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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第9話
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略奪

●アルセ・シャイン(目線)


アルセ「こっちだ、今は喋れるか?」


A1「っ(俺が目で捉えてないから動きはしないが声は元から彼奴の命令以外は出せないからな)」


アルセ「そうか、それはどうやって命令するんだ?」


A1(通じてる?なら確か耳から頭(脳)に声が届く事で命令が実行されるとか聞いたぞ、自分で耳を塞ぐことは出来ないから聞いても問題ないと思われたようだ)


アルセ「声?『神力、音の音色』あ、あー普通に話せ」


A1「声が、あれ?声が出てる、まさか命令効いているのか!?」


洗脳系統は俺の担当外だがまあ大丈夫だろ、神族が関わってないのなら出来るはずだ

命令出来るのなら解放も出来るだろう


アルセ「真実を語れ、偽るな。このまま此処で拘束されたまま生きるか、俺と契約し此処から出て着いてくるか。契約すれば一定以上は離れられないが俺から離れて新たな人生を過ごすか」


A1「此処に居るのは嫌だ、契約してくれいやして下さい!(こんな所に居るくらいなら死んだ方がマシだ!俺はもう人を殺したくないんだ・・・お願いします!」


アルセ「契約後に言っても良かったが人を殺したくないのなら先に伝えておくぞ。契約は本来一方通行、破棄は神でも無いと出来ない。契約主アルセと同じ寿命になり契約主が死ぬと契約者(A1)も死ぬ。契約者はどんな事があっても自殺行為が出来なくなる、契約主を契約者が命令以外で殺傷する事は出来ない。まあお前が理解する事は自殺出来ない、今までのように命令される事があるって事、そして不老になる死にはするが寿命で死ぬことはまず無いだろう」


A1「不死・・・少し時間をくれないか、ですか?」


アルセ「帰りに聞きに来るからよく考えてくれ今後に大きく関わることだからな。命令だ、今日1日は命令はディーオと言うまで聞くな。これで大丈夫だろ、んじゃまた後でな〜」


契約主にも勿論デメリットはある

1、命令する場合何か代償を払わなければならない(多くが寿命か魔力を持っていかれる)

2、契約者の感情を諸に受ける

2は精神関係の魔法を契約者がかけられた場合契約主もかかることを意味する

まあ遮断する方法が無いことはないが今の状態では無理

とまあ命令さえしなければ問題ない、命令の魔力の目安は絶対、強制が2000万〜5000万

ほぼ絶対で1000万〜2000万

少しだけ自由に行動出来る程度で200万〜400万

してくれると嬉しい程度が10万〜15万

寿命1年=200万って思ってくれればいい


A1「(命令が効かないのなら今の内に逃げられる、さっきの契約主?が1日の終わりギリギリまで待って来なければ逃げる。契約、かぁでも契約主なら嫌な命令はしない気がする、でも絶対とは言いきれない・・・だが、)態々注意してくれる奴ならもっと簡単な命令と言う選択肢があった。それを使わなかったという事は俺の意思を尊重してくれるってことじゃないか?」


何か声が聞こえた気がしたがまあ何かあれば帰ってきた時に聞けばいいか


アルセ「姿を隠せ『光の屈折』」


チッ情報で見るより酷い

苦しい痛い助けて、飲み込まれそうだ。無理矢理造られて詰め込まれて痛いだろう、俺は器が無ければ片方しか助けられないし身体はそのままだ


「やだー!離せよ!お前ら正気じゃねぇ!何すんだよ!」


「鎖を下げろ、口封じはまだ外すなよ」


獣族が連れてこられたって情報にあったがさっきの聞こえたのは此奴の声か

口封じされてるのならまずは誰も呼ばないようにすべきだ

後あの魔物は魔物じゃないから指示すれば問題ない筈


アルセ「寝てろ」


ガッガッ


「く、来るなぁ!ヤダヤダヤダ死にたくないっ!」


アルセ「〘もう大丈夫だ口と手足の鎖を外すが目の前のにはかぶりつかないでくれるか?〙獣族は離れてろ」


魔物「グガァ?〘人化した同胞?いやもっと高位の。お腹が空いたのだが駄目なのか?〙」


獣族「っ(何だよこの人族!人なのに違う気配がする怖い、村1番の俺が人族何かに恐怖するなんて)」


大人しく離れてくれたが俺の言葉に従ったんじゃなく後退りしたっぽい

腹が減ったって言われても何食べるんだ?ん〜肉?


アルセ〘何食べるんだ?調達してある奴なら出してやれるぞ。魔力?ご飯が魔力なのかんじゃ俺の食うか?〙


本当は体内にある魔力を食べる為に生物を生きたまま丸呑みするらしい。魔力さえ食べられれば吐いてもいいんだがその頃には溶けて死んでるからどうせならそのまま食べたままでって事らしい

