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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第10話
83/132

裏オークション1

pv6000突破しました!読んでくださり有難うございます

まさかこれ程読んでくれている方がいるとは・・・感謝感激雨あられです!

今後もルーマナを宜しくお願いします(*´∀`)

●アルセ・シャイン(目線)


今日は1人で先行潜入だ、安全は保証出来ないが何となく俺が行くべきだと思ったからだ


アルセ「シリナフ丼セット1つ」


店員「シリナフ丼セット1つですね、お飲み物は何になさいますか?」


アルセ「オススメの酒」


店員「かしこまりました。以上でよろしいでしょうか?」


アルセ「あぁ後今夜の予約は一杯じゃ物足りないが今宵は空いてるか?」


これは合言葉の1つでこれを知ってるやつは闇ギルドか闇オークションの関係者って意味があるらしい。ご飯を食べに来たのも事実なんだがな


店員「空いてますよ。それでは料理をお持ちしますのでお待ちください」


アルセ「いただきます、まあまあだな。(神秘の桜)経由以外の店ならこんなものか、会計を」


店員「合計銅貨7枚です、銀貨1枚ですねお釣りの銅貨3枚です。それとお客様こちらへどうぞ」


アルセ「最近人が探りを入れてるらしいが近々開かれるオークションは大丈夫なのか?」


探りを入れてるのは俺だかな

この店は元から怪しかったから目をつけてたがムツキがここを利用してるからここに決めた。

合言葉も調べる必要なかったしな


店員「えぇお客様も知っている事ですがここは子爵が建てた店ですので問題ありませんよ。まぁ我々裏の人間からすればやれれば他の事はどうでもいいのですよ、貴方は?」


アルセ「そうだなぁ〜俺さえ捕まらなければ誰が捕まろうとオークションは開催して欲しい所だ。今回はご主人様が数体購入したいと言っていたからな」


ムツキに裏での暗黙のルールを教えてもらったがなかなか酷かった。

1、自分の事を最優先に考え他人を蹴落としてでも捕まらないように逃げる風な発言をする

2、情報が欲しい場合自分から先に情報を渡し、その後情報を受け取る

3、奴隷は人ではなく体と呼び、人間ではなく玩具や物、奴隷と言う呼び方をする

4、オークション用の合言葉は他人に教えない

だったな。注意するのは呼び方だけだから大した問題じゃなかったが、情報を先に渡すって事で俺が起こした事を渡すことにした


店員「お客様は購入されるんですか〜でしたら〈〈ボソッ〉ここだけの今回だけのお話聞きますか?〉どうです?情報料はたったのこれだけです」


指を2本立ててウインクをされたが2本っていくらだ?探りを入れつつ話を続けるか


アルセ「〈〈ボソッ〉ご主人様のお気に召して貰えるなら買ってもいいが〉少し話さないと分からないなぁ〜いくらだ?」


店員「しょうがないお客様ですね〜なら少しだけですよ?〈〈ボソッ〉実はですね、この間入ってきたんですよ。ハーフですがね〜〉どうです?今なら金貨2枚ですよ?他の人に情報が渡れば手に入りにくくなると思いますが」


アルセ「これもご主人様の為だ。金貨3枚やる、情報を全て渡せ」


提示してくる半分以上金額を追加すれば相手が持ちかけたことでも断る事は出来なくなるらしい。ついでに話してはいけない事もぽろっと話すこともするとムツキが言っていた


店員「!!これはこれは太っ腹な事で。いいでしょうその話なんですがね・・・」


アルセ「要するに1つ竜人が売り出される2つエルフもいる3つ今回は人間にもいい女がいるという所か?」


店員「はいそうですよ。価格がいくらになってもいいのなら先買いも出来ますよ?返事は3日以内でお願いしますがね」


先買いについては聞いてなかったな、3日以内でって事は帰って相談してもいいんだろうが


アルセ「少し考えていいか?ご主人様の性格上、な」


店員「3日後でもよろしいのですよ?それまでに先買いされたら別の話ですが」


アルセ《魔法封じされてるから心話で頼む。情報入ったぞ、店員が言うには竜と人の子供とエルフ、いい女の人間が入ったらしい。先買いならすぐに助けることが出来るだろうがどうする?開催までに先買いされたら助けられなくなる》


メイプル《開催は5日後だったよね?じゃ顔見せが出来るか聞いてみて》


アルセ「先買いする前に商品を見ることは出来るか?ご主人様は性格や顔を選ぶ筈だ、声は出せないままでも構わん」


店員「少々お待ち下さい・・・〈〈ボソッ〉えぇ顔見せしたいと、あぁそれで金額は、了解〉お待たせしました料金は金貨4枚ですが構いませんか?丁度頂きました。こちらへどうぞ」


