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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第11話+
99/132

ガルド目線

ガルド・ストーン(目線)


儂はそれ程動いたりするのが得意ではなくてのぉ魔法操作を得意としとるんじゃ


レッドドラゴン「グァー!」


ヒュブォー


土帝「魔力を防げ『防御結界』なかなかの威力じゃのぉ~このままじゃ壊れるのぉ『土よ』」


レッドドラゴン「グギャ!?」


ブレスは正面から受けるのは無理じゃのぉ儂でヒビが行くなら他の帝(光帝と陣帝は除く)は死んでるのぉ

土よは初級じゃがあのようなでかい敵に体制を崩すのにはもってこいじゃ

ファイヤーフェザーは傍観しておって攻撃はしてこんようじゃのぉ隙を伺っとるだけかも知らんがのぉ~


シュン

スタ


風帝「土帝大丈夫~?こっちはレッドドラゴンとファイヤーフェザー?こんな時期に起きてるなんて珍しいわねぇ~ヒサメみたい」


ファイヤーフェザー「妾の名前を知っとるのか?」


土帝「ファイヤーフェザーは喋れたのじゃなぁ~」


風帝「ファイヤーフェザーの擬似化じゃ、妾は純血のエルフ覚えはないかえ?」


レッドドラゴン「グガァー!」


ヒサメ「うるさい、純血・・・シルフ?」


レッドドラゴンが炎に包まれて吹き飛んで行きよったのぉ~ヒサメとやらは風帝と知り合いのようじゃ


風帝「うぬ、シルフ・ヴェンドじゃ。何故ヒサメはここにおるのじゃ?」


ヒサメ「暇を埋めてくれるって言うからなぁ~でもそこの爺さんはなかなか強いしこの姿じゃ力出せなくて負けそうじゃったからなぁ~」


風帝「確かに土帝は強いわ~妾と同等なのよねぇ~」


儂の方が弱いと思うがのぉ

流石に長年生きとるシルフには負けちまうわい

光帝のような才能もなければ炎帝のように威力があるわけでもないからなぁ


土帝「強い魔力じゃのぉ~あの量じゃ使用後は動けんのぉ~」


風帝「このブレスレッドどうやら魔力を微量に回復もしてくれるようじゃし大丈夫でしょ。制御が拙いのぉ近くに居れば巻き込まれてるわぁ~」


ヒサメ「痛そうな雨だなぁ~この身で受ければ溶けてしまうなぁ」


魔法も止んだようじゃし水帝と陣帝を回収しに行くかのぉ〜

水帝はあの規模で使ったが起きとるようじゃがのぉ〜


土帝「そっちも終わったようじゃな。ルードお主魔力が増えたのか?いつもなら気絶しとると思ったのじゃが」


水帝「何時もより魔法が多めに使えます。もしかしたらブレスレットに何か魔法の消費を防ぐ仕掛けがしてあったのかも知れません。シルが怪我した時もブレスレットが光った後傷がなくなってたから魔法陣が組み込んであるのでしょう」


風帝「新作なのかしら?教えて欲しいわねぇ~ヒサメこの人は水帝でそこで倒れてるのがシルよ」


ヒサメ「シルという者・・・いやなんでもない。それより安全圏とやらに戻るのではなかったのか?」


ドーンドーン


水帝「向こうで爆発がどうしますか?」


風帝「私たちが行っても足手まといなるだけだわ。あの魔力量じゃ役に立てそうにないわねぇ~」


土帝「戻るとするかのぉ~光帝が負けた時勝てるのはシルだけじゃろう」


あの戦いを見とってお互いに制限を付けとるように見えたしのぉ

陣帝は分からんが、光帝の魔力は解放しきっていなかったからの


シル「アル、セ?今・・行く」


水帝「シル起きたんですか?大丈夫ですか?」


風帝「寝言よ~水帝なんだがシルには甘いわねぇ何かあったのかしら?」


土帝「詮索するもんじゃない、水帝ファイトじゃ」


水帝「ちょ!そんなんじゃありませんよ、俺は、俺はメイプル様一途だ!」


シル「そうなの?知らなかったや~んじゃ僕はアルセの所に行ってくるから後でね~」


水帝「あぁ・・・待て! シル「『転移』」口止めをするのを忘れた」


土帝「水帝何を口止めするのを忘れたのかのぉ?」


水帝「さっき俺が、って言いませんよ!危うく言いかけました、油断も隙もないです」


土帝「他の場所の手助けに行くかのぉ〜光帝と陣帝は後回しじゃ」


水帝「何故!・・・すいません、そうですね、行きましょう」


詳しくは分からんが陣帝に庇われた事じゃろうなぁ

水帝と闇帝はまだ帝になって浅いからのぉ〜帝同士助け合うのは命の安全の為じゃからな

光帝と陣帝も本来なら安全優先の依頼を受けさせて心身共に成長させるものなんじゃが2人は必要ないようじゃし、闇帝と違い帝としての振る舞いが出来とる分言うに言えんがのぉ〜

水帝は頑張っているがやはりまだ若い、あの歳にしては優秀なんじゃがのぉ


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