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変態

 俺の体は猫になってエルフであるアジスの体に包まれていた。


「モフモフー」

 上から甘い声が聞こえてくる。


 この当たっている柔らかいのはきっと。

 人間の時とは感覚が違うが、これだけはわかる。

 エルフのモフモフ最高。


 つい笑い声が出た。すると、自分の生体から猫の音がした。


「キャー、ゴロゴロなりましたよ。最高です」

 僕も最高だった。その幸せを噛みしめようと息を吸おうとした。


 すぅ……あれ?


 吸えなかった。そう、彼女は自分をぎゅーっと抱きしめて圧迫していたのだった。

 死ぬ! 死ぬ!


 もがこうとするがこの小さな体ではどうしようもない。

 詰んだ……

 意識が遠のいていく。

 さようなら。


 次に目が覚めた時、僕はチェムにはたかれていた。

 人間の姿で。

「この変態!」

「ぐはあ!」

 自分の体がまるで丸太のように転がり、壁に打ち付けられ、変な音がした。

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