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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第11話
97/132

??目線とまもるという事

●??(目線)


暗い、暗い闇の中、其処に居るのはだあれ?

いや、考えるまでもない


「アレは昔の僕だ」


そうアレは僕だ、光を見つける前の

ふふ懐かしいなぁ~壊して壊して破壊し尽くして何も無い暗闇に封印されちゃった僕だ


「本当にこんな夢を見せるなんて君は性格がいい」


彼奴に殺られたあの時の屈辱を泥のような血の味を忘れない!

彼奴の側にいたら幸せになれない。僕も、君も、ね?


「こんな夢や幻、いくら見せられたってあのを思い出すきっかけにしかならないのにねぇ~本当に性格のいいやつだ」


根本を変えようなんて馬鹿な事考えるからあのへの想いを忘れないんだ

あのにかけた存在を示す力とその力に関する記憶を失くす呪いを消すことすら出来ないんだから

忌々しい■■なら呪いに気付いて手をこまねいてるかも知れないけどね~クスクス


??「・・・より・・・せし・・・じゃ・・・せよ!」


「今の言語はルーマナだね~果たしてあの時の出来事から何年経ってるのかな?」


いくら封神のでも外部からは弱いからねぇ~僕の配下や信者は恨みや嫉みから作られるエネルギーを使うんだ。再び混沌を願う人がどれだけいると思う?聖の神達は無駄な努力だよ、本当にね


??「成功だ!おぉ神よ。私の命を生贄にどうかこの世界を壊してください!」


邪神「足りない。もっと、もっと生贄を血を魔力を、お前一つでは足りない。生死は問わん、もっと連れて来い」


??「ははぁー!」


邪神「僕は目覚めた。君を手に入れる為に、だから待っててね■■、この世界に降臨してるの?それとも生きてるの?君にかけた呪いを辿って必ず迎えに行くからね、愛しい愛しい僕の恋人さん」


●アルセ・シャイン(目線)


封神のの封印に穴が空いて邪神が消えたのは約1年前

聖の神と違い邪の神は負の感情を糧とし力を取り戻す

神それぞれだが聖の神は感謝の気持ちを吸って力を溜め込み外に放出する事で力を使う

邪の神は絶望や後悔の気持ちを吸って周りに流出しその周りに有る邪気を操って力を使う

垂れ流しで戻らないように思うが割合的に邪の神の方が力が戻りやすい


アルセ「《〘魔王付近について調べろ。東は調べなくていい、現地に行くことは禁止、以上だ〙》ちっ!力が足りん。ここの空気と合わないとかじゃ無かったと思うんだがな」


コンコンコン


アナ《マスター、水帝さんが来てます。どうなさいますか?》


アルセ《通せ、何時もの紅茶と水帝の好きな飲み物を少し経ってから持ってきてくれ》


水帝「失礼します。少し時間いいですね?」


アルセ「仕事しながらでも、いやそっちに座って待ってろ」


水帝「はい」


何の話か知らねぇが真剣な雰囲気出してるし真面目に話を聞くか

恐らくメイプルの学園についての事だとは思うが

そう言えば土帝に受けた事は内緒にしててくれって言ったな。まさか本当に話していないとは、律儀だ


アナ「アナです。失礼しますマスター。水帝さんはシルさんより甘茶(薬膳茶)を入れてあげるように言われたので時間をかけて飲んでください。マスターは何時もの目が覚める紅茶を」


アルセ「こっから彼処まで終わらせたから持って行ってくれ。持ちきれない分は後で持って行くから左側1列以外は持てる量だけでいい」


アナ「はい。吹き抜けろ『風よ』」


喋ってなくても喉は渇く、紅茶を1口含み飲む

毒があれば分かるしほぼ効かないから気にすることはない

メイプル達王族は毒に慣らすことが義務付られるから多少は耐性がある

俺?俺はほらアレだから毒物はピリッとしてて美味しかったしよく食べてて耐性もあるし、生を受けたからと言って耐性が無くなる訳じゃない微量に効く程度だ


アルセ「待たせたな水帝。それで話はなんだ?」


水帝「聞きたいことがあります。メイプル様の護衛についてです」


アルセ「ほう」


水帝「まだ会議には挙がっていませんがどうするつもりですか?」


アルセ「水帝、お前はどう答えて欲しい?」


水帝「現在メイプル様の城での護衛をしているアルs、光帝は、学園でのメイプル様の護衛を、護衛を・・・護衛を続けて欲しいと思っています」


自分の願いと実力で実力が勝ったか

既に学園での護衛は出来るようになってるんだが水帝は大人に近付いているな。少し前なら俺がやるから手を引けと言っていた、成長してるなぁ~


アルセ「アルセ・シン(シャイン)として学園での護衛はする。あくまでアルセとしてだ」


水帝「アルセとして・・・ありがとう、ございます」


アルセ「まあ俺は四六時中護衛するのはどうかと思うがな。 まだ10じゃないってのは忘れるな、ただ見守って見張って何も起こらない、何もさせないってのは経験を詰めない」


水帝「命に何かあってからでは遅いんです!それを未然に防ぐのは当然です!」


アルセ「例えば、例えば、お前の代わりに新しく殺人経験が無い者が水帝になったとする。まずお前は水帝に何をさせる?」


水帝「確かに稀に殺人した事が無いがなる事があります。当然盗賊や団を潰させに行かせます」


アルセ「お前はその時水帝を見守るか?」


水帝「初めてなら何か起こるかも知れません。先に任せて大丈夫なのを選びますね」


アルセ「だろうな。ちゃんと調べていたとして水帝が今回は盗賊だ、盗賊のアジトに行き殺そうとする。水帝は盗賊を潰せないだろう。何故だか分かるか?」


水帝「えーと不慮の事故があった、ですか?」


アルセ「殺しの経験が無かったからだ。大体は悪人でも殺せば罪悪感や血の臭い等で吐き気に襲われる、人を殺す時に躊躇い殺せず水帝は殺される。分かるか?経験がどれだけ大切か、どれだけ重要か」


水帝「確かに殺しを戸惑う事はあります。しかし」


アルセ「人は誰もが皆最初は嫌悪し後悔する。1度でも経験した事があれば戸惑いや躊躇等が少なくなる、無い者はどんな行動をするか分からない。人を殺めた事を後悔し自殺する奴だっているし快楽を覚え快楽殺人に成り果てる者だっているかも知れない」


俺は殺しを何とも思ってない、キメラや堕ちた者達を思うことはある。生命のは怒るが人や魔物は殺してもまた違う身体に定着し復活するからだ

俺達からすれば命は尊ぶ者では無く尽くす者だから


水帝「少し考えてみます。次の会議までには答えを出します」


アルセ「ゆっくり考えろ、考えるのが出来るのは時間がある時だけだ」


水帝「光帝、私はメイプル様が大切で護りたいと思っています。それでは失礼しました」


アルセ「大切、ね〜もし真実と幻想を掛け合わせて崩れないのならルードに慈悲を与えてやるか。少しくらい身内贔屓しても信者は怒らないだろ?」


どちらにしてもメイプルの意志が頑ななのを崩してくれる存在なら護るべきなんだがな〜にしてもルードの魂の色何で真っ白にいろんな色が混ざってたんだ?謎だ、不思議だな


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