パスワードは831831だな。闇市闇市?分かりやすいし覚えやすい、警備の奴大丈夫かよこっちからすれば有難いが

中から腐臭が少しする、掃除をしてても頻繁ではないから俺だから臭いが分かってしまった、思わず鼻をつまみたい衝動に駆られたぞ


アルセ《顔見せ出来たがどうすればいい?》


店員「こちらが先程の商品になります。おい!こっちに来い」


メイプル《指輪を渡してほしい。隙を見て転移させるから》


アルセ「ほぉこれが竜人か、切り傷があるが後は残るのか?」


店員を睨みつけてるが俺を睨まないのは何故だ?睨まれるのは好きではないがな


店員「申し訳ありませんが残ると思われます。何せ捕まえる時の傷なので、傷ものは少しは安くなりますが竜人ですので高いですから少し多めに出して頂くことになるかと」


竜人「・・・」


やっぱり俺の事は睨んでない?ローブ着てるからフードで顔が見えないから怪しくて睨まれても可笑しくないのだが


アルセ「ご主人様は傷はあまり気にしないが俺個人としては気になるな。ちなみにいくらだ?」


店員「そうですね〜竜人は白金1枚と白銀5枚〜白金3枚ですから、傷物なので値引きと先買いですので、大体白金2枚です」


白金2枚って事は地球で200万だな。最大3枚のくせに2枚も取るのかよ。買えるけどな


アルセ「《なぁ買ってもいいか?竜人》ん〜どうしようか」


メイプル《闇オークションで買うの?私は構わないけど見つかったら色々大変だよ。買うなら違法にならないように戸籍とか作るけど》


アルセ《悪いな、どうしても気になって買いたいんだ。わざわざすまない》


メイプル《気にしないで、竜人ならどちらにも住めなくて困るはずだし、人助けだと思えば迷惑だとかそういうのは思わないから》


アルセ「《それでもありがとな》少し話してもいいか?」


店員「勿論で構いません」


アルセ「俺のご主人様に仕える気はあるか?今よりはまともな食事が出来るぞ」


竜人「・・・」


アルセ「俺に、仕えるか?」


竜人「!?〈コク〉」


アルセ「決めた、この竜人は買う。白金2枚だな?」


店員「はい、お客様は竜人を買うのは初めてでしょうか?」


アルセ「初めてだが、この竜人には白金2枚だろうがご主人様が気に入ればいくらでも構わない」


店員「そうでしたか・・・今回は値下げしませんが、竜人は白銀8枚〜白金3枚で売られています。この竜人は普通なら白金1枚と少しで買えたと思われます、次回からは注意した方がよろしいかと」


アルセ「そうか、わざわざ教えてくれてありがとう。ご主人には白金1枚をいただくとしよう。白金2枚だ」


店員「白金2枚を持ち歩いてるって貴方・・・いえ、ご購入ありがとうございました。こちらがこの竜人の鍵になります。帰りにお渡ししますので、次はエルフの所へ行きましょう」


今度から買う前にメイプルからムツキに聞いてもらわないとな、勿体無い事をしたが買えてよかった


アルセ「これはエルフ?」


エルフ「〈〈ボソッ〉来ないで、嫌だ〉」


店員「少し気弱なエルフですが寿命が長いので死ぬまで側に置くことが出来る観賞用エルフです。このエルフはかなりの上玉でずっと愛でていたいと思わせる可愛さと美しさを兼ね備えております」


魔法封じがあるが聞いておかないといけない事がありそうだ


アルセ「このエルフに質問してもいいか?」


店員「傷つける行為以外は構いませんよ」


アルセ「エルフ質問してもいいか?首を振るだけでいい。まずは甘いものは好きか?《貴方はハイエルフか?》」


エルフ「!〈コク〉なぜ」


アルセ「質問は受け付けない、次は辛いものは好きか?《やはりハイエルフだったか、何故人間に捕まってこんなところにいるか知らないがここから出たいか?》」


エルフ「〈コクコク〉」


アルセ「次は〜そうだな、料理は作れるか?《俺が帰ったら服の中に指輪があるからそれを肌身離さず持っていてくれ。数日の内に必ず助けに来る、分かったか?俺の名前はアルセ》」


エルフ「〈コク〉」


アルセ「そうか。これはご主人様と相談してから買うか決めることにする、次に行くか」


『ボックス』、『転移』魔力量でこじ開けるのは疲れるな。だが指輪は渡せたからいいや


店員「そうですか、そのエルフは上玉ですので白金1枚辺りです。ここは他の奴隷も居ますが上玉以外もなかなかいいのが多いですよ」


人間は数が多いから纏めて入れているのか。助ける時は纏まっている方が楽だからありがたいな

そういえば男もいるのに抵抗してくるやつがいないのは何故だ?