俺?俺は食べられないぞ、要するに魔力が食べられればいいんだろだったら魔力玉を作って食べさせればいいじゃねぇか


獣族「綺麗だ」


アルセ「クス有難う。腹減ってるなら何か食べるか?話を聞きながらになる、それでも良いのならの話だ」


獣族「くれ(どうせこのまま食べずに逃げ出しても死ぬだけだ、だったら毒だろうが食べてやる!)」


魔物〘修行の一環で力を封印されていたのが解放されたようだ、貴方様の魔力に含まれた神力のお陰だ。〙


アルセ〘流石神獣なだけあって感じ取ったか、生を受けているからバラさないでいてくれると助かる。〙


神獣(魔物)〘うむそれが貴方様の希望のぞみならば。我は獣の言葉は喋れなんだ、端で待っておく終わったら呼んでくだされ〙


アルセ「〘ん、下がってろ。〙おい獣族こっちゃこいこい、怖くないぞ」


獣族「ひっ!こ、怖くなんか無いっ!ちゃんとした飯をくれる奴だ、怖くなんか・・怖くなんか無い!(力があるから恐れられるのも恐れるのももう懲り懲りなんだよ、身体が震えるのが止められないけど本当に怖くないんだ。だってこんなに優しい眼をしてるんだぞ)」


俺の力に当てられて意識しても抑えられないのは仕方ないよなぁ〜

感じ取るだけなら薄めれば効くか?


アルセ「あ〜これで大丈夫か?大丈夫そうだな、んじゃここ座ってちょっとお話しようか」


獣族「凄い!どうやったんだ?俺にも俺にも出来るのか!?」


アルセ「クスクス落ち着きなよほら」


獣族「甘い、何だこれ?」


アルセ「飴という物だ、俺の大切なが作ってくれた薬だ。落ち着いたところで此処にいた間の事を話してくれるか?」


記憶を盗むってのも1つの手

勿論最終手段だ、あんまり使い過ぎると世界に影響が出るからってのと今の身体で使うのは疲れるし数日動けなくなるからな


獣族「俺は名前の無い程田舎の村に住んでてある日村に突然人族が現れて若い奴隷を差し出せって」


〜村〜


「若い女子供は調教すればいい金になる1匹も隠すなよ」


獣族AB「何故っ!」「不可侵だと決めたのはそっちだろ!」


「ああ゛てめぇら獣が人間様に楯突いてんじゃねぇ!」


バキ


獣族B「リサ!」


リサは村1番の美獣(美人)でさ黄金のような黄の髪にピンとした狐の耳してて真っ赤に燃え盛る炎みたいに赤色の瞳をしてるんだ

本当に襲って来たのは突然で俺も何も出来なかった


人族A「頭!こっちの若いのヤっていいか?」


人族頭「処女はやめとけ価値が下がる、他は好きにしろ」


人族A「どーれーにしよーかーな、お前でいいや」


リサ「嫌!離して」


人族頭「そいつはこっちだ、その獣が目的の物だおめぇーら犯すなよ」


その時は分からなかったけどリサが目的で特異体質なのを知っていたらしい


アルセ「ん?特異体質、狐耳・・・もしかして左手の中央に爪痕があるか?」


獣族「あ〜そういえば昔熊に引っかかれたって聞いたことある、左手だったかどうかまではちょっと」


アルセ「後でちょっと付き合って貰うぞ、んじゃ続きを」


獣族「えーとんで俺達が捕まったのはついでで死んでも構わないから扱いも酷かった」



獣族C「姉さん!やめろっやめてくれよ!」


人族A「鞭で叩かれてーのか!」


バシ


獣族D「弟に手を挙げないで、下さい」


人族A「ぎゃはははお前が庇うってか?いいねぇ〜ほらよ!」


バシ


女が男を守る為に身体を張る、そんな状態だった。弟が傷付けられたくなければ抱かれろとか鞭で打ち付けて無理矢理犯す奴もいた

俺は縛られていなかったとしても恐怖で動けなかった、守りたい皆が痛めつけられたのに・・・

ずっと動きっぱなしだった馬車が数日多分3日くらい経つと突然止まって暫くすると男が入ってきた


人族A「女獣共こっちに来い!」


近くに来た女を引っ張って手に持っていた小さな石が2つ付いた首輪と小さな石が4つ付いた手錠を手首をつけていったんだ


獣族B「身体が重い、何だこれ」


人族A「身体が重ぇだろ!てめぇらが人間様に楯突いたからだっ!」


バシ


獣族「人族の言葉は俺達は勉強してないから分からなかった、でもこいつらが悪い奴で俺達が危険だって事だけは分かった。分かった所で誰も何も出来ず女は奴隷屋、男はこの研究室って所に連れて行かれたんだ。俺は強いって分かったのか知らねぇが研究の最後の方に持ってきたって其処にいるのが言ってた」


ポンポン


あぁ何でこいつがこんな眼をしているのか分かった、言葉も通じず一方的な暴力、庇われているという罪悪感

今は人族が人族を倒した事によるショック療法のようなものが働いて見た目人族でも畏怖が出てない、他の人族に会った場合何をするか分からない分危険だ

強く抱き締めて背中を片手を摩っていると漸く追いついてきたのか赤ん坊のように大声で泣いて結局泣き疲れて寝るまで撫でることに、腕が疲れたし服が鼻水と涙でぐちょぐちょ。寝たから無演唱で洗浄したけど


アルセ「研究者は全員捕らえる、神獣この子を見守ってやっていてくれるか?俺は俺の仕事をして来るすぐに戻るさ」


神獣〘承知、何も無いでしょうがお気をつけて〙


すぐ戻るとか何も無いとかフラグが・・・いやいやまさか、無いよな?


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