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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第8話
70/132

魔力残留

●アルセ・シャイン(目線)


戻って、きた、のか?


光帝「此処は、光帝の部屋の休憩室としてあてられた場所だったか」


コンコンコン


メイドA「光帝様入ってもよろしいでしょうか?」


フードは着けたまま、まあ着てた方が室温調節しなくていいから有難いんだが


光帝「入れ」


ガチャ


メイドA「失礼します、只今14時16分でございます。何かお食べになりますか?」


光帝「〈コク〉大人3、いや5人前」


メイドA「大人5人前ですね、お飲み物は何になさいますか?」


光帝「『ボックス』ストレート」


渡した茶葉は100g白銀貨5枚する高級茶葉だ

因みに作るのが素人だと割合と入れ方を失敗して有毒になる、練習出来る量も無いからこそこの茶葉はこの値段なんだよ。←アルセは毒になる事があるから安いと言いたい


メイドA「!畏まりました」


此処(城)なら入れれる人も居るだろ

俺はお茶系統は厳しいぞ?ギルドメンバーを誘って茶道、お茶会(貴族のお茶会では無い)みたいなのを月に1、2回開いて教えたりしてる

っと、俺が起きたことと、メイプルが倒れた後どうなったか聞きたいな。倒れた時一緒に居たのは炎帝と闇帝、炎帝だな


光帝《炎帝今大丈夫か?》


シード《おう!どうした?》


光帝《シルが倒れた後の事が聞きたい、今から来れるか?》


シード《・・・行くのは無理だな口頭か資料どちらがいい?資料くらいなら届けに行けるぞ》


光帝《あ〜》


魔力をなるべく温存しておきたいメイプルが魔力枯渇になったらしいからな〜

それに記憶をよく見たらアレは完全魔力枯渇の可能性がある、完全ならぶん殴りたい所だがまあ俺の状況が状況なだけに怒るに怒れないんだが


光帝《資料持ってきて貰えるか?》


シード《承知した》


倒れた事聞かれなかった、気を使うように言われたのか?ルードかカイルさん辺りに


コンコンコン


シード「光帝、入ってもいいですか?」


光帝「入れ」


ガチャ


シード「まだ城に居たのか、昨日水帝も来なかったから気になってたんだぞ。上から最新下の3枚が昨日までを纏めた資料だ」


パラパラパラパラ


シード「は?」


パラパラ


光帝「へぇ〜俺が調べた事と合わせると入国審査はスルーで入城も出来る、疑いがかからないように正規での入城記録は退城した後に謁見せずに帰る方がいいって所か」


シード「ちょ待て!今不吉な言葉が、いやそれよりも今ので資料が読めたのか!?」


光帝「ん?速読術の事か?俺の特技だちゃんと読めて覚えてるぞ、例えば2枚目2つ目の項目他国の兵士である者達が口を割らず隊士が出した食事を食べておらずこのままだとまずい」


シード「あの長ったらしい文をそこまで纏められるのか、なあ頼みがあるんだが」


光帝「資料を分かりやすく書いてくれだろ。別に良いがすぐ必要か?」


さっきのメイドが持ってきてくれたから熱いうちに食べたい、食べながら何かやるのはマナーがかなり悪い。1人でなら気にしないぞ


シード「ああ、頼めr」


コンコンコン


メイドA「光帝様お食事をお持ち致しました」


シード「今から?遅いな」


光帝「まあ、な気にするな。入れ」


ガチャ


メイドA「失礼致します。光帝様お食事をお持ち致しました、毒味はしてありますが致しますか?」


光帝「〈フルフル〉下がれ」


メイドA「何かありましたら扉を3回ノックして下さい控えておりますので」


光帝〈コク〉


ガチャ

バタン


光帝「食べながらやってもいいか?」


シード「メイプルちゃんの前ではするなよ、子供は大人を見本にするからな。その量食べられるのか?」


光帝「ん、了解。5人前だ余裕・・・ゴクン」


シード(5人前って1日15食?なわけないよな、流石に、だよな?)


何か本当に完食しやがった見たいな眼で見られてるんだが

あ、ローブをしたままだぞ。炎帝なら普通に食べても顔が見えなくても可笑しくないって分かってるからな〜一般人の時はローブしたまま食べ物をちゃんと口の中か胃に直接転移させて食べるぞ


光帝「終わった〜!4枚目と7枚目の後半は纏めるのが上手いなシードが纏めたんじゃないか?3枚目と9枚目は言葉をかなり並べてるのに重要な部分がキチンと書かれていない、12枚目は長ったらしいのは同じだが必要以上に書かれてるから要らない部分と居る部分を教えてやれば4、7枚目より上手く纏めてくれると思うぞ」


シード「どうして分かったんだよ7枚目も」


光帝「そうだな、まず筆跡だ、次に大事な事を纏める順番、それと字に極僅かに残っている魔力残留」


シード「魔力残留?」


光帝「魔に力、残る、留まると書いて魔力残留と言う。集中していたり字を意識していたりするとインクに魔力が入り込んで残る現象の事だ、時間が経てば消えるがな」


シードの魔力残留は魔力量が一般より多いから残りやすく残留量が多いからメイプルなら少し意識して察知すれば分かるはずだ


シード「どのくらいの時なら分かるっ!?」


光帝「お、おぉ書いた時の状態と魔力量にもよるが、炎帝が余程大切に(集中して)書いてたとして120年くらいだ。」


シード「120年・・・150万くらいならどのくらい持つ?」


光帝「そうだな〜同じ条件なら持って7、80年。ただ時間が経つと俺が感知出来る量が低くなる」


シード「2つの魔力残留が同じかどうか分かるか?」


光帝「どちらも感じ取れたのなら分かる」


魔力残留を見なくても分かる方法はあるがコレは言わない、ただ俺は■■なのは言いたくないし勘づかれたくない

近くにあっちの感知が居れば1発でバレるし其処からメイプルに辿り着かれたらたまったもんじゃない


シード「なるべく早めに家に正式に招待するぞ!そうと決まれば提出してくる!」


ガチャバタン


光帝「まだやるとは言ってないんだが」


シードの頼みならやらない事も無い、だがせめて確認くらい取って欲しかった。シードらしいちゃらしい


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