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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第8話
71/132

大精霊!?

●アルセ・シャイン(目線)


あの後シードが道具を取りに帰って来たのは言うまでもない、提出した後に招待状を書こうとした時に気付いたようだ

シードが言うには万年筆を持って時々魔力を流さないと書けないらしい恐らく魔力残留を調べる事で本人が書いたかどうか調べる為と思われる←実際はインクの色で判断していて万年筆に魔力を流すのは魔法陣でインクを中に追加する為


ミリナ「メイプル様は只今眠っておられます。光帝様申し訳ありませんがお引き取り願います」


ミリナ(14ページ等に出てきてます)は知ってると思うがメイド長でメイプルの世話係だ。珍しい嵐属性を持っていてランクはSSS-2つ名は 【孤高の天候使い】後、5代目水帝だ


光帝「見舞い」


ミリナ「誰も入れるなと言われています」


光帝「誰?」


ミリナ「炎帝様と水帝様、クロード様、ルード様アラン様です」


光帝「アラン?」


何故にアラン?全く関係ないんじゃ?

炎帝ェ嫌がらせか、そもそも誰もいれるなってなんだよ


ミリナ「ルード様と話されたそうでアラン様も賛成しておられたのでアラン様も入れました。私達は魔力察知が出来ません、申し訳ありませんがこれから巡察がありますので失礼します」


光帝〈コク〉


俺お得意の転移で入られたら気付けないって言いたかったのか

此処のメイドがわざわざ道を示してくれるのとは思わなかった


光帝『転移』


シュン

スタ


光帝「〈〈ボソッ〉メイプル起きてるか?〉俺の方が早く起きたぞ、近々戻ろうと思うメイプルはまだ思い出せないのは分かってる。思い出せなくても顔を出すくらい・・・いや、悲しくなるだけだな」


メイプル「・・■■■・zzZ」


光帝「あ・・・〘■■■っ!あぁ愛しい愛しい娘よいつか受け止められなくとも信頼出来る存在を・・・〙」


メイプル?「■■、やめて、もう、お願、嫌ぁーー!」


ガチャ


メイド「失礼しますっ!どうなさいましたか!?」


許可無く入ってくるとか躾がなってないぞ、俺が屑貴族だったら打ち首にされても文句が言えないレベルで


光帝「寝言、下がれ」


メイプル「やぁ!」


ピヒュー


光帝「『遮断結界』!」


メイド「きゃっ!ぐっ」


パリン


光帝「あ〜メイドがメイプルのほぼ無い魔力での魔力暴走が作った風に吹き飛ばされて廊下の花瓶を置いてる台にぶつかって気絶、花瓶は壊れた。って所だな、あの花瓶の弁償メイドが払える額なのか?」


メイプル「ぅ、あ。つっ」


光帝「『肉体強化、風』『風よ』『解除』大丈夫だ僕達が護るから、ゆっくりおやすみ」


メイプルの額と腹に手を置きメイプルの内側の魔力に干渉するコレは魔力の扱いに長けた者でもあり干渉者の現在の魔力量より上回っている(魔力量が下でも自身の魔力が飲み込まれなければ出来る)事が条件にあげられる


光帝「これ程楽で扱いやすい魔力は他にないだろう、あ〜成程俺の体内にもメイプルから貰った同じ魔力があるからこの魔力の扱い方を俺が分かってるからか〜にしても、部屋が切り刻まれてるなぁメイプルの部屋だし戻すか『時戻し』」


