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菫ノ詩集

お面屋さん

作者: 堅香子 擬々

、、、やったもの勝ちだよね(ヤケ)

面面

面屋さん

お面屋さん

不思議なお面は

ありますかい

ないないないぞ

そんな面

ここにゃあるのは

ただの面

ほれみろやい

御猫さま

藍に黄

ほれみろほれみろ

ただの面

おまんの求めるものは

ここにゃない

ほれ坊っちゃん

あきらめこの面買ってけよ

ではでは

面屋

お面屋さん

そこにあんのはなんぞややい

おっおっおっ

お目が高い坊っちゃんね

この面ただの面にして

奇妙奇天烈な面である

この面被りし阿保者は

己の顔を忘れ去り

痴呆の者に成り果てる

おいおい面屋

お面屋やい

不思議な面があるじゃないか

おやおや

おや

何をおっしゃる

坊っちゃんは

この面売り物ではあらず

おいら俺様私様の

私物でありんす

他人様に渡すもんではない

そもこの面

只の面

面即ち狂い物

この面は少々

阿保者を痴呆者へとし過ぎた

只の面

不思議などありゃしない

ふむ

ふむ

ではでは

では面屋

我に面をくれ

金をやるから

面をくれ

阿保者痴呆者へとする

面をくれ

そうかいそうかい

そりゃそうかい

では坊っちゃん

くれてやるよ

この面を

おいおい

面屋

おい

面屋

これは只の面だ

そう面だ

只の狐面だ

お前がこれを使うんだ

阿保者痴呆者すんために

おまんが被り

面とせえ

その狐面を

ほんものにせえ

安心せえ

金をいずれ貰うから

そういい面屋

面被り

くるりくるりと踊ってや

鈴つく杖を

しゃんしゃんしゃん

しゃんしゃんしゃん

踊りゃ踊りゃ

行き進む

進む進む

奥へ進む

祭りの奥へと消えて行く

残り少年

面を持ち

顔と面の接吻さ

踊りゃ踊りゃ踊りゃるよ

お囃子にのっては

よいよいよい

あほれほれほれ

面屋面屋

お面屋さん

いつかまた会いましょう

そん時までに

こん狐面

本物にしてやろう

金もってまっちょるで

面屋面屋

お面屋さん





つづかない( ̄ー ̄)

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