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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第11話
96/132

脅したのに?

●メイプル・ルーチェ・スリジエ(目線)


シル「買うもの買ったし帰ろっか~」


光帝「飲んで帰ちゃ駄目か?」


シル「・・・そんなに飲みたいの?」


光帝「・・・あぁ飲みたい」


シル「何で間があくの?まあいいけどさぁ~明日の昼までに帰って来るならいいよ」


昼から真面目にやれば夕方頃には終わらせられる量

お酒が残ってたら晩までかかるかも知れないけど、その時は手伝わないから飲んで帰ってきて仕事をぐうたらするなんて許せない


シル「先に帰ってるから気を付けてね」


光帝「おう。悪ぃな」


シル「コード39『転移』」


シュン


~神秘の桜~


スタ


アナ「シルさん!マスターは?」


シル「え?あ、フードしてなかったや。マスターはちょっと酒飲んでから帰るってさ~明日の昼までに帰ってこないようなら迎えに行くから大丈夫だよ」


アナ「マスターが、良かった。あ、シルさんおかえりなさい」


シル「ただいま。マスターに何かして欲しい事があったのなら代わりにやるよ?」


アナ「いえ後処理は私達でやっているので。あ、そうだ、シャルさんをお願いしてもいい?」


シル「分かったよ~ご飯はもう渡したの?」


アナ「手は付けて無いけど渡したわ」


目を離してるなら匂いや味で毒が分かるから食べてるはず

種族的にも胃は丈夫だし耐性もある

シルの格好より少し仲良くなった本来の私の方が落ち着くかな~

ローブをボックスになおして周りの魔力を探ってから幻を解く


メイプル「ふぅ。疲れたぁ~」


このままベッドにダイブして寝たい所だけどシャル君が心配だし

普通の飴を舐めてながらマスター室へ向かう


メイプル「彼処の飴はハズレかな。ボロボロで美味しくない」


コンコンコン


メイプル「シャル君メイプルです。入ってもいいですか?」


カチャ


シャル「・・・(入って、あれ、声が)〈コク〉」


あーコレはストレスから来るものね

自然に声が出せるようになるまで触れない方がいい


メイプル「入りますね。ご飯は食べましたか?」


シャル〈フルフル〉(食べてないです)


メイプル「一緒に食べましょう。不安なら横で見ててもいいですよ」


シャル〈コク〉(違うんです。不安じゃなくて)


メイプル「アルセも声が出せないと思ってるようですし私も話せなくても接し方が変わるわけじゃないです。あ、それと気になったことがあれば服を引っ張って下さいね」


シャル〈コク〉


小腹が減った程度だし私は少しでいいや

レッドドラゴンのサイコロステーキと生野菜のサラダとオレンシ(オレンジ)ジュース

野菜はボックスから、肉とジュースは冷蔵庫モドキから取り出して隣の部屋のキッチンで調理する

最初は真後ろにいて後ろに気配がするのって嫌だな~と思って横で見やすいように移動させた


メイプル「お皿に盛るの手伝ってくれますか?」


因みにマスター室で食べるのは仕事の時以外基本禁止

リンちゃんと一緒に食べた場所も今からシャル君と食べる場所と一緒だから

まあ私とアルセは零さないから人が居なければ普段はマスター室で食べてるけどね~


メイプル・シャル「いただきます(いただきます)」


パァーって目が輝いた

種族によっては合わないってのがあるから

素材の味を活かすようになるべく香辛料を使わず調理してる

それでも美味しかったみたい。目と一緒に笑顔になってくれればいいなぁ


●アルセ・シャイン(目線)


メイプルを先に帰らせたのには2つ理由がある

1つは東の魔王がメイプルに手を出さないように言う事

1つは■■の仲間としてこの瘴気を見て見ぬふりは出来ないって事


光帝「悪い忘れ物をした。通してくれ」


門番A「帰る時はそのまま通っていいからな」


光帝「おう。悪ぃな」


廊下を王の間と一直線にしてるのは勇者対策か?

