スーモ目線
誤字修正しました
29/07/14
●スーモ・シルフェント(目線)
お?俺の目線か?あぁそうなのか、改めて俺の名はスーモ、姓はシルフェントだ
職業はアルサリア・ケルート・シューべ国王様側近騎士の部下、正式名称は北部北北西第4支部剣士部隊副総括長兼指揮官、だこの名前はなかなか言わないから俺自身忘れそうになる、地位はまあ低くはない副隊長だからな
コンコンコン
「スルト様いらっしゃいますでしょうか?マスターからこちらに伺うように言われたのですが」
スーモ「・・・あぁ、俺か。居るぞ、入れ」
スルトってのは名前から三文字とった偽名らしい、スルトって名前は黒って意味があるらしく、影の色に似ているだろうって理由もあるらしい
「失礼します。何かお困りの事はございますか?性的なこと以外はなるべく遂行するように仰せつかっております」
スーモ「性的/////・・・ってそうじゃない!はっ、えーと料理とか出来るか?」
「はい、肉料理から野菜料理神秘の桜の新作料理以外なら作れます。自分はあの人の弟子ですので見た目は保証します」
ん?何か含まれていたような、気のせいか?
というかあの人って誰の弟子だ?←サクの事です
スーモ「頼む、俺は混ぜるくらいなら手伝えるぞ。」
「では料理の時のみ自分の事を虹と呼ぶことを許します」
あれ?何か敬語なのに命令されたような・・・というか何で料理の時だけ?
虹「何故とお思いですか?自分は此処に来て頼まれたことをやれと言われただけなので貴方方に心を許すつもりは無いからです。ただ手伝ってもらうからには偽名くらいは教えた方がいいと思ったまで、それ以上の事など考えていませんよ」
スーモ「それは、俺が他国の兵士だからか?」
虹「いいえ他国であろうと何であろうと自分の真名を偽名を呼んでいいのは光帝様だけです。まあ偽名なら手伝わせるのですから教えるのも吝かでもありませんので」
吝かでもないって、偽名だし躊躇う必要も無いっていう事だよな。偽名でも呼ばせなくないって余程光帝様って人に心酔してるようだ
何を差し出しても構わないとでも言う眼をしている、あそこまで逝くと怖いものがあるぞ
スーモ「そうか、虹人参は短冊切りでいいのか?」
虹「呼び捨て、まあいいでしょう。全て千切りでお願いします、吐かないように全て溶けるまで煮込みますので細かい方がいいです」
トントントン
ジャー
そう呼べって言っただろ
野菜多いな、人参、玉葱、トマト、馬鈴薯、大根、名前の分からないのが3つ、それと薄っぺらい肉?
煮込むのは良いが野菜と水の割合可笑しくないか?
スーモ「こんなに水が少なくていいのか?」
虹「野菜が沢山あるので大丈夫です。混ぜるのは任せます自分は健康者が食べる料理を数品作ります」
スーモ「任された。混ぜるのは得意だ俺によく回ってきてたからな、これ俺達で食べるんじゃなかったんだな。王様の為にありがとう」
虹「べ、別に王様とお前の為に分けた訳じゃない!勘違いも甚だしいぞ、いいかそれは気のせいだ。分かったな?分かりましたね!」
スーモ「お、おぉ分かった」
迫力満点で敬語が抜けていた、とだけ言っておこう
アレは必死に隠そうと威嚇しているように見えたが言葉には出さないでおく
虹「ぼーとしてると病人が食べる分が焦げます回しながら考え事をして下さい」
ブクブクブク
スーモ「おわっ!」
虹「完成です、火を止めて蓋をして置いて下さい食器を出します」
虹「スルト様奥の病人に持って行って下さりますか?知り合いなのでしょう、自分が行くよりも安心します(面倒事が減っただけ、まあスルトって奴も光帝様も奥には入るなって言われてるし。気になるが)」
何か無性に殴りたくなった何故だ?
