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表舞台~繋ぎゆく終末への時間~  作者: スシェリー
2章 アンライトプリンセス
9/14

謎の声と試練の龍

多分これから約1ヶ月に1回位の投稿になります

「これから、ギルド加入試験の為の授業を行う!

その為に各監督を護衛代わりとして見張らせるから存分に森の中で暴れ、魔物についての知識を身をもって味わってこい!」


と開始直前、バレッタさんがとんでもないことを言ってくる。

つまりあれか?いちいち教えないから自分で覚えろと?…何それスタルパじゃねぇか!


「因みに護衛としてつく者は監督自信に決めてもらう、受験者一人につき、1〜2人までついてもらうといい、

つまり、監督が傍につくということは御目に適ったかもしれないという事だ、なので不正行為は出来ないし、監督の期待を裏切らないように頑張りたまえ!」


…おい、今1〜2人と言ったか?

それってつまり……


「……どうやら一時休戦見たいね。」

「ええ、今回の勝負はまた次回にしましょう。」


……俺は全てを諦めることにした


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


森に入って数時間後。


「……だから火属性と水属性は合成魔法に向かないわけよ。」


とっくに俺への興味は魔法雑談にてどっかへ行ってしまっている。

最初は面倒臭いくらい質問攻めをしてきたのだが、

今では俺には分からない難しい話をしている。

だが、たまに気になったことを言う。


「あれ?合成ではないけど、火と水を上手く使えば爆発おこせなかったか?

…確か水蒸気爆発とか何とか…」

「「その話を詳しく!」」


俺がふと思ったことを呟いたが、どうやら聞かれたらしい。

…めんどくせぇ…

俺は2人を無視することにした、後ろが五月蝿い気がするが知らん知らん。そのまま進むことにした。


「ん?あれ魔物じゃないか?見たことないけどあれは何だ?」


目の前にはまるで兎のようなものがいた。

あくまでも”兎のような”だ。

何故なら、そのうさぎの体は…………






まるでギャグかなんかの漫画でたまにある有り得ないくらいのマッチョだったからだ。


「ああ、あれはマッスル·ザ·ラビットね。」


そのままじゃねぇか!普通の名前だったよ…


「確かあいつは魔法関係の能力が高いのよね、確かよく使ってくる風魔法は兎に角強力よ。」


魔法なのかよ!あの筋肉は一体なんなんだよ!


「…と、取り敢えずはぜろ。」


ちょいとイメージ濃いめに言葉を放ったその途端、

マスラビ(長いから略す)が破裂した。


「「…え?」」

「あ、思ったより弱いな。」


こんだけのイメージで死ぬほど弱いんだなマスラビ。


「一撃…?マスラビは防御力も桁違いな筈なのに…」


あ、リフターもマスラビ言ってる。

当たり前なのかな?

でもこんくらいなら俺でもいけるな!よし、もっとー


ーーーーーーーさぁ、戦闘を始めようーーーーーー


謎の声が頭に響く、どこかで聞いた声。

そして、その声が聞こえた瞬間…




ーーー3人の周りの景色が歪んだ。

気が付いたら景色が変わっていた。

あまり1面何も無い草原である。

目の前には一頭の龍がいた。

白色である。

また声が響く。


ーーーーーー暫く生き延びな!!!ーーーーーーー


「「「えっ?」」」


そして、突然の暴力が三人を襲う。


(ホワイト)(ドラゴン)…?」

「嘘…神の使いとも言われる…?」


ーーチュートリアルだ!まずはステータスをみろ!ーー


「チュート…リアル…?ス…ステー…タス…」


そう言われるがまま、呟くと、俺の前にドラゴンに関する情報が出てきた。



ステータス


名前:タンラフト

種族:白龍(ホワイトドラゴン)

状態:使い魔ー主·■■■■


能力値


攻撃:64873128965

防御:測定不能

魔力:測定不能ー防御より高い恐れあり

素早さ:785432555


所持使用可能スキル


ライトブレス:光属性の吐息

完全人化:完全に人に化ける

主の意思:■■■■■■勢力へ与えるダメージUP


所持常時発動スキル


龍の頂点:全ステータス5倍

神の使い:魔力2倍

不死存在:不老不死とは別、死■無くなる

幸福を求む主への願い:運上昇

主を救う決意:防御2倍



「…………は?」


俺はステータス何てものはゲームでしか見た事が無い。

だが、これだけは分かる。コイツはヤバイと。


「え?…どう…したの…?」


二人もやばい事は分かっている。

だが、俺の反応により、より不安が増えたようだ。


「…………無理…だ…


ーーーーーーーーーこの程度で?ーーーーーーー


この程度…だと…?本気で…言ってんのか…?」


ーーはぁ、それじゃあコツを教えてやる。ーーーー


ーーあんたは敵の能力が分かる。つまり相手の攻撃方法が分かるんだよ。ーー


…確かに、情報を見る限り、能力は強さを上げるものばかりで、攻撃方法が1つしかない。

正確には、爪とかそういったもので攻撃もするだろうからもっとあるだろうが、少なくとも、特殊能力は一つしか無さそうだ。


「…上手くやれば…いける…かもしれない…」

「「はあ!?」」


俺の言葉に二人は驚く。まあ当たり前だろう。


「あんた何言ってんの!白龍(ホワイトドラゴン)なのよ?神の使いとも言われるドラゴンなのよ!」

「だからってなぁ!抵抗せずにただ死ぬのを待つだけなのか?ただ恐怖に怯えてはい殺してくださいってのか?ふざけんなよ?

仮にもアンタら強い冒険者何だろ?だったら足掻けよ!」

「「っ!」」


さぁ、始めるしかない…多分…1度でもやられれば死ぬ。間違える訳にはいかない。

そしてついに龍は動き出す。


「まずは状況を把握しよう…爆ぜろ!」


あの時、ピエロ野郎を潰した時のように俺は言った

…が、やはり聞く訳が無い。


「…ふぅ、そんじゃあ、こうすっか…

ステータスUPオール!!」


そう叫んだその途端、俺の体に激しい痛みが襲う。


「がっ!…ぐぅ…何だ?」


激しい痛みの余韻はまだ残っているが、それでも俺の体は軽くなった感じがした。


「……くっそ……さぁ、始めようじゃねぇか!」

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