偶にキチガイな勇者が来るからなぁ~簡単に言えばドラ〇エで人の家の壺やら宝石をパクって行くやつらの事だ

そんな勇者が現れた場合誰かが徐々に毒を盛って毒殺するのが多い

勇者VS多数でも負ける可能性があるからな


コンコンコン


マオ「入っていいよ」


ガチャ


光帝「余り身構えるな警告しに来ただけだ。東の魔王、メイプルに手を出すな」


マオ「何で、さっきは感じなかったのに」


光帝「?それよりも警告は守れ、メイプルの害になる者でも手を出して来なければ見逃す主義だ。力量の差は分かるな?無駄な事は考えないことだ」


マオ「あのさ、悪いんだけど僕はメイプルって人を知らないよ」


光帝「え?あ、そうだったな。訂正だ、メイプルとシルに手を出すな」


マオ「分かった。僕は過激派じゃないから手伝える事があれば手伝うよ、それに怖がられるのは嫌いでしょ?」


光帝「!!別に俺は」


マオ「シルとアルセの事は僕にしては珍しく気に入ってるんだよ。だから脅されなくてもやらないよ」


何でだよ、何で俺はこんなに脅して嫌な思いさせてるのにそんな顔、出来るんだよ!

俺はディーオや東の魔王の様には出来ない、邪神に近い考えだってこともな


光帝「・・・俺は、大切な者は造らない。気に入るだとか信じてる何て人は造りたくない」


マオ「今はそれでもいいんじゃない?護りたい人が居るのなら気に入る人も信じたい人も出来るし、否定してるだけで既に出来てると思うよ」


光帝「っ違う!俺は、俺は」


あいつらを、でも、それは、俺が・・・俺は何時からこんなに弱くなった?絆されて図星をつかれて

俺は唯一無二の存在、何者にも変えられな1代目、俺が駄目なら下も駄目になる。落ち着け、俺はまだ大丈夫だ


光帝「我の名は■■、役目はシルとメイプルを死なせない事、今と言う生を散らさない為にいる。東の魔王俺は1人だ。心の奥で何を思っていようと、な。」


マオ「愚痴位なら聞くから何時でも来てね」


光帝「おう。ありがとな、また来る『転移』」


あ、転移防止すり抜けちゃったけど大丈夫だよな?

なーんかあの結界懐かしいんだよな〜何でだ?

どうでもいいや、酒飲んで帰るか


光帝「悪くない苦さだ、結構好きだな」


魔界の酒は高い、娯楽だからな

苦い程安いがそこそこ安い方が俺は好きだ、つまみはチーズが合う

因みにメイプルは甘酒も飲めない、本人は飲んだことないとか言ってたけどな


光帝「会計」


魔族「魔金貨5枚半」


光帝「ん」


魔族「釣りの魔半金貨5枚」


魔界は金貨と銀貨の間に半金貨ってのがあってスリジエ国で言う半金貨=金貨だ。金貨=白銀貨にあたる

さっきの会計は白銀貨5枚と金貨5枚ってわけだ

スリジエ国で似たような価値のを飲んだら金貨2枚くらいだな、あっちでは酒は物価的にそんなに高くないからな〜スリジエ国を知ってるものからすれば舐めてんの?ってやつ


光帝「ちっと飲み過ぎたか?身体あちぃーな。ギルドの前へ『転移』」


酔ってて気配消すそのまま入ってったら皆にガン見されてたのはお愛嬌だ


「マスターフラフラしてな」


「怪我でもしたのかな?」


「アナさん達が動じてないって事は大丈夫だろ」


「酔っ払ってたとか?マスターってかなり飲んでても酔ってなかったのに?」


「(アルコール度数)70のグビグビ飲んでたのに酔っ払うとかどんなの飲んだんだよ」


「いやいやアレはちゃんと割って飲んでたから。二日酔いはなってなかったしかなり水とか入れてたんじゃねぇの?」


ディーオ「氷入れただけでそのまま飲んでたわよ〜今回酔ったのは本来薄めて飲む度数80をそのまま飲んでたからだわ。1ℓは飲んでるし」


「酔いたかったんじゃねぇ?何時も働いて俺達を鍛えてくれてるんだ、息抜きくらい必要だろ。俺達も少し飲もうぜ」


マスターを心配しつつ酒を飲むギルドメンバーでした

記憶が抜けるまで飲んでないので周りが言ったことも覚えていますよ

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