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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第9話
78/132

祝福

アルセ・シャイン(目線)


アルセ「チッ」


俺が■■■だと思い出したのは今のメイプルが4歳の時、最初生まれた時は使命感しかなかった

その時はこの子に付き従い教え助けるのがすべき事だと本当に思っていた、それが崩されたのは何時だった?そうだ自分の夢に入ってからだったな

■■■だと理解してしまうと目の前で行われていたであろう事に怒りを覚える、完全に取り戻していなくてもこの光景は嫌だと思っただろう


「グラァーーァーー」


アルセ「(悲痛な叫び、耳が心が痛い。)もう手遅れか・・・悪ぃな『■■■、離魂解放』」


そういえば他の奴は綺麗で幻想的だなんて言ってた

救うことだとしても綺麗だなんて言えない、消滅では無いにしても来世で何処か支障が出るんだやる側は呑気な事は口が裂けても言えない

周りには言わないが来世では歪まないように少しだけサービスはするけどな


ガチャ


「貴様ら終わっただろうな?ああ゛誰だ?此処に部外者は入れないように言っておいた筈だが?(この人誰なのかしら、また研究材料になってしまう人なら逃がしてあげたい鈴には無理なのごめんね)」


アルセ「俺は国王からの王家依頼で此処に来た。さて、お前は隷属されているのか腕輪型なのは珍しいがベイル・ナッシェルト、少し関係のある者にはベルという名を本名かのように告げている。本名は山梨やまなし すず、性別は女、未登録転生者、隷属されている、転生者だとは気付かれていない。最初は言葉も制限されていたが今はそれ程この研究室にいる者には荒いが一応制限されていない」


鈴「お前一体何なんだ(鈴が転生者だって何で知ってるの?)」


アルセ「我が名は・・・名前は覚えなくていい俺に会ったことは忘れるのだから閻魔に代わり罰を与える。罪状キメラ制作並びに善者の殺害行為以上から死後100年間地獄巡り、生存中は■■■の監視又は眷属とした場合地獄巡りの日数を減らす」


