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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第8話
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大切な想い

●アルセ・シャイン(目線)


今回は声をかけられる前に思い出した

今回でこの繰り返しを終わらせる


メイプル「おーい、アルセ〜聞いてるの〜?」


アルセ「メイプル聞きたいことがある。俺は剣に刺されて夢の中、俺が作った世界にいるんだな?」


メイプル「・・・何言ってるの?そんなわけないじゃない、それより早く出掛けようよ」


俺が作った世界は恐らく俺が願ってる事、なんだろう。

俺が望んだことが出来れば時が進み、失敗したら元に戻る。何処までかは分からないが進んでしまったらもう自分自身では抜け出せない、そんな魔法陣ってメイプルの記憶にあった。

メイプルが手を出せないのは無理矢理現実に引き戻せば精神が崩壊して器だけになってしまう事を危惧してだ


アルセ「そんな訳あるから言ってるんだ。答えろ、メイプルは俺がこうあればいいと願って作ったんだな?」


メイプル「・・・チガウ。違うよ!そんなの認めちゃダメ!」


何でそんなに必死になるんだ、お前は俺が作った、願った存在なんだろう。だったらだったら素直に認めてくれよ、じゃないと俺は・・・


アルセ「俺は本物のメイプルの傍で支えたい、俺が居ないと1人で悩みを抱え込んでその内抱えきれず無茶して死んでしまう。今はルードが父親、母親が居るからそれはない筈だが。俺が作ったのなら知っているだろ?メイプルがどれだけ大切でどれだけ・・・」


メイプル「気付かない方が幸せなのに、例え私がアルセが作った偽物のメイプルだとしても私は私なのに!ナンデ?」


アルセ「メイプルは◾︎◾︎◾︎、◾︎◾︎◾︎はメイプルだ、記憶が無い程度じゃ違うことにはならない。だからこそ俺は、俺達は同じ過ちは犯さない。ここルーマナであの娘に造られた時からそう決めている。それに俺が気付いてお前に話したことで俺が造った世界が壊れ始めて来てるな?」


メイプル「・・・あっちは離れて行っちゃう。でも私ならずっと一緒にいてあげるよ?だから一緒にイヨウヨ」


《・!・無いで・》


あぁコレは、少し狡い。真実に目を閉じてこの世界だけに居たいと思わせてしまうものだ

此処は俺が作った世界だと知らなければ、の話だ


アルセ「・・・確かにそうかも知れない。たが!俺はずっと一緒に居られなくなるのは悲しいが自分の殻に閉じ篭ってしまいたくない。メイプルの傍に居れるように努力する。それでも一緒に居られなくなったのなら影から裏からメイプルを助ける。だけどこの世界じゃ俺は本当に何も出来なくなる、だからこの俺が造り出した世界を壊す!」


メイプル「ナンデ、ここニ居れバいいヨ。ここなラ私トズット一緒だヨ、誰にモ邪魔サれなイ2人だケn アルセ「俺は偽物を守る為に助ける為に支える為にアルセの中に来たんじゃない。本物のメイプルも呼んでるし帰る」ダメ!ズットイッショイカナイデ」


《・・・ルセ!・・ア・・来て・・》


アルセ「お前があの娘と同じ魂を持っていたのなら、もしかしたらずっとここに居たかもしれない。でも俺は◾︎◾︎◾︎の事もメイプルの事も記憶に魂に焼き付いてるんだ。切り捨てることも忘れることも俺自身が許せず、出来なくて、それでも、だからこそ俺はメイプルの為に命をかけたい。それじゃダメか?」


メイプル「イヤだナ。消えタクなイ、でモアルセがソレを望ムなラ。私ハメイプルとしテ背中ヲ押したイ」


アルセ「やっぱり偽物でもメイプルはメイプルだな。ごめんなそして、ありがとう」


《・・帰ってきて!・・・アルセッ!!》


ギュー


抱き、締められてる

温かい、心地いいこのまま


メイプル「少しダケこのママ、向こウデモ私をヨロシくね?コノ世界のメイプルの秘密にしテる言葉、離れテ居テモ心の中にハイつもアルセや大切な人が存在シテるかラ忘レタリしナい、今も私を育テテ作り上げテイる人達を・・・ダヨ」


悲しそうな苦しそうな辛そうなでも嬉しそうな大切そうな声で言わないでくれ

その言葉があるだけでただ傍に居たいと、支えて逝きたいと思える


アルセ「しかと受け取った、僕の望みを叶えてくれようとしてくれてありがとう。君のことも心の中に大切にしまっておくよ、さよなら」


ガラガラ


空間に罅割れて崩れて世界が崩壊していく

帰ったらたっぷり叱られてやるか〜

そのあと少しだけ抱きつかせて貰おう

それとほんの少しだけ本当の気持ちを伝えよう昔◾︎◾︎◾︎という少女がいたと、僕自身は記憶が戻る事は望まないでも手助けはしたい・・・かな。

僕は望まなくても俺は望んでるって事もそれとなく伝えてみるのも

はい、メイプルへ対する気持ちを書きたかったんですがどうでしたか?


アルセ「誰かの前じゃ絶対言えないことだぞ」


ディーオ「アレは言いながら決意を纏めてたんでしょ?なかなかカッコよかったんじゃない?」


アルセ「んー言われてみればそうかも、うんきっとそうだったと思う。」


メイプル「へぇ〜ありがと」


アルセ・ディーオ「メイプル!?」


メイプル「後書きなら別に構わないでしょ?暫く出番無かったんだし」


アルセ「/////後書きでも本人に聞かれてるなんて・・・恥ずかしすぎるー!」


メイプル「アルセー!」


ディーオ「走るの早!あ、そろそろ時間ね次話も楽しんで読んでいってね〜」


メイプル「バイバーイ(o^∀^o)」


ディーオ「ちょ顔文字!?」

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