1/2
はじめに
まずは、今この文章を読んでくださっている読者の皆様に最大限の感謝を申し上げる。数多くの小説の中から、ここに辿り着いてくださってありがとうございます。
私がこの文章を執筆するに至ったきっかけは、お世話になった地元の出版社から、私の地元である岡山の怖い話を集めて本を作ることになったので、一筆どうだと話を持ちかけられたことである。
だが、聡明なる読者諸兄の中には思った方もおられるだろう、
「なぜ、地元の出版社に本を作る話を持ちかけられてるのに、お前はこうやって『小説家になろう』のサイトで執筆しているのか」と。
その理由は、私はホラーというジャンルの物語を執筆した経験がまるでないため、「一回練習してこい」と編集長に発破をかけられたためである。…この作品は習作ではあるものの、無論、真剣に執筆するつもりなので、もしよければ「こうすればより怖くなるんじゃない?」というご意見ご鞭撻をいただけると幸いである。