鈴「・・・(地獄、巡り?眷属って何?私は操られていただけなのに!どうして)嫌だ!」


俺が言った事にはちゃんと意味がある

1、未登録転生者は最短で0.1秒以下最長で10年誤差はあるが大体4、5年程度で世界から弾かれる

2、生存中に減らすと言ったのは強制的に俺の眷属にするつもりだから。俺と眷属契約をすれば両者(俺のみでも可能)望まない限り死ねない

3、眷属契約をすれば登録転生者(眷属)になり世界に弾かれず住むことが出来るようになる


もし眷属を断られたら地獄巡りか下僕契約を強制的に結ばせるつもりだ、世界から弾かれれば消滅つまり転生出来なくなるんだから

勿論本人には下僕契約すら言わないがな


アルセ「今死ぬか俺の監視下に入るかどちらでも構わん好きな方を選べ」


鈴「(何で死ななきゃいけないの?何なのこの人・・・)選べるわけねぇだろ」


アルセ「そうかそうか選ぶ必要は無いよな監視下に入れて欲しいんだからな!聞くまでも無かった、取り敢えず寝てろ起きた時にはこの国に居ないだろう『眠りの風』」


此処で暫く寝てて貰う

今はキメラが優先だ、此処で時間を使ったせいで間に合わなかったとかだったら絶対後悔する


アルセ「コレで最後、はぁはぁ『■■■、離魂解放』っはぁはぁつ、疲れた〜」


共存を望んだのが思ったより多かった

共存する奴には俺の予想外がない限りどちらかが消えないようにしておいた

割合で言うと、共存:どちらか1つは輪廻に入った:間に合わず消滅させた=8:1.5:0.5

まあ感覚的にだし計算したら変わるだろうが

どちらか1つだけ残すって時人なら我先にってなるが魔物同時だと強い方が残る、弱ければ危険って本能が分かってるからだ。

共存を望んだ殆どが人型や知能があった奴ら、2つ知識を出し合えるのならその方がいいって賢いのが言ったのを聞いたからだろう


神獣〘何故元凶を生かしておくのですか!〙


獣族「人族何て殺すべきだこいつらのせいで俺の村がっ」


ゴン

ドス


神獣は頭、獣族は腹を殴った。獣族は正確には鳩尾すげぇー痛いだろうな

全てが同じだと思われたくない、今のメイプルは人族なのだから


アルセ「俺も今は人族だ、俺も殺すべきか?」


神獣〘貴方様は違う!その神rムグ〙


アルセ〘何余計な事、あ言葉通じてないんだった悪いつい〙


獣族「皆があんたみたいな奴だったら良かったのに、俺は村を襲って来た奴と俺達に笑顔で人族の言葉で喋って来たと思ったら酷いことしてくる奴とあんたしか知らない。もしかしたらあんたの方が特殊なのかも、俺達の言葉喋ってるし」


アルセ「あ〜獣族の言葉は発音が特殊だしなぁ〜でも今回はどちらも自種族の言葉が話せなくて良かったと思うぞ?どちらかが話せてしまえば他の村や街にいる獣族が襲われてた、最悪の事態だけは防げたんだ」


最悪の事態じゃなくてとは言ったただ本当に最悪の事態ってのは戦争とかだろう。

何の関係も無い悪党のせいで種族戦争が行われるんだ国民や俺達にとっちゃいい迷惑どころじゃない無関係なのに同種族ってだけで殺される危険があるんだ

仮に一般人かどうか見分けがつけられればまだいいが、戦争中なんかだと見分けられても大体は殺すだろ。油断したり判断ミスをすれば味方が殺されるかもしれないのだから殺るしかないって考えるからだ

種族戦争は暫く起こってない、大規模だからな〜そもそも戦争なんて人族内の国同士くらいだ滅多な事は起きないし周りも起こさせないようにしている


アルセ「まあ無かったんだしいいとして、これからどうするんだ?〘俺はこいつらを殺さずに罰する、構わないか?〙」


獣族「村は壊滅行くところもねぇ(無い)俺達全員をあんたが引き取ることって出来ねぇのか?」


神獣〘貴方様の御心のままに。ただ1つだけ此処の何処かにいる我のお気に入りの少女がいるそれだけは罰してくれなんだ〙


アルセ「ギルドなら引き取ることは出来るぞ、暫くは宿泊はタダにするがずっとではないそれでもいいなら来い〘有難う。基本的に軽罰ってのは余程のことが・・・いや出来るな、神獣、祝福を与えられるか?〙」


神獣〘与えた事も考えた事も無かったの、本来はどうやるんじゃ?〙


獣族「皆に話してくる!」


アルセ〘一般的には眼を合わせ話して心を通わせ祝福に値するか確認してから祝福を授けるって言えば相手が承諾の言葉を言えば出来た筈だ〙


眼を合わせないのは一部の魔眼持ちの神

言葉を交わさないのは愛神、生命神、魂神、悪神、後上位の死神

相手の承諾無しなのは邪神

守護や祝福を他者に与えられるのは全て上位が付く精霊、聖霊、天使、悪魔

神格を持つ可能性がある獣、天使、悪魔、そして英雄の来世

潜在能力や強い者からの加護や祝福によって神力しんりょくを持つことを言うんだが、神力を持っているからと言って神格とは言えないんだな〜まあ詳しくは省くがまあ簡単に言うと自力で入って世界に弾かれる存在ってのが大体神格の持ち主って覚えてくれればいい


神獣〘会って話す・・・話すのは無理何だがのぉ〙


アルセ〘あぁ言葉か、字を書くとかどうだ?なぞった所に魔力が可視出来るようにしその魔力を留まらせて相手に読ませるこれなら話せるんじゃないか?〙


神獣〘留まらせる。ん〜う〜こう、ぁ分散してしまうあ〜。今日中は無理じゃ〙


文と言うより1つの言葉のみで限界なら無理だろうな、まあ1文字でも揺れてても出来ただけ凄いんだが今は1文字じゃ会話出来ないし


アルセ〘方法は後幾つかある、打っ付け本番になる方法と神獣が喋った言葉を俺が通訳か文を書く方法、使いたくないが俺が代理で聞く方法。俺の範囲で出来ることだ考えて選べ〙


