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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第9話
80/132

昔と今

誤字修正しました

29/7/17

●アルセ・シャイン(目線)


アルセ「ふぁ〜よく寝た、此処は何処だ?(『魔力察知』)上に上がってくるとかよく危険な事しようと思ったな〜誰か来る小さいな」


コンコンコン

ガチャ


「あ、起きましたか!魔力枯渇じゃないか?起きるまでそっとしておきましょうって事になったんです」


アルセ「早く帰りたかっただろうに悪かったな、メシは食ったか?」


「少しずつ分けて食べましたよ、救世主様の食事はちゃんと取ってあります!食べに行きましょう」


1日で帰るつもりだったんだがなぁ

決まったら起こすと思ってたのにまさか起こさずそっとしておこうって気遣いが出来る余裕があるとは思ってなかった


ガチャ


女「救世主様だ」

女「起きて良かったわ」

男「救世主様握手して下さい!」


アルセ「〈〈ボソッ〉何処ぞのアイドルになった気分だ〉料理が出来るやつ5人ほど来てくれるか?握手?あぁいいぞちょ!押し寄せてくるな並べ」


アルセ「全く『ボックス』俺1人じゃ限界がある人数分作るの手伝って貰えるか?」


「救世主様に手伝ってもらうわけには」

「私達で協力して作りますよ」

「そうそうゆっくりしてて下さい」


アルセ「分かった任せる、運ぶのは小さい子達に頼め働かざる者食うべからずってのが当たり前だからな」


何で既製品を出さなかったかって?そんな事をしたらボックスの中の時が止まってるのがバレるからだ

野菜とかなら誤魔化しが効くし商人なら大量に持っていても疑問に思われにくかったからな

既製品って腐りやすいって認識が高いし


女児「救世主のおにーちゃん遊んで!」

男児「狡い!僕も〜」

男児「遊ぶのー」


男A「救世主様じゃなくてもいいだろう邪魔をしては」


アルセ「クスいいぞ何して遊ぶ?」


男児「えっとね鬼ごっこ!」

女児「えー隠れんぼしたい〜」

男児「僕は、僕はねえっとえーと遊びたい」


アルセ「ご飯が出来るまで遊べるんだジャンケンして決めな」


女児「ジャンケン?」

男児「何それ〜?遊び?」

男児「蛇犬?」


アルセ「ジャンケンな、コレがグーコレがチョキコレがパーだ。火は風に強く、風は水に強い、水は火に強い」


ジャンケンって違う地方じゃ属性の果し合いって言うらしいぞ何でも命に関わる3つの大切な事って意味で遊んで覚えようって考えらしい


男A「すいません遊んでもらって」


アルセ「気分転換も含めてるから気にするな、それに子供の笑顔が見れるなら悪いもんじゃないし」


女児「救世主のおにーちゃんどーしたの?」

女児「具合悪いの〜?」

女児「隠れんぼしよー」


男A「それなら良いのですが疲れたら言ってください変わりますから」


結局子供達が料理を運ぶのに呼ばれるまで遊んだ、童心に返った気分だ←まだ5年もルーマナにいないでしょうが

ん?何か聞こえた気がした遊んで疲れたのかもな


アルセ「全員行き渡ったか?こら!其処!料理は冷めないからちゃんと待つ、作ってくれた人達を待たずに先に食べるつもりか?いい子だ、良し全員行き渡ったな。じゃ頂きます」


「「「頂きまーす」」」


アルセ「ごちそうさま、美味かったぞ」


頂きますとご馳走様はやはりスリジエ国しか無かった、ちゃんと教えておいたぞ

何か家法にして広めてもいいですかって聞かれたから了承しておいた、生命を重んじるのは生命神の力の源になるって事だからだ


アルセ「怪我してなかったから聞き忘れていたが拘束した奴らは暴れてなかったか?」


男A「魔法を使おうと演唱していましたが何故か止めようとしたのが間に合わなかったのにも関わらず魔法が使えなかったようなので監視は居ますが放置しました」


アルセ「魔法に関しては俺が光の鎖で拘束した事による副作用だろう。強い魔力質は弱い魔力質の魔法をかき消すからな〜」


男A「そうなんですか?相性だけじゃないんですね!あ、もしかして賢者様ですか?」


アルセ「いや?賢者では無いぞ」


光帝だけどな

そんな事言ったら恐れ多いとか言われるから言わないが


アルセ「俺が戻って来たら送るから準備しとけよ」


俺は事実は言ってるが全ては言ってない、確かに質が良くコントロールがある程度悪ければ出来る。ただ悪くすればする程破られやすいし消費魔力も多い

コントロールが上手ければ魔法を相殺とかは出来ない質のいい魔力が漏れ出て相手の魔法を邪魔しているからだ、上手ければ鎖から出ることが無く破られにくいし壊されにくいんだが物(魔法)は使いようってよく言うだろそれと一緒、時と場合、現状と環境、使う奴がダメなら魔法もダメになるって事だ


