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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第8話
68/132

声の正体と確証

●アルセ・シャイン(目線)


メイプル「アルセ?ぼーとしてどうしたの?」


だんだん記憶が戻るのが早くなってきたな


アルセ「・・・いやどうした」


メイプル「魔法封じは解除したしこれから私に付き合ってって約束したじゃない」


アルセ「あぁ」


メイプル「体調悪いならまた今度でもいいよ」


アルセ「今日は体調が悪いからまた今度な」


メイプル「・・・うん、また」


アルセ「あぁ『転移』」


今分かってるのは0時になるとここまで戻ってくる、メイプルの正体は探ろうとすると邪魔などがはいるだな

・・・この声のこと調べてみるか


《・ルセ!・・・き・・》


よく聞いてみれば雑音も聞こえるがメイプルの声によく似てる?


アルセ《メイプル!メイプル!聞こえるか》


メイプル「アルセナニシテルノ?」


アルセ「!?め、メイプル何故ここに」


メイプル「アルセの声が聞こえたからだよ」


魔力も気配も匂いもしなかったのに、いつの間に没頭してたつもりは無かった

やっぱり今のメイプルが怖い・・・


アルセ「俺は忙しいし体調が悪いから帰ってくれ、俺の声が聞こえたのは空耳だ」


メイプル「・・・そう。裏切りはユルサナイ」


アルセ「俺は1度も裏切ったことはない。」


そう、裏切った事はない。俺は結果的にメイプルの為になる事なら騙したり嘘をついたりするがメイプルを裏切ったりした事は1度だって思った事もない


メイプル「ならいいの、アルセは私の事大切な彼女だって言ってくれたものね」


《・・・ルセ!かえ・・・》


アルセ「・・・少しだけ1人になりたい、明日でいいなら付き合うから『転移』、〘『■■封印解除』『■■の部屋』〙」


バチッ


アルセ「痛ッ!?弾かれた」


本当に時間が戻ってる、のかも知れない

ならパスを毎回やるよりも


アルセ「こっちは弾かれるなよ?我が造りし世界の空間の扉を『時空への扉』」


ほっ、弾かれなかった。あの城で刺される前に出来ていた事等は普通に使えると仮定してよさそうだ

この空間(時空への扉)は例えメイプルでも入れない。これは最初に登録した俺以外の意思のある物(道具に宿った者も含み)は俺の身体の一部に触れながら入らないと弾かれる

勿論この空間の入口の扉を作ろうとしても弾かれる

誰も入ることが出来ないって事は入ってしまえばほぼ無敵だ

元々この空間を作ったきっかけは新しい魔法や実験空間で失敗した時の周りの損害とかを気にして瞬時(常時)に結界を作ったりとかでソレだけに集中出来なかったせいで失敗しない為

まあ微調整とか修正とかその場でして試してしてれば実際問題時間が足りないから修復魔法と時魔法でここでの時間が向こうでの時間より長くなるように空間を作った後に編み込んだから考え事や魔法の練習をする時はここを使うようにしてる、因みに結果的に魔力消費が多少少ない時空魔法を使っている


アルセ「空間、時、時空はまた違う属性だかな〜にしても繰り返してる、か・・・やる事を書き出すか」


え〜と取り敢えず

〇今回は雑音が少しずつ減っていく声の事を調べる

だろ?後は〜

〇現在弾かれる系統の解除、次回弾かれるかの確認

それと体感時間かどうかも調べておいた方がいいな

〇此処の時間で0時になった時目の前が暗くなってメイプルが話しかけてくる所に戻るかどうか

少ないけどこれでいいか、次回には増えるかもだし


アルセ「声は俺の意思で聞けねぇしなぁ〜出来る2番目からやる」


・・

・・・

こっちで生を受けてからまだ5年も経ってないもんな〜すげぇ多かったぞ、そりゃあもう途中で断念したかったくらい


アルセ「辞められれば楽、なんだろう。それでもやらなければならない理由は、他の奴に言わせれば人それぞれでお前がしてる事は本当にそうなる事なのか。だろうなぁ」


《ア・・・来て・ア・・・》


ん〜?少しノイズがなくなってきたと思ったら今度は音が小さくなった、というか全体的に音が小さくなったぞ。小さいくてよく聞こえなったが何となくこの声は懐かしい気がする、ただの俺の希望がそう聞こえているように思わせてるだけかも知れないが


アルセ《メイプル!聞こえてるなら返事してくれ!メイプル!》


《ア・・!き・・よ!そこ・・セ・・・なの!》


アルセ《そこは何なのだ、教えてくれ!メイプル!もし俺の言葉が届いているのなら・・・あ!メモリーを使ってくれ!》


メイプルはメモリーという魔法は自分の記憶を脳にコピーしていると思っているようだが俺から言わせれば全く違う

自身の魂の記憶の一部をちぎって相手に与えその与えた相手の空白の魂を自分に取り込むのがメモリーという魔法だ

記憶だけで魔力操作やら何やらが出来ると思った?だとしたら冗談きついぜ俺がいる意味が少し減るじゃねぇか


メイプル《メモ・・!・・よ分裂し・・の色・・・『メモリー』・・帰って、きてー!》


どうやらこっちの言葉は通じてた模様

魂の容量が増えてるだけで奪われてない、この量なら身体に支障はないがさっさと戻って返すか

メモリーで頭の中に流れてくる感じだとここは中途半端な(俺達的には完璧じゃないな)魔法陣で俺のスペックが高かった為に発動してしまって俺が作り出した世界?

お、俺が寝てるの前に死んだようにって付きそうだな

傷はなく魔法陣で夢の中に囚われていて俺以外が俺の作った世界に干渉出来ない。んだが、恐らく3つのどれかか全部の理由で声が聞こえていたと思う


1、メイプルは本能的?無意識に念話と心話を同時進行で話しかけてたから

2、現在メイプル自身が魔力枯渇で俺と恐らくアチェロに魔力等を求めて眠っているからこそ第6感が研ぎ澄まされてるから?(コレは本人しか分からないが眠っているからこそほかの五感が遮断され第6感が強くなってると推測)

3、メイプルが俺の身体を作ったからこそ俺とメイプルが繋がっているから聞こえてた


俺の世界なら元凶をどうにかしないと、な。決着は次に目の前が暗くなった後目覚めた時だ


アルセ《必ず帰る、待っててくれ!》


体感で日付が変わったら元に戻るみたいだ。ちゃんと戻ったか確認する為に他のも弾かれるかと怪我をしても大丈夫か分かるだけでも大分違ってくるから中指を少し斬って見たが消えていた、コレはかなり有難い怪我の心配をしなくていいんだからな

ここで直接死んだらどうなるかも調べたいが本当に死んだら洒落にならんから試すつもりはない


次回に終わります

次回は伏字が多いと思いましたがあまり気にしないで下さい

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