コンコンコン


メイド「廊下にメイドが倒れてましたが何かございましたか?」


扉が空いていてもちゃんと扉をノックしたか

このメイドは見たことがある結構メイドの中でも地位がメイド長の次によかったはず

あ、時戻しは物限定で時を戻す魔法で1つで小級、部屋全体で上級から最上級辺りと範囲によって魔力消費がほぼ比例する

今回は質の良い魔星石を媒体にしてるがだいたい中級2発分くらいだな

メイプルが作った物の殆どがあの程度じゃ壊れないし傷つかないからな〜


光帝「魔力暴走、風の」


メイド「それはおめでとうございます。結界を張って下さりありがとうごさいました、」


光帝〈コク〉


念話が飛んできてるな、念話内容を聞こうと思えば聞けるが俺は余り聞かないぞ

俺の場合少しでも念話に意識を向けるだけで聞き取れるようになるが向ける程度だと相手にもよるが帝とかになると盗聴してるとバレるかもしれない


メイド「ボルケーノ様から明日の朝には入室禁止が無くなりますが、それ迄護衛をお願いしてもよろしいでしょうか?との事です」


明日の朝?おいおいマジかよそれまでに全部解決させるって宣言しやがったぞ

そんでもって俺に頼むことはメイプルの護衛、つまり今回は俺達に任せろお前は其処でメイプルの安全と行動を見ていろって言葉の裏から見て取れる

メイプルは今回危険な行動を取ったのを恐らく心配されたからだろう


光帝「〈コク〉下がれ」


メイド「私達は控えていた方がよろしいでしょうか?」


光帝「〈フルフル〉仕事」


メイド「ありがとうございます!失礼いたします」


バタン


仕事を他に任せてまで呼ばない奴を待たせるのは無駄でしかない、それに此処のメイドと執事は小声でも何故か呼べばちゃんと来るそれも含め、な


アルセ「シードには悪いが俺は俺でメイプルが了承した事を動かせてもらうぞ『物理防御結界、魔防御結界』地下牢?『転移』」


シュン

コツーン


兵士A「だ、誰か、い、いいるのか?」


兵士B「・・・見てくる」


アルセ「げっ!魔力出せねぇし気配を消す、バレるなよ」


キョロキョロ

ジー


アルセ「・・・(バレてる!?目が思いっきりこっち見てるんだけどー!)」


兵士B〈〈ボソッ〉大精霊様ですか?〉


は?

声に出なくてよかった、てか大精霊ってなんだよ

跪くな!そしてキラキラした尊敬の目を向けるな!絶対バレてるだろ


兵士B〈〈ボソッ〉大精霊様、こちらにおいでくださいませ。〉


兵士B〈〈ボソッ〉妖精と精霊を連れた大精霊様この牢に使い魔の誰かが居られたのでしょうか?貴方様の主のみならば王様に進言すれば出してもらえるますが〉


気配を感じ取れないからこちらを目に写しても分からないのにこちらを見ている原因は俺の周りにいる妖精と精霊のせいか、下位じゃ気配を消すなんて事は出来ないし集まって居ればそこに何かあるか誰か居ますって言ってるようなもの

で、此処は牢屋で今まで集まらなかったのが急に集まれば誰か上位の者か愛し子が居るのが確定する。あくまで下位も見えていれば話だ

そして気配を消しているということは穏便にすまそうとしているのが分かり、この兵士は妖精と精霊が集まる事から総称として大精霊だと思い牢屋にいる主を助けに来ると言うことは使い魔を大切にしているいい奴と推測出来る

まあ要すると捕えられている中に愛し子or使い魔の主+主の召喚せていないのに来る=シューべ国の兵士でも大精霊様を怒らせるのはマズイ

って結論になるわけだ


アルセ「魔眼持ちのクォーターの人間よ」


兵士A「だ、大丈夫か?あ、だ誰で、ですか?じゃなくだ、誰だ?」


兵士B「(魔眼持ち?クォーター?)失礼だぞ、あちらは大精霊様だ。大精霊様こいつはビビ・リデスです」


兵士A「大精霊様?な、何故こんな所に!?」


此処の牢屋の兵士はどうなってんだよ、キメラでは無いんだがよく身体が保てていると言いたい

えーと4、いや5つ?1つは無機物からだから4つか?


アルセ「魔族、魔物、悪魔、魔星石、一番多い竜族」


兵士A・B「え?」


アルセ「凄い絶妙なバランスと幸運、そして受け入れられる器。魔力を放出しようとしても蓄積してしまうからだがこれ以上蓄積すると壊れて死ぬ」


兵士A「俺の事、ですか?」


カツーンカツーン


兵士A・B「うわ!」「おぉ!」


近くまで歩いて気配を戻す、兵士から見たら足音が響くのが終わったと思ったら急に眼の前に俺が現れた感じ

本来コレを引き剥がしたり弄ったりするのは俺が直接出向かわないし、これ程の異常に気付くのはこの兵士が死んでからだ

神ってのは死んで神付けで回ってきた奴とお気に入り(生きてる)の奴しか見てない、だから神々が対応するのは一般的に死んでからになる


アルセ「3ヵ月後には死んでたぞ、『プランダー』」


兵士A「胸が熱いっ!い、痛い痛い痛い!」


アルセ「我慢しろ死ぬよりマシだろう」


プランダーは魔力を奪う魔法、属性は言うなれば無属性か?奪属性だつぞくせいを無属性(誰でも)でも使えるように改良したから無属性で合ってるはず

此奴の魔力が綺麗で黒く尊い

綺麗っていうのは純属性、一属性だけって事、黒くは闇属性、尊いは彼の魔力が精霊達に言わせると美味しいとか気持ちいいかな?


アルセ「これからは1年に1度でもいいから神秘の桜に来て魔力を抜いてもらえよ。で、俺が来た理由だがシューべ国の本物の王様と脅されて動いた兵の保護、そして神秘の桜ギルドマスターから兵に伝言を届けてほしいと言われたからだ」


兵士B「分かりました、隊長にも伝えておきます!俺達は持ち場に戻れって事ですよね?」


アルセ「帰りは知らせる、誰も近づけるな」


兵士B「はい!」


お姫様抱っこはやめてやれ意識あるし男が女にされるのは嫌だろ

素で持ち上げてるとか凄いな、鎧とか武器とか着けてて重い筈なのに


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