虹って奴変な感じがする、ん〜分からん、が光帝様って奴に命令されない限りは大丈夫な気がする
スーモ「王様出来ましたよ、寝てる・・・もし本当にメイプルさんがあの男の主だったのならいいのにな、王様を起こすか」
スーモ「王様起きて下さい、食事をお持ちしました」
ユサユサ
アルサリア「ぃゃだ・・やめ・・・ぅゔ」
魘されてる
汗も大量に出ていて寝言もしてる
って感想言ってる場合じゃねぇ!起こさねぇと
ユッサユッサバシバシ
スーモ「王様起きてください!朝、じゃなくて夜ですよ!」
虹「何処かで無礼を働いてる奴がいるな、許すまじ!ん?俺何言ってんだ?」
何処かで何か恨まれたような、何言ったんだ、俺
王様起きない、起こすべき何だよな?普通魘されてたら起こすよな
そういえば昔俺も魘されてたんだっけ?
夢の中で1人真っ黒な液体(血)が襲ってくる悪夢、後から聞いたが魘されていたらしい。その時手を握って傍にいる、みたいな事を言われて落ち着いたらしい
なら俺がされて嬉しいことを・・・!?紐浮いてないか?
ギュ
「見守る僕だけじゃ何も出来ないけど、アルサリア君は紐を握れば冷静になれるんだろ大丈夫僕は傍にいるよ」
スーモ「紐が独りでに動いて王様に握らせた?それに大丈夫って声が聞こえた、妖精でも居るのか?」
「僕の声ってもしかして少し聞こえてる?おじさんの目の前にいるよー」
居るよって聞こえた、話せる妖精がこの部屋に居るようだ
ただ俺は元から見えないし聞こえなかったからか全て聞き取れる訳じゃない、よく友人と観光地に行っていたんだが、所謂パワースポットって所を巡っていた時に偶然妖精眼を持っている事が分かって集まっている場所を教えて貰っていたんだ
その時何となく居るように感じるな〜と思った感覚に似ていたから妖精がいる事が分かったって理由だ、声は友人も聞こえないけど見えてる内に何となく言いたい事が分かるようになったらしい←友人は読唇術で言葉を読み取り数年かけて妖精語を雰囲気で覚えたら分かるようになった
スーモ「人語は喋れないって聞いてたのになあ〜まあ理解出来るからいいけど、王様は起こした方がいいよな?というか敬語じゃなくていいのか?」
「本当は嫌だけどいいよ、アルサリアを心配してくれてるし僕が出来ない守る事が出来る人間何だから。眠るより起きてご飯食べる方がいいんじゃない?」
聞き取れたのは、いいよ・守る・出来る人間・眠る・いい
えーと組み合わせると、敬語じゃなくていいよ守ってくれる人間だから。王様は眠る方がいい
かな?←違います
スーモ「そうだな、じゃあ俺はメシを食べてくる。王様に付いていてくれるか?」
「メシ?ご飯、ちゃんとアルサリアを起こして食べないと駄目だよ!勿論ずっと傍にいるよ」
ご飯・食べないと駄目だ・傍にいる
うーんとご飯食べないと駄目だぞ、俺?私?が傍にいるから行ってこい
って感じか?←違います
スーモ「それじゃあ頼んだぞ」
「任せてよ!え、ちょっと待ってよ!」
ガチャ
スーモ「虹ごは〈ヒュトス〉ん!?耳少し切れたぞ!危ねぇだろ!虹」
ヒュヒュ
トストス
スーモ「!?」
虹「自分の偽名を呼んで良かったのは料理の時だけと言ったはずです。あぁお馬鹿には理解出来ませんでしたか、もう1度言います自分の名前を呼んでいいのは光帝様と光帝様が仕えている主様だけです。御二方の侮辱するという事は殺される事だと理解してください、いえしろ」
この薄ら寒い感じ殺気だっ!
やばいやばいやばい!此奴尋常じゃねぇ殺気だぞ、殺気で声が出ねぇ
スーモ「っ・・・」
虹「言え!言わねぇならk 光帝「そこまでだ」っ光帝様!」
スーモ「はぁっ!はぁはぁ」
光帝「殺気が強まったと思って来てみれば死人が出そうなほどの殺気を出して命令違反か?」
コレが光帝様って人?ただのフードを被った怪しいやつ、には見えません!だから睨むのやめて!ふぅ心の声でも聞こえてんのか?
