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現実世界(1)

 異世界に行きたい。俺はずっと心の中で思っていた。


 学校の授業中も、帰りの電車の中も、特に誰と喋るわけでもなく、ただただ、それだけ考えていた。時折そういう物語を読んで気を紛らわせ、空想の中で魔法と剣を飛び交う世界を想像する。


 何度も思考を重ねるうちに何か知識を得なければ異世界で何もできないのではないか。そう自分は仮説を立てる。すると、自然と足は学校の図書室へ動き、手は本のページをめっくっていた。


「エルフかあ、いいなあ」

 帰りの電車を待つ中、借りてきた異世界人大辞典の中のエルフの項目を見ていた。


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