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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第9話+
82/132

アナ目線

●アナ・ミニルナ(目線)


今日も1人〜♪

心の中で囁く〜♪

近くて遠いあの人を〜♪

想うこの気持ちに名前を付けるなら〜♪


シュン


アナ「転移、マスター?」


えらく多い。またマスター達が助けて引き取った人達、何だよね

私と同じって思うと種族とか気にならなくなるのが不思議、前も恐らく無関心だったと思うけどこうやって同じ立場の子が来ると構ってあげたくなるの


兎族「あの、何時もの1人後3人宜しく」


アナ「やっぱり何時もより多いわ、伝言有難う。私はアナ・ミニルナ、アナって呼んで」


兎族「アナ、様」


1人って事はこの子しか喋れないのよね、聞く側も大丈夫なら他の子達も大丈夫だわ

後の2種族は何かしら?っと目の前の子を放置したままだったわ

様って何だか懐かしい?気のせいよね


アナ「まずはお風呂、話はそれからギルド登録ね。誰か獣族でお風呂を手伝ってあげてくれませんか?男女数名で構いません」


獣族A「獣族ってのは同種族には気を許すもんだ、俺がやろう」


アナ「来た時に1番馴染んでたのに何を言ってるんでしょうか?」


獣族A「それは言わない約束だろ、アナさん」


アナ「クスクス約束した覚えはありませんよ、まあ其処まで言うのならお願いしてあげましょう」


獣族A「アナさんには敵わんなぁ〜野郎共は俺について来い、色々教えてやる」


獣族B「突っ走らないでって何時も言ってるでしょ。ごめんなさいね?こんなのが教えてやる何て何様よって思ったでしょ、何かあったら私に告げ口しに来なさい抑えてあげるわ。あ、言葉分からなかったわよね、〘コレ、何か、した、私に、言う〙確かこうだった筈」


兎族「有難う、ございます。私、言葉、分かる。いいの?」


獣族B「あらあらまあまあ可愛い、兎族?垂れた耳なのが凄くいい!言葉分かるの?あ、一緒にお風呂入りましょ洗いっこしましょうよ!」


獣族A「お前も十分暴走してんじゃねぇか、まあ此奴が暴走したら俺を呼べ扱い方を分かってないと面倒だからな」


獣族B「でもでもやっぱりそんなの恥ずかしいわよね!キャーでもそれがまた」


獣族A「いい加減正気に戻れ!」


バシーン


コレは敢えて突っ込まない方がいいわよね?

何をしたの?って、見れば分かるけど暴走して抱き締めるのが強すぎて潰れかけてるのに気付かず喋ってた所に何故か懐からアルセさん特製ハリセンで兎族の子に当たらないように頭を叩いたのよ

実はあのハリセン凄い才能の無駄使いしてるって思うのは私だけじゃない筈

手元には振動が行かないようになっているし、どれだけ力を込めても殺傷能力無効、更に叩かれた人は気絶せず悶絶する

あのハリセン私も持ってるわ、アルセさん達って集中すると周りに気付かないみたいだからコレで叩いてくれって。遅く叩いても悶絶するから今じゃ手加減はして無いわ


アナ「そんなに痛いのかしら?」〈ハリセンで叩かれたら〉


受付A「そりゃ痛いですよ」〈性的な意味で〉


アナ「やられた事あるの?」〈ハリセンで叩かれた事あるの?〉


受付A「/////あ、ありますよ/////そ、そういうアナは無いんですか?」〈経験はあります。アナは性的な事シた事無いの?〉


アナ「えぇ、マスターにならやられてみたいと思いますよ」〈ハリセンで叩いた後心配してくれると思うし〉


受付A「ま、ます//////////」ボフン〈マスターに抱かれたい!?〉


アナ「あれ?ちょっと大丈夫!?」


何だったのかしら?風邪?でもさっきまで赤くなかったし、???分からないわ

あ、バスタオルとか用意してあげなきゃあの人達絶対持っていくの忘れてるわ


受付B「やっぱりアナも女よね、マスターのって大きいのかな?ヤる時だけ顔を見せてくれるとかなら私もヤってみたいと思うわ・・・恥ずかしげも無く言えるなんて、アナって熟女?嫌でも痛いのって聞いてたし処女?」


このセリフを聞いてたら多分恥ずかし過ぎて気絶しくなっていたでしょうね、ある意味聞かなくて良かったわ


アナ「後は服は兎も角下着は本人が居ないと無理よね、えーと服屋、靴屋、下着屋、後は野菜屋と肉屋」


もし私が魔力を使ってだったら2軒目辺りで弱音あげてたでしょうね

マスターから預かってる魔星石って大きくて綺麗だから極力使いたくないのよねぇ〜宝の持ち腐れだし必要だから使うけど


アナ「微風よ吹き抜けろ『風よ』」


中級までなら演唱短縮が使える、ただ完全演唱に比べれば威力は落ちるし消費魔力も多い

アルセさんなら、比べるなんてしちゃ駄目って分かっててもアルセさんなら無演唱で威力も落とさないんでしょうね。演唱短縮なら尚更消費魔力も殆ど変わらないんじゃないかしら?

