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バカ真面目な私は絶対に男に引っかからないと想っていたのに、、、。

作者: 七瀬





”バカ真面目な私は絶対に男に引っかからないと想っていたのに、、、。“




・・・私は38年間、男性ひととお付き合いをした事がない。

今までずっと勉強しかしてこなかった私は、男性ひとに凄く疎いのだ!

親からは、”いい学校に入って、いい会社に入りなさい“ とずっと言われ

続けてきた。

だから勉強は凄く出来るのだけど? ”人間関係は凄く不得意なのだ。“

女友達でさえ数人しか仲が良い子は居ない。

それでも本当に仲が良いから、何年経っても仲良くさせてもらっている。




ただそんな少ない女友達も次々と結婚していった。

気が付けば? ”私だけが取り残されてしまう!“



『“あのさ~未空! 結婚はハードルが高いからまあ、横にそれは置いといて!

せめて好きな男性ひとと付き合うぐらいはもうした方がいいんじゃ

ないかな?”』

『・・・それは、分かってるんだけど、付き合い方がよく分からないし、』

『“マッチングアプリとかは?”』

『こういうので相手見つけるのが怖いのよ!』

『まあ、変なのも居るしね!』

『“遊ばれて捨てられるのがオチか。”』

『・・・・・・』

『“未空にはやっぱり真面目な男が良いと思う!”』

『ワタシもそう思うわ~!』

『・・・ううん、』

『じゃあ、ワタシが紹介してあげようか?』

『えぇ!? いいの?』

『いいよ、変な男は絶対に紹介しなから、大丈夫だよ!』

『うん!』






・・・こうして私は仲が良い女友達に男性ひとを紹介してもらう

事になった!

確かに、”第一印象は凄くステキな男性ひとだと私も思う。“




『おーい、未空! ココ!』

『ごめん、遅かった?』

『ううん、時間ピッタリだよ!』

『”鮫島ヨウマです!“』

『栗川未空です。』

『もぉ~硬い話はよして! まあ~後は二人で仲良くね!』

『えぇ!? ちょ、ちょっと待って!』

『“後はふたりでごゆっくり~”』

『・・・・・・』

『こ、困りますよね、急にふたりにされても、、、。』

『俺は別に気になりませんよ、どうせ二人になる訳だし、、、!』

『・・・そ、そうなんですか?』

『“外は暑いし、何処か? カフェにでも入りましょうか?”』

『・・・あぁ、はい、』





彼は初めて会った私にも気さくに話しかけてくれた。

こんなに男性ひととふたりで会話する事が楽しいなんて想っても

みなかった私は、どうでもいい事まで彼に何でも話した。

彼もそんな私に安心したのか? 今度はふたりでカラオケに行く事に!



『未空ちゃんは、よくカラオケとか行くの?』

『まあ、七菜香とかとよく行くかな。』

『ふーん、俺も今度混ぜてよ!』

『いいよ! 今度、カラオケに行く時はヨウマ君も誘うね!』

『うん!』






 *






・・・こうして無事に私と彼は付き合う事が出来たのだが、

まさか? 付き合って彼の本性を知る事になるなんてね。

凄くガッカリしたのともう男性ひととは付き合いたくないと想ってしまう!

彼は私と付き合う前から他の女性ひとと既に付き合っていた。

それと? 遊び友達として彼女でもない女の子も数人いたらしい。



それだけじゃなく! ”私は彼にお金も貸していた!“

彼は私に、”何時何時まで返すと言うのに、一度もお金を返してくれた

事がなかった!“

既に私は彼に10万円も貸している。

きっとこのお金は二度と返って来ないのだろう。

何故なら? ”私は彼と別れてしまったからだ!“

彼に他に女の影が見えた瞬間、彼とは直ぐに別れてしまった。

”バカ真面目な私は絶対に男に引っかからないと想っていたのに、、、。“

こんな形で男に引っかかるなんて、涙もでないわ!

ただ、彼を紹介してくれた女友達は何も悪くない!

彼女も、”彼の本性は知らなかったからだ。“

だから私は友達には、”すれ違いで別れた“とだけ言う!

今度は私が自分で好きになった男性ひとを見つけようと思う。

これも全て、”勉強“なのだ!

次こそは、きっとステキな男性ひとを見つけると心に私は決めて

今度はマッチングアプリで彼を見つける事にしたわ!



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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