光帝「心は読めないが動作や表情そして僅かとはいえ性格もだいたい分かれば読むに近い事は誰だって出来る」
虹「発言宜しいでしょえか?」
光帝「許す」
虹「光帝様普通に話されて宜しいのですか?それとスルトに関しては監察しろとしか仰っていませんので探ってはいません」
観察?見られてたのか気付かなかった←少し意味が違う
光帝様ってあまり話さない人だったのか?
光帝「察しろ」
虹「誰にも会わせず殺すから喋ってもいいという事ですね!」
光帝「はぁ裏側に居たのなら分からなくも無いが、今度は察しろとは言わない表側だと理解し考えを教えろ」
焦った否定してくれ無かったらどうしようかと、どうしようも無いな逃げ切れる自信が無い
せめて王様だけは殺されないように身体を張るのは俺の中では確かだ
光帝「で、奥にいるアリアの事だが、あぁ本名は言うなよ。んでアリアだが思ったより早く片付きそうだまあ出られるのはす、るとだけだかな」
スーモ「俺、自分はアリア様と一緒でないと出たくない、ありません」
光帝「別に敬語じゃなくても、いやなんでもない。一緒にいる事が必ずいい事になるとは限らないよく考えろよ」
スーモ〈コク〉
虹「分かり、ません。それが当たり前だと依頼ならお願いなら殺すのが当然でした。今更教えられた全てが間違っていると言うのなら俺自身が間違ってるって事なんですよね」
光帝「崩されて分からないのは可笑しくない、ただその事実を知った後どうするかが問題だ。前にも言ったが否定したのは闇ギルドでの問答無用であって命令されて始末していたのはマスターが完全に黒と確信した奴だけだ。そして灰や白を始末していたマスターを殺して闇ギルドから無理矢理引き抜いて足を洗わせたのは俺だ仇討ちがしたいのなら表の考えも覚えろ、協力するという事を覚えろ、まだまだ考えが足りないよく考え思い後悔しないやり方をじっくりゆっくり考えてみればいい。その結果俺を殺したいのならその考えを否定しない抵抗はするがな、だから今は考え悩め裏側じゃ出来ない事だ」
コレって虹に向けた言葉、何だよな?俺に言われてる気がしてくる後悔しない選択、簡単なようで難しい2つの選択のようでそうじゃない
光帝「と言ってもどれだけ時を重ねても分かるやつの方が圧倒的に少ない、現に俺も悩み中だ。だからこそ両方分かっていない状態で決断して欲しくないという俺の願いなんだ」
光帝「まぁその何だ人間は悩む生き物だ、まだ若いんだからもっともっと経験して挫折して後悔してそれでまた前を向いて歩いていけばいい。失敗出来るというのは羨ましい事なんだぞ?本当にな」
虹「完璧無欠の光帝様でもなのですか?あ、いえ別に光帝様が欠けてるとかそういう訳じゃ」
光帝・虹「ぷっアハハ(ふふっ)」
何か俺空気だなぁ〜
グー
光帝「?お腹空いたのか?そう言えば作れないって言ってたから頼んだんだっけ、俺は戻るから食べていいぞ、虹希どうする?ギルドに戻るか?」
虹希(虹)「・・・はいギルドに帰ります失礼します『転移』」
シュン
光帝「帰る、か。フハッ面白いよなぁ〜スーモ?彼奴に本名を名乗ったら呪われるぞ無意識にな」
スーモ「無意識に呪われる?って言うか何で本名を」
光帝「さっきの会話で気付かなったのか、もう少し思い出してみろ」
・・・そう言えば作れないって言ってたから頼んだんだっけ、俺、光帝様が来てから料理が出来ないって言ったっけ?もしかして
スーモ「もしや大精霊様ですか?」
光帝「(大精霊じゃなくてアルセって言って欲しかった)・・・正解だっと呼ばれたか、悪いな行ってくる」
スーモ「あ、あぁ」
光帝『転移』
シュン
スーモ「此処って普通に転移出来るとか危なく無いか?グー腹減った食べるか」
はぁこれからどうするかな・・・
今年最後の投稿です
少し長くなりました




