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異世界転生達の相談室  作者: 磨雄斗
4/33

4.リアルマジックガールの相談室(前編)

最後の部分が上手くまとめられていなかったので、再編集致しました!すみませんでした!

「にゃぎ、やあぁああああああ!!!????」


青い空の下の草原地帯。

そこにたたずむ、丸い球体にとんがりボウシを被った一軒家に、猫の悲鳴が響いた。

いや、猫(っぽい魔女)の悲鳴、か。


にしても、なんで悲鳴が?


そう思いながら、階段を駆け上がってます☆

下宮理雄です!


コンコン、ガチャっ


「失礼します!どうかされましたか!?」

「お〜………下宮く〜ん……ふぁ〜ぁ」

アクビ混じりの声でヒロさんが答えた。

俺の部屋で見つけたから、俺が様子をみるべきなんだけど、ヒロさんがわざわざ一晩中みてくれた。


「本当に、すみません。俺がやるべきなのに…」

「だ〜いじょ〜ぶ、だ〜いじょ……ぶっ!!?」

「!!!!!」

い、いきなり、ヒロさんがはたかれた!?


「こんの……最低バカあああ!!!」


オレンジの目をギラギラさせながら、ピシッとヒロさんを指さした。

寝癖つきの茶色い髪に、白い肌、見た目は普通の人間だが、魔女だ。

()()()()のおでこに、なんの意味もなく触れるなんて最低にゃす〜!!まず、あなた達は誰にゃす!?魔女は食べても、美味しくないにゃすよ!」

誰が食うか。


「え〜?あれは〜、熱を〜はかろうと〜……ぐぅ」

ものっすごく眠そうだ。

「熱をはかって、何する気にゃす!?まさか…………

にゃーるに変なことをする気じゃ………!?」

誰がするか。

てか、自分のこと「にゃーる」って言うんだ。


「にゃーるは、こんなところで実験台になっているヒマはないにゃす!にゃーるの服と杖はどこにゃす……あんたらが、服脱がせたのか!」

「誰が脱がすか。ここにいる女子が、身の回りの事をやってくれたんだよ。そのパジャマだって、そいつの。」

あきれ声で、俺が答えた。だって、ヒロさん、目が開いていないし。もう寝そう。


コンコン、ガチャっ


あ、ここにいる女子、真花が入ってきた。

陽の光を浴びた魔法服を片手にもち、もう片方の手でオレンジのハートのピンを持っていた。

いったい、何個持ってるんだろう。


「どうりで、騒がしいと思ったら。具合はどう?」

「真花、ナイスタイミング!この人、どうにかして」

「にゃーるは、この人じゃないにゃす!ニャーラル・クマージという可愛い名前にゃす!」

自分の名前を可愛いという人、いるんだ。


「へー!ニャーラルちゃんって言うんだ!

私は、西岩真花!なんか、ダウンしているのは古鳥広斗さんで、これは下宮理雄くん」

「これ言うな」

すばやくツっこんだ。

ニャーラルさん、爆笑。


「にゃっはははは………にゃっ!ところで、ここらに相談室ってありますか?美味しそうな名前の相談室にゃすけど………」

「あー、美味しそうな名前じゃないけど、ココは、相談室だよ」

「!!!真花ちゃんが相談員にゃすか!」

「あー、悪いけどこれなんだー。」

「だから、これ言うな!あの、ニャーラルさん、相談内容聞いてもいいですか。」

「えー。にゃんでー。」

まぁ、嫌そうな顔。


「お願いですよー、相談の仕様がないじゃないですかー。」

「……男子に恋愛相談しても……」

「え、!恋愛相談!!聞きたいです聞かせてくださいニャーラルちゃん!」

「あ、でも、真花ちゃんが期待するような相談じゃないにゃす…………」

表情を曇らせた。


「……にゃーるは、恋の方法が分からなくて来たにゃす………」

勢いをなくし、ニャーラルさんは、俯いた。


これが、俺の初相談となったのだった………

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