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魔法成功

 何度も失敗する。

 横ではチェムがアフロ頭の俺を見て笑っている。


 アジスは膝をつく俺に頑張れと言ってくれている。


 たまに俺は猫になってモフモフされてチェムの絶叫を聞きながら愉悦に浸っている。


 ボロボロで小屋に戻るとおばあちゃんがご飯の用意をしてくれている。


 なんだかんだでこの四人の生活にも慣れてきた頃。


 俺の魔法はやっと実用性のあるところまで上達した。


「いくぞ!」


 目を閉じ、神経を集中する。

 炎をイメージし、それが気に向かって飛んでいく弾道を思い描く。


「いけ!」


 叫ぶと同時に木の枝が燃えた。


「よっしゃあ!」


 苦労が報われたのが素直にうれしかった。

 アジスが素直に褒めてくれたのがうれしかった。

 だだ、チェムが少しだけ真面目そうな顔をしていたのが気になった。


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