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ミノカサゴ   作者: 加古川顎
1/1

序説

それはそれは凄惨な光景だった。

もう思い出したくもない。

目の前には醜悪なとても現実とは思えない世界が広がっていた。

死ねばいい。死ねばよかったのだ。


三年前、市ヶ谷で起きた強盗殺人事件。

亡くなったのは真鍋 優梨さん(31) 真鍋 秋ちゃん(8)の親子。

事件発生当時、家には優梨さんと秋ちゃんの二人だけで、窓を破って侵入してきた犯人により抵抗虚しく刃物で切りつけられて殺害されたという。


一年前、犯人として田岡 昌夫(48)が逮捕された。

田岡は「金が欲しくてやった。生きるために仕方がなかった」と容疑を認めていた。

そして田岡が逮捕された一週間後。

衝撃的な殺人事件が起こる。

忘れもしない10月20日早朝、田岡の死体が六つのパーツに分かれて市ヶ谷を含めた六つの交番の前に遺棄されていた。

田岡は拘留中であったことから不可能殺人と呼ばれ、メディアはこぞって報道した。


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