大量のバスタオルと服を風で浮かせ移動する、この作業が目視で出来るようになったのが2年前

今は複数を目視しなくても操れるようになった


アナ「流れる水は聖水の如くその身を清める『清めの水』ちょっと数が多かったかな、魔力使い過ぎたっぽい」


何時もならこんな事滅多に起こさないのに、受付仕事で鈍った?

そうだとしたら私としても不味い、力加減が出来てないのはコントロールが下手になった=役立たずとマスターに思われても可笑しくない

それだけは阻止する!例え倒れたとしても詰め込んで見せる


サク「あら?アナ体調悪いの?顔が青いわよ」


アナ「サク・・・聞かれるまで言わないで惨めだから」


サク「惨め?もしかして魔力枯渇、じゃないよね?」


アナ「ちょっと分量間違えちゃって、だからマスター達には聞かれるまでは言わないで」


サク「でも、分かったわ。ただし今日寝るまでは魔力を使わない事!約束よ」


サクは優しい私の後に連れて来られたけど怯えた様子を見せないように他人に話しかけていた、あの時はまだ有名じゃなく人も少なかったから全員に挨拶して回っていた

私?私は挨拶される側でする側じゃ無かったから、話しかけられたら最初はビクッとなってたけどすぐに慣れたわ


サク「マスター達と同じ魔力量じゃ無いんだから気を付けてよ、私も失いたくないんだから」


アナ「それは私も同じよ、久々だったなんて言い訳にしかならないのは分かってるわ。だから黙っててくれるサクには感謝してるわ」


サク「(魔力枯渇者は報告して治療して貰わないと行けないのは分かってるんだけど、私も訓練があるのに魔力枯渇してしまった事実をマスターに知られたくない。訓練に行けてなかった(サボっていた)って思われるのと同意だもの)私もなったらそうだから。でもバレたらちゃんと治療しに行く事、これも約束に入ってるからね!」


アナ「分かってるわ、もしやってって言われても意地を張らず魔力枯渇だから無理って断るから」


偶にまだ出来るって言って無茶をする奴がいる、マスターは魔力が感じ取れるから分かってて無茶を言い出す人は居ないけど

マスターが居なかったら魔力枯渇って分かってるのに強くなりたいとかで無茶して倒れるまでやる人が偶にいる

私達が感じ取れるようになればいいんだけど、まだ出来ない。訓練次第で出来るようになるって聞いたから帰ってきてから繰り返してるんだけどなかなか出来ない


サク「それなら良し、私仕事あるから行くね。アナも無理しない程度に頑張って」


アナ「本当は既にかなり無理してるんだけどね・・・立つのも辛いんだけど頑張らなきゃ」


実は布団を準備していた覚えてるんだけど途中から記憶が抜けてて、気付いたらマスター室のベッドで寝てたのよね。ちゃんとひき終わってたらしいし、終わった途端そのベッドで寝てたとか?でもそれならマスター室に居るわけないし・・・

アルセさんが運んでくれた、とか?いやまさか、でもそれしか考えられないマスター室に自由に入れるのはアルセさんとメイプルちゃん、メイプルちゃんは受付で聞いてるけど聞かなくても自由に行ける

体格的にメイプルちゃんは無理、そうなるとやっぱり


アナ「アルセさん?」


アルセ「呼んだか?」


アナ「アルセさん!?」


アルセ「アルセさんだがどうした?」


アナ「えっと、その〜もしかして此処に運んでくれたのってアルセさんですか?」


アルセ「そうだ〈〈ボソッ〉お姫様抱っこでだがな〉受付の仕事に戻ってこないって聞いたから探したんだ、見つけたから医務室に行こうと思ったんだが怪我人が多くてな、寝てるだけならマスター室でいいと思った。マスター室のベッドは3つある、寝足りないならもう少し寝てるといい」


アナ「は、はい!」


アルセ「ククク恥ずかしくなったのか?(顔が赤いの見られなくて残念だが)」


アナ「ちょ、ちょっとまだ寝たいんです!」


顔が紅いの自分でも分かる!寝顔見られてたのかな?やばい、どうしよ布団被ったのはいいけど顔出せなくなった!


アルセ「俺も一緒に寝ようかなぁ」


アナ「//////////!?」


アルセ「冗談だ、魔力枯渇なんだゆっくり休めよ」


アナ「//////////は、い」


バレてた、うぅー失望されてなかったからよかったけど

アルセさんも冗談言うのね、ちょっとびっくりした

まだ完全に戻ってないのかも眠い、寝ちゃう


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