表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/35

未知との遭遇

 俺の周りでは牛の鳴き声が聞こえ、元居た現実世界とあまり変わらない雰囲気だった。


 もし、ここが現実世界であったなら夢と疑うか転生担当の天使とその上司であろう神に騙したなこの野郎と言ってやる。


「さて、どうしたものか。まずはこの牧場の経営主に会わないとな」


 俺は腰に手を当て、眉を細めてあたりを見渡した。


 すると、人間で言うところの女性と思われる知的生命体の高い声が聞こえた。


「あのー! 大丈夫ですかー」


 そちらを振り返ると杖を持って駆け寄ってくのが見えた。彼女が足を駆ける度に青い髪の毛が揺れて、緑の中に川が流れるような優美さがあった。


 彼女はかなりのスピードで走ってきたにも関わらず息1つ切らしていない。目の前に立った時、俺はここが異世界であることを確信した。


赤色の瞳を揺らしてこちらを見つめる彼女には一般的に人間又はホモサピエンスと呼ばれる生物よりも長い耳がついており、耳はぴくぴくと動いていた。


 彼女はエルフだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