シューべ国王の居場所
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●アルセ・シャイン(目線)
えーとメイプルの記憶だと名前はスーモ・シルフェントだったな
アルセ「スーモ・シルフェントいるか?」
ジャリ
「スーモさん呼ばれてる、起きろ」
スーモ「ん、兵士か?」
「分かんねぇけどローブ着てるし帝じゃないか?」
スーモ「ふぁ〜俺は此処に居るぞ」
ギギギ
アルセ「邪魔するぞ」
さっきの兵士が言ってた用に本当に鍵をかけてないんだな、逃げ出しても良かったって事か?あ、思い出した此処に入れる時に付ける腕輪は現在地とかが分かるようになってて逃げ出すかどうか試す為に鍵は開いたままなんだった
隈が出来てる余り眠れてない?いや、普通は牢屋で爆睡出来るほど図太くないか
スーモ「おーい、おーい誰ですか?」
アルセ「あ、あぁ悪ぃシューべ王が入れられている牢について聞きに来た。警戒するなメイプルから頼まれて来てる、それにキメラが作られているのならどっちにしても俺が動かなきゃいけねぇし」
スーモ「俺は接触したわけじゃない、一番近くで遠目にそれらしき王様を見ただけなんだ。だが遠目に見た場所に行った時には王様は居なかった、勘違いかも知れない情報でもいいのか?」
風の精霊〘嘘は付いてないよ!僕達中級精霊じゃ近づけなくて、精霊除け?みたいなのが張られてて近づけないの!〙
水の精霊〘シューべ国王は血を死なない程度に抜かれて食事も殆ど無いよ、早くしないと死んじゃうかも!シューべ国王は心を閉ざして終わるのをただ待ってるみたい〙
土の精霊〘そうなの、環境も此処より悪いらしいわ、居る場所には近づけなくても出てきた奴の声を聞くのは私達でも出来るもの〙
風の精霊〘シューべ国王の状態を知って欲しくてお兄様に頼んでそのスーモって人に結界を見透かして見せたのに次に行った時は結界のせいで見えなくて半信半疑になっちゃった〙
アルセ「安心しろその情報は確かだ、お前が見たシューべ王は精霊が結界を見透かして人間でも見えるようにしたからその時だけ見えていたんだ。遠目でしか見せられなかったのは精霊が近づけるギリギリの距離だったから、上級精霊が危険を承知で知らせてくれたんだぞ」
スーモ「精霊様が・・・ありがとうございます。信じられなくてごめんなさい」
この風の精霊が言ってるお兄様ってのは実兄じゃなくて先に産まれた精霊の事
下に頼まれ易く実行してくれるのは水と闇と時だな。頼りになるのは土と空、上級のみに限ればだが
聖の精霊「久々に会いに来てみればどうした?こんな薄暗い牢のような所で」
スーモ「シオン?」
アルセ「聖属性の精霊か仮契約してる、珍しい精霊が人族の言葉を話すとは」
シオン「あれ?あれあれあれ?あー!魂むぐ アルセ「シオン君?何を言おうとしたのかな?」むぐむぐ」
アルセ「ニッコリ〘僕が■■■だって言おうとしたなぁ?今回は降臨じゃないんだから余計な事言われると困る、分かるよね?〙スーモはシオンの姿が見えていないのか?」
スーモ「あぁシオンは声だけだ、声しか聞こえないから俺は神のお告げって呼んでる。ほかの奴らは聞こえないから聖の神様かと思って」
アルセ「ぷっそ、そうかまあソレはおいといて、なぁ・・・」
アルセ「どうだ、なるか?」
スーモ「本当にいいのか?俺達は襲ったのに●●●になるなんて」
アルセ「俺が求めてるのは意志だ、力が無いなら教えてやる、時間が足りなくて人質を助けられなくて助けて欲しいなら助けてやる。あの娘を裏切らなければ俺は手を貸してやる」
アルセ「さあどうする?」
コレで誰も来なかったら笑うしかないな〜王様に忠誠を誓ってるんです、とか言われたら諦めるしかない
誓ってるからこそ力が欲しいって奴でも歓迎する、今の世界魔法が、剣術が昔より劣っているから。戻す手伝いくらいしてもいいだろ?■■の
結局どっちを選択したは内緒です
聖の精霊シオンはまもなく上級になる中級精霊なのでスーモ・シルフェントに声を聞かせることが出来たので、中級精霊では普通出来ません
シオンのお気に入り=仮契約
基本、本契約は特別な儀式が必要です。使い魔契約とはまた違います
次回シューべ国王目線になります