神獣〘我は・・・じb〙


獣族「戻った、皆あんたについて行くって!」


アルセ「・・・あぁ分かった俺はまだ話があるからあっちで待っててくれ終わったら呼ぶ〘それでどうするって?〙」


獣族「分かった〜」


今のかなり勇気を振り絞ったに遮られてしまった、落ち込んでは無いが本当に言って良いのか考え始めたっぽい

最初に思い浮かんだのが自分が本当にしたい事って言うんだが頭のいい奴程迷ってしまう傾向がある、まあ人それぞれで迷った方がいいって奴もいるしそれに神獣なら選ぶのは1つって分かってる


神獣〘すぅーはぁー自分で行きたい、打っ付け本番でも会わずにいるのは嫌だしいきなり渡せば混乱する、と思う〙


アルセ〘まあ取り敢えず合格だ、〘我■■■の名の元に汝に言霊の祝福を与える〙汝受け取りを許可するか?〙


神獣〘我9代目白虎と虎族の長の子シィーティック又の名をはくなり、貴方様の恩恵に感謝致します〙


うぉ力持ってかれるぅー!

今代の白虎候補ってこんな力持ってんの?吸われすぎて足が震えそう、威厳が無くなるから頑張るけどさ


アルセ〘汝に与えし言霊有効活用せよ我は祝福に関し異論を唱えぬ存分に揮え〙


白〘ありがたき幸せ。言霊って何じゃ?〙


アルセ〘言霊ってのは俺が今喋ってる言葉を勝手に翻訳してくれたり言葉に力を使うことが出来たりする。例えば言葉に癒しの力を込めれば聞いたもの全てが癒したり、殺気なら威圧する事も出来るだろう。まあ今回は翻訳しか使わないが他の力も使ってくれて構わない終わったからといって取り上げたりしないさ〙


取り上げる事は基本出来ない、大体生涯ものだ

神々を通せば下級でも破棄する事が出来る。祝福などを渡した者は厳罰として地獄巡りをして祝福等をした行いを恥じる。らしい

聞いた話によると上位者に迷惑をかける事になった人物を見極められなかった自分を恥じて地獄巡りをするんだとか

祝福と守護なら与えた者を探すのは案外簡単だ探したいと思えばその方角が頭に思い浮かぶから、それを辿っていけばいつか辿り着く

距離は感覚で思い浮かぶ方角の俺の場合は糸、糸の細さが狭くなっていくんだ大体50kmで1mmくらい元は1cm、俺なら逆算してその方角に転移してから探すがな


アルセ〘あぁそれと翻訳の仕方だが相手の言葉を理解したいって思って耳を傾ければその内意識しなくても聞けるようになる、筈俺はそうだった。自分なりに聞きたいと思って行動すれば祝福が力を貸してくれる。あっちで待たせてるし行くか〙


あれ?何か目の前が暗くなる、眠ぃあ魔力と神力の使い過ぎか

身体に馴染んで無いのに祝福を与えたから睡眠を欲してるっぽい

気付いたら地面に倒れてたし頭痛い、暫く横になっていてって言われてそのまま話すことにした


アルセ「獣族は全員ギルド行き、ギルドには他にも他種族がいる大丈夫だな?全員転移したい所だが俺の方がちょっと今は無理だそこで動ける獣族達には動けない者達を見た目で分かる種族毎に分けて纏めておいて欲しい。人族がまだ無理な者は大丈夫な者に任せ他を頼めるか?」


獣族「お、俺はあんたが命令してくれるなら」


獣族A「まだ人族は怖い。でもあんたのような人族が居るのなら、被害者があんたのような人なら助けてやりたい」


アルセ〈〈ボソッ〉獣族は強いな、流石獣神の子孫達だ〉


獣族「!(今獣神様って言った!?獣神様の使いなのか?他の奴は聞き取れなかったみたい、良かった)」


アルセ「直感で無理とか危険だと思ったら素直に引け、他にも居るんだから他の奴任せろ。」


獣族達「おぉー!」


自分たちでやっておきながら耳痛めてるし神獣も耳伏せて痛がってる塞ぐの遅かったな

俺?俺は人族だぜ問題ないうるせぇ程度


神獣は獣、獣神は人型の事を主に言います

本文にもありましたが獣神は獣族の先祖です、獣族は獣神かどうか本能で分かりますので偽物が現れても問題ありません

神獣は分かりません

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