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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第10話
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裏オークション3

タイトルは基本本文に書いてある言葉か関係のある事にしています。偶に全く関係ないかも知れませんが、タイトルが思い浮かばないのが辛い・・・



●アルセ・シャイン(目線)


今回の事俺はメイプルを参加させたくなかった

止めても無駄なら見張れるように協力するまでだ


光帝「時間、後で」


シル「了解〜んじゃまた後でね〜《変身はするけど、私は普通にお金払って入るからまた後でね》」


光帝「水帝、大丈夫か?」《気をつけろよ。無理だと思ったら引け、俺だけでも問題ないからな。》


水帝「大丈夫って言ってます」


光帝「本当に?」


水帝「本当です。いい加減執拗いですよ」


闇帝「どうかしたんですか?」


水帝「昼に模擬戦に付き合ってもらったのですが光帝が勢い余って私に怪我させたんですよ。治療して貰ったんですが光帝が回復魔法は完璧じゃないから何処か痛い所とか無いかっと何回も聞いてくるんです」


闇帝「えぇ!だ、大丈夫ですか!?」


水帝「ちょ、闇帝まで大丈夫ですよ。彼処の医務室はレベルが高いみたいですから」


アルセ《失礼な、周りが低いだけだ。少しでも異変を感じたら引け、俺がその分も代わりにやる》


水帝「はぁ、そろそろ時間じゃ無いですか?」


光帝「ん、丁度。行くぞ」


ルードって体内時計すげぇいいんじゃ?

時計は無いんじゃないかって?時属性を使った唯一無二の壁掛け時計がギルドの受付の上辺りに飾ってある。多分ギルド内に置いてあって価値を出せる中では1番高いと思う

俺とメイプル(シル)は懐中時計派で常に持ってる←コレも時属性を使ってる

腕時計はカイルさんとリリーフさんと帝(闇帝を除く)達にもあげたな


店員B「い、いらっしゃいませ。本日は何をお探しで?」


水帝「もう割れています、無駄な抵抗は止め大人しくしなさい。」


店員B「何のことでちょうか?」


光帝「ぷっ」


店員B「笑ってんじゃねぇよ/////!」


水帝「光帝彼で遊ばないで仕事をして下さい。さっさと行きますよ」


店員B「光帝だと!?敵だー!全員捕らえて奴隷にしてやれ!!」


闇帝「水帝さん失言は取りました。やっていいですよね?」


水帝「情報通りですね。はいお任せしますよ」


光帝「闇帝、任せた。水帝、行くぞ」


中の方が乱闘になるだろうし比較的安全で危険になっても逃げられるって事で上は闇帝の仕事になった

闇帝には捕縛出来そうならしてくれ無理なら皆殺しで構わんって伝えた、上にいる奴らは重要なことを知ってる奴らはいないだろうからだ

闇帝は優しいから全員生きたまま捕縛だろうがな


水帝「入口は魔法陣ですか、入り方はシルから聞いてますか?」


光帝「嘗めるな」


この程度の魔法陣難しいとは思わん。水帝には同然聞いているって意味に聞こえてるんだろうが

『フェイクライン』此処と左手の線を違う所に繋ぎ合わせれば、楽勝!