店員「ここです。男も居ますが魔力封印で動けない奴が多いので入っても問題ありません、これが今回の上玉の属性貴族です。どうですか?」


属性貴族、攫われたと聞いていなかったが最近なのか?これは助けないと行けないが、いい奴なら今すぐ助けてもいいが・・・少し話すか


アルセ「属性貴族?貴族じゃなくてもいいが、おい女名前は?」


属性貴族「ひっ!」


店員「すいませんねぇ〜2日前に来たばかりでまだ躾が行き届いていないんですよ。名前はルア・ダークネスです」


属性貴族で名前があってるなら黒髪でダークネスだから闇の属性貴族だな

恐らく本物で闇帝の妹だ


アルセ「そうか、これもご主人様と相談した方が良さそうだが属性貴族か・・・危険だが確かに上玉だな。一応リストには入れておく。ルア・ダークネス、ご主人様が買うと決めれば迎えに来る。他には居ないのか?《落ち着いて聞け、俺は、光帝。姉から頼まれてきている。今は監視がいて助けられないが、俺が帰った後服に入っている指輪を肌身離さず持っていろ。必ず助けに来る》」


店員「上玉は居ませんが獣人がいますよ、見ていきますか?」


アルセ「獣人・・・今回は辞めておく。ご主人様が飽きたらまた買いにこればいいからな」


獣人は家族が居れば送ってやれるが居なければギルドに入れればいいか

さてとさっさと帰って記憶を渡すか


店員「こちらが商品の竜人です。服はサービスでごさいます。またのご利用をお待ちしております。」


竜人「・・・」ジー


アルセ「あぁ、転移するぞ『転移』」


〜神秘の桜、マスター室〜


アルセ「もしかして喋れないのか?」


竜人「・・・」


話しかけたはいいが何も反応してくれない、次に喋る訳にも行かないし

誰か来てくれー!おっメイプルだ助かった


コンコンコン

ガチャ


メイプル「アルセ〜帰ってきた?あ、それが言ってた竜人さん?どうもメイプル・ルーチェです。よろしくお願いします」


アルセ「まだ名前は聞けてないんだが、手伝いに来てくれたのか?」


メイプル「うん、てっきり正式奴隷を買うと思ってたから驚いたけど、理由も納得したし後は名前を書いて提出するだけ。イル君と竜人さん、2人に増えたね」


アルセ「家族がいくら増えたっていいだろ?それに足りないのは確かだしメイプルも10歳になったら手伝いなかなか来れなくなるだろ?」


何か聞きたそうな顔してるが答えたらメイプルに危険があるかもしれないからな

それに手伝いが出来る奴が欲しいのも本当だしな


メイプル「と、えっと竜人さんの名前はなんですか?」


アルセ「メイプル、竜人は喋れないんだ。声は聞こえてるから質問なら出来ると思う」


メイプル「分かった。じゃあ竜人さんに名前はありますか?」


迷ってる?という事は俺が付けた方がいいか、申請と本名は関係なくていいことも無いがまあいい


アルセ「名前ないのか・・・じゃあ俺がつけてやるよ!髪が白金で綺麗だし関連した名前がいいな・・・シャル、シャルはどうだ?」


眼が輝いてる、気に入ってくれたようだ

メイプルが上手く本名を聞き出してくれるといいな


シャル〈コク〉


アルセ「!!反応した!賛成してくれた〜!メイプル見た?見た?」


メイプル「ふふ、そうだね。アルセの髪色とお揃いだしね。」


城の者《光帝様、緊急会議です。至急帝会議室まで登城して下さい》


メイプル「あ、呼ばれたね、いってらっしゃい」


アルセ「はぁ〜面倒くさい。どうせ闇の属性貴族の事だろうし、サボってもいいかな」


メイプル「ほらほら私がシャル君と話してるからアルセは行った行った」


アルセ「俺より仲良くなるなよ、シャル。メイプルは俺のなんだから惚れるとか無しだからな!それと夕飯は下から持ってきてもらえよ『転移』」


シュン



アルセ「何で2月は投稿が殆ど無いんだ?」


メイプル「作者は2月は忙しいからだよ、ついでに言うと3月も少し忙しいから5~7日投稿になると思うよ」


ディーオ「それに溜めてた分が無くなって次の話どうしようってなってるのもあるものね」


アルセ「へぇ〜まあ読んでくれてる人には悪いが気長に待っててくれ」


メイプル「次の投稿は27日だよ!」


メイプル・アルセ・ディーオ「今後もルーマナを宜しくお願いします!楽しんで読んでくれれば幸いです」


シリナフ…赤色に少し白色が混ざった豚のような魔物。油が多い為、丼や串で食べるのが一般的

ランク単体-E、群れE+

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