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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第11話
93/132

支配

シュン

スタ


グルグル回る魔力を強引に押さえつける

うっとおしい、痛い、どうしたらいい、どうしたらじゃない敵をたお、殺せ!


シル「はぁはぁ大人しく従え!全員指定位置から出るな。『風よ』暴走しそう。天地を司る神々の力を我に与え敵を倒す大きな光なりて全てを燃やしつくす業火の炎となれ『対象、魔物、神々の太陽』」


ゴォゥー


「神級・・・」「嘘・・・」「凄い・・・」


危うく魔力暴走するところだった、思わず従えるイメージと声に出しちゃったや、というか大半が何らかの反応を見せてるけど早く行ってくれないかな。

やっぱり神級は消費が多いなぁ〜晴れてるから消費は少なくなってるはずなのに

魔力が溢れると破壊行動をしたいと思うように考えるから注意しなきゃ


アルセ「全員武器を構えろ!残党刈りは1匹も逃すな!『転移』」


ギルド員「うぉーー!」「任せ(ろ)(て)(てください)!」


あれなら大丈夫そう、さて私も早くルードさんと合流出来るように早く倒さなきゃ


シル「その前に『ボックス』飴食べとかないと・・・よし、それじゃアナさん行って来ます。『転移』」


シュン

ザク


「・・・」


陣帝「??が虚ろ、うぉと」


1発ブレスしてきただけで次の攻撃が来ない

支配してるのなら命令を受けてるはず


ガサガサ


「・・・」


ブォー


草から出てきた魔兎が・・・気配?じゃない。としたら魔力?

『水よ』

あ、音だ。空中に魔力を浮かべても何も反応無かったのに制御を解除して地面に音を立てて落ちたのに反応した


陣帝「(無演唱対策してなかったのが仇になったね〜無演唱じゃなくても脳内演唱も対応出来るようにしておくべきだったね♪我光の力求むその力空間を呑み込み照らし出す光なり黒を打ち消し呑み込め『光の侵食』)」


脳天直撃☆え?殺してないよ。

操られてるのならそれを解けば無駄な殺生する必要無いしね〜

向こうもまさか解ける人が居るとは思ってなかったんでしょ

私は命を尊ぶ、ん?尊ぶ、何だろ?分かんないや


「グルゥ・・・其方、が、助ける、か」


陣帝「えぇ操られてたんだけど覚えてる?」


「〈コク〉黒(闇)、魔法、我、巣、おそわれる、した。時、に、黒(闇魔法)、使う、相手。」


拙い人族語を話すドラゴン、かなりの長生きなんだろう

龍族の方言?が混じってるけど言いたい事は

ドラゴンさんの巣が誰かが襲いその時にドラゴンさんが闇魔法で操られてしまった

と翻訳した。多分間違ってない

言葉を聞くのは無理だけど喋ることは出来るんだよねぇ〜今度はちゃんと聞く練習もしなきゃ


陣帝「〘言葉は話せるよ〜聞くことは出来ないけどね。それで闇、黒魔法で住処が襲われてその襲ってきた人に操られたって事でいいのかな?〙」


ドラゴン「〈コクコク〉凄い、合う。我、助かる、か?」


龍族に近い者程縛られる事を嫌う傾向がある

だからなるべく自由に出来るようにしかし危険から守れるようにしなきゃいけない

闇魔法で操られるのなら光か聖の護符を渡せば余程強力でない限り大丈夫なはず

『ボックス』からアルセが取ってきてくれた加工してない宝石を出して魔法陣を付与する


陣帝「〘支配が解除されたのが知られてる可能性もある。コレを持っていれば操られる事は無い〙」


ドラゴン「感謝、ありがとう。小さき者」


バッサバッサ


陣帝「いい飛びっぷり〜アルセに参戦しに行く前にルードさん達帝の所に参戦しに行こ『転移』」


シュン

サク


ルード「水竜よ敵を飲み込み圧縮せよ『ウォータードラゴン』」


イエローウルフ・風の狐「「ブクブク」」


戦闘中ね。ウォータードラゴンは水属性上級魔法、狼の方は息切れで倒したけど狐はあの状態で息が出来なくなると分かったのか風魔法で水を切って逃げられてしまった


風の狐「コーンコーン」


陣帝「幻覚!不味い『転移』」


シュン

スタ


シル「ルードさん危ない!ぃっ」


バン

グサ

ドサ


水帝「シ、ル?シルしっかりしろ!何故俺を庇ったんだ!」


思いっきりバンって押して何処か分かんないけどグサっと刺されてドサっと倒れる前に無演唱で『光の鎖』と『風よ』で狐を吹き飛ばして時間を稼ぐ


水帝「う、ぁぁシル!シルー!俺の所為で、俺の所為でシルが!」


嫌な予感はコレだったんだ。あ~痛さを感じないだけマシかな

刺されたのに吹き飛ばして抜いたから穴が空いて血がドクドク流れてる

そろそろ魔法陣が発動するし寝てもいいよ、ね?