光帝〈〈ボソッ〉普通の解析屋が見れば二重構造に騙されてたが、賢い奴が関わってるかもな〉


水帝「光帝何故歩いて進むんですか?急がないと逃げられますよ!」


そう実は俺達は歩いて進んでる。何故かって?魔力侵食が歩きの早さじゃないと間に合わないからだ

魔力侵食ってのは今回みたいな魔素が少ない、無い場所に自分の魔力を放出して魔素に返還して作り出し魔法を使えるようにする事を言う

今回のも肉体強化出来るから物理でも良いんだがもしもの為にやはり魔法は使えるようにしておきたい


光帝「魔力察知出来ないから分からないのか、初級の魔法使ってみろ」


水帝「??『水よ』あ、魔法が。使えないんじゃ無かったんですか?」


光帝「そ、使えないから使えるようにしてるんだ。走ると使えるようにするのに出来ないしいざとなった時疲れるし繊細な作業なんだぞ?」


水帝「理由あったんですか!?走るのが面倒臭いと勘違いしてました」


光帝「おいおいシルを先行させてるのに理由も無く呑気な事はしねぇよ」


シルはメイプル本人だからな

シルが分身ならまあ急ぎはしないが早めには行くが

そろそろ連絡が入ってもいい時間だ。突入はシルに合わせる予定だからこそ歩いて進めるんだが


水帝「そう、ですよね。幾ら何でもこんな時くらいは怠けたりしませんよね」


光帝「・・・」


水帝「否定してください!何で黙り込むんですか」


シル《準備完了だよ〜避難は終わった3秒後に突入して。僕の呼び名はシル改め陣帝》


光帝「時間だ、準備はいいな?」


水帝「誤魔化しましたよね?当然です」


シル《アルセ魔法が直接効かない珍しい人がいるから瓦礫飛んでこないように気をつけてよ。ある程度なら僕のローブで大丈夫な筈だけど》


ギルドにも数人しか居ない魔法が効かない奴か、恐らく捕まえた側は気付いていなかったな

気付いていたなら数がもっと増えてた筈だ


光帝《分かった、その珍しい人を護衛しててくれ。逃げた奴は任せた》


バーン


水帝「水属性の帝、水帝です。全員大人しく捕まりなさい。抵抗する者は容赦しません!」


「侵入者だ!捕らえろ!」


光帝「ニヤッ正当防衛だな?光属性の帝、光帝の名において罪人を捕らえる。逃げられると思うなよ?光よ鎖となりて敵を捕らえろ『光の鎖』」


「何で魔法が!!くそっ!」


水帝「光帝、貴方カッコつけですか?光帝の名において罪人を捕らえるって」


光帝「言うな。テンション下がり過ぎて調子出ないから台詞だけでもと思ってんだ」


水帝「調子悪いんですか?」


光帝「おっと貴族が逃げてくな」


水帝「言ってる場合ですか、1人も逃がしません」


光帝「深追いするなあっちの方向はシルが居る」


あ、戦闘外が1人居るの忘れてた。気絶させるだけだし大丈夫だよな?殺害なら吐く奴も多いが

そのまま驚きで固まってれば良かったものを悲鳴が煩い!


「ぎ(き)ゃー」

「助けてー」

「逃げろー」


光帝「『光の鎖』1人逃がした。修行し直さないといけないな、水帝魔封具付けていってくれるか?熱風?」


「あちっー痛い、助けて!」


おいおい地下で火を使うとかまずいだろ

どんだけ高火力出したんだ、酸素薄まったぞ

あ、気にしすぎて緩まったか?逃げられたな


光帝「この人数なら後は任せて大丈夫か?」


水帝「はい。奥で合流したらこちらに戻ってきてください」


光帝「ん、了解」


メイプルの魔力は〜こっちだ。やはり薄くなってるな、10年も持たないかも

せめて15までは持って欲しい、俺が力を取り戻すか使わなければ進行は遅くなるとは思うんだがこの間思いっきり使ったからなぁ〜


光帝「『光の鎖』彼処に居なくてシルにやられてない奴がまだ残ってたのか」


「な、何で」


光帝「魔力ただ漏れで気配消して隠れてるとか笑えるぞ。後で回収しに来るから大人しくしてろよ?」


魔封具を付けて光の鎖を『解除』他のは解除しないように気をつけて

魔力コントロールは甘いから意識してないと全て解除しちまうからな

メイプルと、アレが言ってたやつか?見た感じただ漏れで全部を無効化してて身体に負担がかかってるんじゃないか?