ガチャ


アルセ「よお、飯は食ったか?」


「この鎖を外しやがれ!」

「俺は無実だ!外せよ!」


男B「救世主様!いえ食料もありませんし子供に回して食べてませんが」


アルセ「そうだろうと思った、ほら持ってきたぞ。お前達も食べるか?」


男B「え!?その者達にも貴重な食料を与えるんですか」


アルセ「腹が減ってるの時はイライラするもんだ、食って落ち着け」


拷問する必要も無いし敵とは言え人間、貴重な(だと思わせている)食料を敵にも与えてくれるってのは結構心に響くもんだ

素直に話してくれるのなら脅されていたと言って罰を軽くしてやることも出来る

正直キメラに関係していたやつは来世もその先も苦しめてやりたい。がそれを望まないがいるからな


アルセ「あ、向こうの奴には話したが俺が向こうに戻ったら全員送るから準備しとけよ」


男B「え、あ、はい。そう、ですよね」


そう言えば元奴隷も混ざっているって書いてあったな、もしかしてこいつか?それなら帰るのに嫌がるのも分かる

引き取ってもいいんだがもし合法奴隷だったら面倒なことになる、其処までは関係ないと判断されて書かれていなかったなら分からんが恐らく非法だろう合法は衣食住はしっかりしないといけないからな


アルセ「そろそろ戻る、一緒に行くか?」


男B「いえ、後でm アルセ「行くぞ」え!うわ、ちょっと」


ガチャ


アルセ「全員揃ってるか〜?さて送る前に聞いておくが家が無いとか家出以外で家を出たいって奴が居るなら俺のギルドに入るといい、衣住くらいなら与えてやれるがしっかり働いてもらうぞそれでも付いてきたい奴は名乗りを上げろ」


男B「救世主様、俺は2年前怪我をして左腕が使えません。それでもギルドに救世主様について行ってもいいのでしょうか?」


アルセ「やる気があるのならどうとでもなる。ただし生半可な気持ちで来るくらいなら俺はギルドに加入させるつもりは無い、最初だけで途中からそういう事になっても除名させて貰う。ただ俺から言わせれば迷うくらいなら来い、その後で考えてやっぱり辞めたいと言うのなら俺は止めないし協力を惜しまない」


男B「行かせてください!」

「俺も!あんな所に帰りたくない!」

「私も犯されたくないの!連れて行って」


アルセ「ギルドに行きたい者は左手に集まっていてくれ。思ったより多いってあんたも来るのか?」


女A「家嫌、連れてって」


アルセ「働かないと行けないんだぞ?」


女A「働く」


アルセ「働いてる先輩からの嫌がらせがあるかも知れないぞ?」


女A「た、耐える」


アルセ「人に仕事を押し付けたり出来ないし、嫌いなことをやる事になるぞ?」


女A「や、やれる、よ」


アルセ「着替えも風呂も掃除も1人でやらなければならないぞ」


女A「・・・」


アルセ「体調が悪くても休めないし身体が痛くても働かなきゃいけない、働かなくても何でもして貰えてたのに出来るのか?」


箱入りの令嬢が出来る事と出来ない事があるのは分かっている、ただ周りのやつの事を考えると継いだ方が苦労しないってのは確かだ

俺は縛られるのが嫌いだからな、圧倒的に自由だが大変な方を選ぶ

令嬢は汚い部分を見たくないって遠ざけるのが多い、そんなのは使用人が下の者がやればいいとやるのが当然だとかんがえているんだろう


女A「継ぎたくない、自由でいたい」


アルセ「帰りたいって言ったら即座に帰すから、試しにやってみればいいどれだけ下の者がいて甘やかされていたか。先に家に返そう、各自集まって代表は前に」


何時から俺は甘くなったんだ?前の俺はどれにでも残酷だった筈、少しでも手を緩めれば他に支障が出てた。だからこそ俺はどれに対しても猶予何て与えなかったのに

あの娘のお陰?あの娘のせい?どちらでもいいただこうする方がいいと全てをその場で決めない方が良いって分かったから


アルセ「上手くいかなくても大丈夫な用に手回ししておかないとな何せさっきの女は・・・なのだから」


アルセ「後は全員ギルドだな?よし転移するぞ『集団転移』」


捕らえた奴はもう先にギルドの牢に転移させてある

部屋を出るのを渋ったから見張るやつが居なくなれば来ざるおえないからな、態々引っ張ったのは気にするな


〜神秘の桜〜


アルセ「アナ《ただいま。他の獣族達は?》」


アナ「おかえりなさいませマスター。ギルド登録は8割程終わりました、名前を書けない方と名前が無かった方優先的にしましたので時間がかかりまして全て終わらせることは出来ませんでした」


アルセ「〈コク〉分かった《こっちではギルドのマスターとしか言ってないから後でバレるが光帝の事は言わないようにしてくれ。後メイプルはこちらに来ていないか?》」


流石に何かあれば連絡は来るだろうがギルドに伝えに来る程度なら連絡して来ないし、魔力枯渇のせいで魔力察知が鈍くなってるから探りにくい。元々この場所自体にそうなるようにしてるんだが今は裏目に出てるなぁ


アナ「メイプルちゃんは来てませんよ。」


アルセ「そうか《あ、それと俺は今から下に行くから他の奴らも頼むな。後で差し入れ持っていくから》」


アナ「はい。全員登録で宜しいのですか?」


アルセ〈コク〉


アナ「分かりました。マスターは書類をお願いしても宜しいですか?」


アルセ「行ってくる《何かあれば念話宜しく》」


何か気配を感じた?気の、せいか?

何時までも止まってたら妙に思われる、後で探ってみるか・・・何も無ければいいが

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