ピカァー


アルセの魔力を感じて目が覚めた。寝転んでるのに目の前がクラクラする

確実に貧血だよねぇ魔力枯渇の感覚と似てるから耐えられない程じゃ無いんだけど


ドーンドーン


水帝「向こうの空中で爆発がどうしますか?」


風帝「私たちが行っても足手まといなるだけだわ。この魔力量じゃ役に立てそうにないわねぇ〜」


土帝「戻るとするかのぉ〜光帝が負けた時勝てるのはシルだけじゃろう」


アルセ《魔界に連れて行ってくれるバカが居るから行こうと思うんだが来てくれないか?》


メイプル『行く、転移で行くから1分程待ってて』


空中に爆発、花火だ

アルセが私を呼んでる、行かなきゃ


陣帝「アル、セ。今・・行く」


水帝「シル起きたんですか?大丈夫ですか?」


風帝「寝言よ〜水帝なんだがシルには甘いわねぇ何かあったのかしら?」


土帝「詮索するもんじゃない、水帝ファイトじゃ」


水帝「ちょ!そんなんじゃありませんよ、俺は、俺はメイプル様一途だ!」


ちょっと/////待って、恥ずかしい/////この会話は私の精神的にまずい!


陣帝「そうなの?知らなかったや〜んじゃ僕はアルセの所に行ってくるから後でね〜」


水帝「あぁ・・・待て!」


陣帝「『転移』」


転移する時にフードの隙間から見えたルードさんの瞳が焦ってた。私(本人)に一途って言った事バレちゃったもんね〜ルードさんに想われるのは嫌じゃない


シュン

スタ


「来たかってまたローブ来てやがる。お前らはローブが好きなのか?」


光帝・陣帝「違う」「違うよ〜」


「説明は向こうでしてやろう。行くぞ下僕共!『転移』」


うわぁ〜アルセ相当怒ってるな〜

そもそも事情を知らない人からしたらいきなり下僕って言われて転移させられたんだよ?ただの誘拐じゃん


陣帝《上から目線でイラッとするね。とりあえず魔界に着いたら魔王の所に行こう》


シュン←転移

スタ←着地

グサ←アルセが魔族の心臓を剣で貫いた音


「着いた・・・ぞ!?何で俺に剣が刺さって・・・」


ガハッ←吐血

ドサ←死んで倒れた


光帝「こんな物か思ったより弱かったな。肉体強化いらなかったぞ」


陣帝「相手油断してたからね〜少し瘴気が強いから結界張ってた方がいいよ。今は大丈夫でも数時間吸い続けでもすれば高熱で倒れると思う」


光帝「俺は魔力に多少変換出来るが念の為張っとくか・・・メイプルあっちに城があるぜ、きっとあそこに魔王が居る」


此処に転移してきて一呼吸した瞬間から結界を張ってる

私が両方かけると何かあった時アルセの結界も消えちゃうから

アレが魔王城か〜綺麗な結界だねぇ力技で開けないのならかなり時間をかけなきゃ通り抜けられない


陣帝「この格好の時はシルでしょ。精神少し削るけど転移で行く?少し完璧な結界のようにも感じるから抜けるのに時間かかるかも」


光帝「2人捕まえて変身して行くか。流石にローブの格好だと攻撃されそうだ」


陣帝「ん、そうだね。近くに居るのを捕まえましょ〜『強制転移』おやすみ」


「ここ何処だ?グハァ」バキ

「キキ!ガハッ」ドス


魔力察知で1番近くにいる2人組を強制転移して顔面強打して脳を揺らして脳震盪で気絶、もう1人は仲間に気を取られてそちらを向いた所を狙って鳩尾を殴って気絶

何もしてないのに殺されるのは理不尽だと思うからね

念のため起きないように眠り魔法かけて・・・よく見たら女の人だし顔は一応治療しておく。


光帝・陣帝「俺(私)の姿と声を変える『変身』」


ちなみに私は猫耳に黄色っぽい肌で2つの尻尾がある。アルセは例えるなら赤鬼、少し皮膚が赤くて額に角がある尻尾はないよ。


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