光帝「陣帝、それ?《まだメイプルくらいの子供だな、力の制御分かってないから弾かれてるんだな》」


シル「うん。リンちゃんだよ〜《多分同じくらいだろうし仲良くなれると思う》先に解散してもいい?」


水帝の下へ歩きながら傍にいるリンについて心話で話す

二重会話はもう手慣れたものだ。最近では作業しながら二重会話も出来るようになりつつある


光帝「水帝《先に解散してもいいか?シルの傍にいる者を保護したい》」


水帝「後は尋問と拷問なので帰っても問題ありません。もし無理な時は光帝お願いしますね」


光帝〈コク〉《歩いて帰らないとな、アナに夜食用意して貰っとく》


シル「分かった〜それじゃお疲れ様〜光帝今日は歩いてギルドに帰らない?」


光帝〈コク〉


リン「光帝様わざわざ申し訳ありません。私が転移出来ないばかりに」


光帝「保護、当然」


シル「それじゃ伝わらないよ?僕が保護した相手は光帝が保護するのは当然だって言いたいんだよ」


リン「そうなんですか?えっとありがとうございます?」


光帝〈コク〉


シル「ここが保護場所の神秘の桜だよ」


少し話して頷いて黙って、また少し話して頷いてを繰り返しながらギルドに帰ってきた


ガチャ


アナ「お帰りなさいマスター」


光帝〈コク〉


シルは今回誰1人見捨てずに助けた事が良かったのかギルドメンバーに気に入られたようだ

前の認識はマスター(俺)の知り合いの顔隠した奴だったと思う、今は怠いのが分かってるのに魔力を一気に使い全員を嫌な場所から一刻も早く出させた顔を隠したいい奴、だといいなぁ

気に入られてるのは分かるが俺も同じく顔を隠してるからな、何時かは教えてやりたいとは思うがまあ数人個人的になら・・・やっぱメイプルとルードとアナ以外には見せたくないな


アナ「用意出来てるわよ。マスター室で食べる?」


光帝「〈コク〉上、禁止」


サクが作るのはかなり美味しい、メイプルと俺の(自称)一番弟子だからな!

飯も食ったし明日提出の書類終わらさないと、ルード(水帝)と模擬戦してたから手つけてないし


アルセ「泊まりでも家には早めに帰るよな?」


メイプル「昼前には帰るつもりだよ、アルセは?」


アルセ「提出書類終わったら寝るつもりだ、時使って終わらすからメイプルはゆっくり休め」


メイプル「え、あ〜うん。ありがと、お休み」


アルセ「あぁお休み」


やっぱり無理してた、顔は隠してて見えなくても幻覚が俺の魔力量で解けかけてたから余程強制転移に魔力持っていかれたんだ

それにリンを寝かせて少ししてから口調が幼児化してたのも理由だ、仕草や口調が可愛い!!


アルセ「あーやりたくない、偶にはサボりたいな〜」


俺は魔力を使って無いのにこの思考、メイプルの精神に引きづられてる?はぁ寝たい、怠い、面倒臭い

さっさと終わらせないと本当に寝ちまうな、休憩抜きで一気にやろ・・・書類が終わるかアナが紅茶届けてくれれば休憩入れればいいし

アルセ、時を使ってやってるからアナは紅茶は持ってこないよ・・・

本当に休憩抜きでやり終え時を解除したらそのまま寝ちゃいました

ちょっと後書きに小話を


アナ「紅茶持ってきました」


アルセ「くーくー」


アナ「寝てますか?アルセさんが机に突っ伏して寝てる、珍しい」


アルセ「うーあ、にゃ」


アナ「/////(今アナって!夢の中で私が出て来てるの!?)アルセさん机で寝てたら、あ。今日水帝様が来てたから・・・『肉体強化』この状態で起きたら悶え死ぬ/////」


ディーオ(女に男がお姫様抱っこされてるとかどちらも恥ずか死ねるわよねぇ〜アルセ魔法を使った時点で起きてるのにドンマイ)


アルセ「・・・(え、コレどう反応したらいいんだ?このまま寝た振り?恥ずかしいんだが!?魔法の発動を感じたから起きたのにこんな恥ずかしいとか起きない方が良かった?んだよな?)」


アナ「ふぅ、アルセさん何時もお疲れ様です。偶にはぱーと休んで下さいね?私達(神秘の桜メンバー)はアルセさんの為なら夕方の数時間だけ時間を頂ければ他の書類は皆で協力してやりますから」


ディーオ(寝てると思っているアナちゃんコレは面白いわぁ〜寝ていると思っているからこそ言えるギルドメンバーの本音!アルセ選手どうするー?)


アルセ「ん、ん。(ちょっとタイミングの良い寝言だが少しずつ頼んで見ようかな〜1人買ったが俺の負担が減るのは助かるし)」


アナ「ゆっくり休んでください、明日は忙しくなりますし私も周りを手伝える状況にはならないと思いますから。お休みなさいアルセ・・・さん/////」


ガチャ

バタン


アルセ「今呼び捨てにしようと、まさか、な」



どうでしたか?面白かったら幸いです!

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