ルード目線
●ルード・ストリーム(目線)
俺としては認めてるが水帝としては認めていない、だから実力を水帝に見せるためにそれっぽく焚き付けたんだがアルセとシルの戦い使えないやつもあったがかなり参考になった
寸止めでなく本当に刺すとは思ってなかった、俺が刺されたわけじゃ無いのに血の気が引いた
シルを褒めるのにさっき引いた血が顔に集まったのが分かる、俺はされる側が多いからする側は結構恥ずかしい
水帝「陣帝肩を貸しましょうか?」
陣帝「え!?・・・いいです!」
水帝「クス声が裏返ってますよ?動けないと言っていましたし手が必要でしょう」
炎帝「水帝が嫌なら俺が運んでやるぞ!」
陣帝「1人で大丈夫、うわ」
水帝「シル!」
咄嗟に手を伸ばして抱き寄せる
細く柔らかい腕、握れば折れてしまうのでは無いかと考えてしまうほどだ
恐らくシルは女性、隠してるのか分からないから此処で暴くのは止めておくがその内聞いてみよう
水帝「私に大人しく運ばれて下さい」
掴んだ所から熱を帯びていくような感覚がする
シルを好きな訳じゃなく(予想では)女性に触れるが恥ずかしいだけだ
水帝「シル、私は貴方を認めました。帝としてギリギリまでは許しますが超えないで下さいね、私はシルを殺したくないですし負けますし」
情報屋をしてお金を稼いでいたのなら帝になればやらなくていい、って言いたい
帝になるだけで資金と死亡金(死亡保険)を前払いで貰える
帝カード(ギルドカードの帝バージョン)支払いで月金貨5枚まで食費代として国から引かれるようになってるし
帝になる条件の中はそれなりに叶えられる事が多い。難病の治療とか、後は貴族を潰したいとかだな。シルは情報屋で証拠があるなら、帝になった=公爵家ぐらいの地位を手に入れた事により公開して潰した後も問題ない
水帝「シル?寝てる・・・いや止めておこう。アルセのようにいずれ自分から見せてくれるのを待つ」
寝てる今ならフードを外して顔を見ることも出来る
少なくとも俺はシルの顔を見なくても態度は変わらない、例え女でも・・・女だったら緊張はするがな
アルセもシルも信頼出来るやつだ、今はそれだけで十分
シル《ボーとしてて転移先で魔物の攻撃受けても知らないよ?さっき教えたメイプルちゃんの事考えてるか知らないけど今は魔物に意識を向けてね~》
メイプル様が最近疲れきった顔を隠しながらフラフラと部屋に戻って行ってたのが気になってた
後ろから凄い熱が飛んできた。始まったみたいだ
まずはこの取り巻きって言った魔物を半分に分けないと
土帝「儂がやろうかのぉ~大地を揺らし敵を奈落へ『地割れ』水帝行くかのぉ~」
土属性上級魔法だな。地面を割った事で魔物が左右に避けて分散したがこっちに4体居るのだが・・・出来るだけ早く来てくれシル
深呼吸をし、気合を入れ直す
魔力を丁寧に尚且つ早く魔法を演唱破棄で発動出来るようにする
水帝「考えていても数は減りませんし頑張りましょうか。敵を溶かす雨よ『酸雨』『風よ』」
「グギャー」
どれだけ硬い鱗なんだよ。ただのレッドドラゴンねぇのか?
酸雨で溶けないのは予想外だ、レッドドラゴンは水に弱い筈だろ?
ザーシュゥ
ビュン
ガギ
水帝「重い・な・・ぐぅ、はぁ!」
土帝「・・・よ『大地の怒り』大丈夫かのぉ水帝。やはり普通よりも強いようじゃのぉ水帝後ろじゃ!」
ビュンプチャ
ピチャ
剣で軌道をズラしたが攻撃が重すぎて少し頬にイエローウルフの爪が掠ったぞ!
ん?今一瞬ブレスレットとが白銀から銀色に変換して痛く無くなったような・・・今はそれ所じゃない気にするのは後だ
水帝「少し掠っただけなので問題ありません。土帝はレッドドラゴンとファイヤーフェザーをお願いします。私はイエローウルフと風の狐を殺るので、なるべく離れないようにしましょう!」
土帝「そうじゃな、すぐにフォローに入れるようにのぉ~」
イエローウルフは1度戦ったことがあるが風の狐は資料でしか知らない、強い個体には幻覚を見せる幻魔法が使えると書いてあった。気をつけないと
イエローウルフ「グルルル、グルゥ!」
ルード「重い、って言ってんだ、ろ!!」
食べる気満々なのどうにかしろよ
俺は美味しくないんだ、食べるなら横にいる風の狐を食え!
ルード「はぁはぁ」
イエローウルフ「グル、ルル、グル」
風の狐「コォーン」
あ、危っねぇ!奇跡的に助かったぞ
見えない風が襲って来ていたようだ、剣に偶々当たって弾かれた
手が痺れていて剣は吹っ飛んで行ったがな
ルード「氷嵐第2、帰還の剣、発動」
俺の魔武器氷嵐は判明している魔武器の中で数百人しかいない3つの能力を持っている魔武器だ
詳しくはまた紹介する、今はそんな暇ない
手が痺れて持ちにくい、もう15分、30分その位戦ってるんじゃないか?長期戦はあまり得意じゃない
ルード「と言うことで、もう終わらせるぞ。水竜よ敵を飲み込み圧縮せよ『ウォータードラゴン』」
イエローウルフ・風の狐「「ブクブク」」
演唱が短くしたがかなり魔力を込めたからかイエローウルフは息切れで死んだな。
残念なことに風の狐はあの状態で風を素早く操って水を切って逃げられたが




