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Deep blue side alive   作者: 星成流星
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Side BECK 8

ナギサを捕食した怪物は人の形をしていた。

しかし、その見た目は異質で、変形した両腕と黄色く濁った右目が、それが人ならざる者である事を思い知らせてる。

「逃げるぞ」

俺は二人にそう言い、二人と共に怪物から逃走する。


俺達は何とか操舵室に到着し、頑丈な金属の扉を即座に閉める。

「どうかしましたか?」

アリスがそう言う。

「説明は後だ、全員じっとしてろ」

ただならぬ気配を感じたのか、全員が動きを止める。

部屋の外から何かを引きずる音が聞こえ、遠ざかっていく。

音が充分に遠ざかったのを確認したアリスが再び何があったか訪ねる。

「何があったんですか?」

「ナギサが死んだ、目の前で食われた」

俺がそう言うと、アリスは「そうですか」とだけ言った。

それから、全員で物音を立てぬようにしながら脱出手段を探る。


俺とチャップマンとジョニーの三人で、食料を取りに行く事になり、操舵室から三人で倉庫を目指す。

一瞬足りとも気を緩めず、三人で互いの死角をカバーしながら倉庫へ向かった。

幸い怪物に遭遇する事は無く、倉庫に到着した。

持って来た鞄にレトルトの非常食を詰め込んで、操舵室に引き返す。

道中一切会話する事無く、無事に操舵室に到着し、ミカエラに鞄を渡して、俺は休憩する。

そうして居る内に段々と眠気が強くなり、近くに居たジョニーに三時間したら起こすように伝えて、俺は眠りについた。

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