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異世界転生達の相談室  作者: 磨雄斗
6/33

5.和服美人の相談室(前編)

異世界転生達の記録帳Part1

by真花♡


名前:下宮理雄

誕生石:ペリドット

特徴:独り言多い

役職:相談員


「え、何これ!?」

「だから、記録帳だよ。一応公開したくてねー」

「あ〜ね〜。確かに必要だ〜」


ではでは、5話スタート!

とっ、とっ、とっ、、、、、、、、コンコン、


ガチャっ


「おっはよーん。朝だよ下宮くーん」

「丁重にお断りいたします。ぐぅ……。」

「あ?頭狂ってるヤツに断られたくないわ」

「うっさい!頭は平常だわ!」

「(´-ι_-`)はぃはぃ。」

水色のドアにもたれかかった、オレンジのハートのピンを付けた真花が返事をした。ムカつく( °-° )

ああ、眠い……………


あ、ここは俺の部屋。

白い壁に、茶色いクローゼット。その隣にある、同じく茶色く塗られた本棚。まだ少ししか経っていないが、すっかり見慣れてしまった。んじゃ、おやすみ。


「ほらほら、二度寝したら殴んぞ」

シャッと紺色のカーテンを開けた真花。


瞬間、

ビュウウウッ

と、

一気に風がはいってきた。


「寒いっっ!!!」

思い切り布団をかぶった。


─────そういえば、前回の相談者、ニャーラル・クマージさんは、俺の部屋の窓をぶっ壊して入ってきたっけ。窓のサイズは案外大きいが、見事にバリーンと割れてしまった。

そのおかげで、カーテンを開けると寒さ倍増。布団がなくなったら、死ぬ。もう死んでるけど( •௰• )


バッ!!!


「ぎゃああああ!!俺の布団!!!!」

「早く起きなさあああい!!!」


ガチャっ

「真花ちゃーん!ミヤリオくん起きたー?」

と、いきなり現れた、美味しそうなトーストと卵焼きをのせた皿を持ったヒロさん。美味そうだなー。


「あ、起きてる〜。大変だよ〜相談者来たよ〜」

「えええ!?わ、分かりました!!」

急いで、パジャマを引っ掴んだ真花を引き離し、ベッドから飛び降り、部屋から出ていった。


タンっ、タンっ、タンっ、タン、、、、、ガチャっ


「おぅ、お待たせして申し訳ございません!」

「あ、はい………ですじゃあぁああああ!?」

「─────────あ。」

パジャマのズボンが脱げかけ、青いパンツがみえていた。(๑>؂•̀๑)テヘペロ


「(๑>؂•̀๑)テヘペロ じゃねええええ!!!!!」

ぼごぉっ

「べふうっ!?」

むぁ、真花のやろう、俺の頬を、グーでなぐりやがっ、、、、、、、、た。KO。


「だ、大丈夫ですじゃ!?相談員さん!!」

「あ、全然……えと、着替えてきまーす」

はぁ、、、、、、、、1日の始めから最悪だ(´・-・`)


────────☆☆☆☆☆☆☆─────────


「えーと、改めて、随分お待たせして申し訳ございません。今回担当させていただきます、下宮理雄です」

「あ、、、、、、、、、、、、はい。ですじゃ。」

(これ)』多くね?まだビビってんのかな…...。


「ちなみに、この人のあだ名は変態でもいいよ♡」

「よくねーわ!!」

「僕は〜、した()()()()でミヤリオくんって呼んでるよ〜。でねぇ〜、ニャーちゃんは、りーおんって呼んでるよ〜」

「その説明いらんわ!」

ちなみに、あれからヒロさんは、ニャーラルさんを『ニャーちゃん』と呼んでいる。そして、ニャーラルさんも、変態呼びを辞めていた。し、『ニャーちゃん』と呼ばれると嬉しそうな顔をしていた。なぜか、真花がにやけていた。


さて。

目の前にいる少女。

流れるような黒髪に、紅梅色の着物。キュッと結ばれた紅に染めた唇と、潤んでいるつぶらな黒い瞳。

和服美人、という言葉が浮かんだ。


「よし、それでは気を取り直して。まず、自己紹介をしていただいてもよろしいですか?

「あ、はいですじゃ。

()()()は、三島恋加(みしまこのか)ですじゃ。生年月日は5月4日ですじゃ」

「おっ!エメラルドかー!口癖は″ですじゃ″ね。」

と、真花は、一週間前(ニャーラルさんの来店から、一週間が経った。早いなー)と同じメモ帳に水色のシャーペンで記入した。


「………それでは、三島さん、相談内容をお聞きしてもよろしいでしょうか?」

「あ、、、、、、はいですじゃ。」

ぐっと前を向き、彼女は話し始めた。

つぶらな瞳に、強い光が宿っている気がした。

続く

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