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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

極悪学院ブラックアカデミー

作者:コバヤシ
私立ブライトアカデミー。

表向きは穏やかで品行方正な生徒たちが集う名門寄宿学校。

だがその裏では「生活向上委員会」と呼ばれる裏組織が、生徒の落とし物や借金を人質にして支配力を拡大していた。

語り手は三十歳の音楽教師ゴーシュ。

彼は教育者というより観察者、学園を舞台にした「人間喜劇の記録者」として、悪党たちの所業を克明に書き残していく。

そんな学園で一際異彩を放つのが、ならず者ジャック・シェパード。

かつて学園裏社会の顔役ジョナサン・ワイルドに「飼い犬」として使われ、さらに大きな勝負では「駒」として切り捨てられた過去を持つ。

その屈辱から、彼は誓った。
「人を利用する奴にだけは、絶対に負けない」。

ある日、中学部の少女エレンが十万源という資金を紛失する。

騒動に割り込んだジャックは、屋上で即席のコイントス勝負を持ちかけ、同級生ニコライを翻弄。

この一件がきっかけで、生活向上委員会とジャックの対立が表面化していく。

委員会は拾得物を口実にエレンを取り込み、支配の網を広げようとする。

だがジャックは「博打で決めよう」と麻雀卓に座り、ハンス・ウルリッヒ率いる委員会と堂々の勝負に挑む。

勝負師としての直感と、常人を超える動体視力を武器に、彼は秩序を掲げる委員会を逆転で打ち破る。

だが学園の闇は委員会だけではない。

かつての「主」ジョナサン・ワイルドが動き出す。

犬として、駒として、何度も利用されてきた過去と対峙する時が迫っていた。

ゴーシュは記録する。

善意と欲望が入り混じるこの学園で、ジャックが牙を剥き、自由を賭けて勝負に挑む姿を。
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