラッシャーだ。大層な名前だが本当に岩を突進で砕くらしい。そんな事より紛い物とは言え、牛肉である。この戦い、負けられない。

次は...と見た所で俺の目は信じられないものを捉える。そこにいたのは...


「そこに隠れている者よ、姿を見せるが良い。悪い様にはせぬ。」


言葉を発する白い竜だった。

ドラゴンです。ロマン。


次回、グルメ回(仮)


はよ森抜けろという方います...よね?


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