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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第8話
66/132

戻る方法

●アルセ・シャイン(目線)


そうこの光景はまるで・・・


アルセ「何でここに?」


メイプル「魔法封じは解除したし明日私に付き合ってって約束したじゃない」


同じセリフ、同じ顔、2回も同じ事が重なる事ってあるのか?取り敢えず同じように否定してみる


アルセ「そんな約束はしてないぞ、何言ってるんだ?」


メイプル「体調悪いならそう言ってもいいんだよ?また今度でもいいし、わざわざ嘘つかなくても」


アルセ「そんな悲しい顔するな、体調は問題ない。俺は大丈夫だから行かないか?」


メイプル「アルセがそういうなら、行こ!晩御飯は予約してるの!」


はしゃぐのは同じだ、でもそもそも此処も可笑しい

このカフェは隠しカフェだがギルドメンバーやたまたま辿り着いた奴は次から来れる場所だ、いつも客足が途絶える事がないのに今は誰もいない1番人が居る時間帯にも関わらず、だ


アルセ「あぁ、なぁメイプル何か最近の事で俺が忘れてることないか?」


メイプル「ある訳ないよ」


アルセ「本当の事を言え、俺に隠してる事があるだろ」


メイプル「それより早く行こ」


アルセ「メイプル!」


メイプル「そんな事ある訳ナイデショ」


アルセ「っ、答えろお前は誰だ」


メイプル「メイプル・ルーチェ・スリジエダヨ」


アルセ「嘘だ、外でメイプルがその姓は出さない、それにその漆黒の瞳になる事もない」


漆黒ってのは実際に黒い訳じゃない、闇の目って事

記憶の無いメイプルは絶望していないのだからその目になることは今までもそしてこれからもしないしさせない


メイプル「嘘じゃナイわ、私の目は黒くナイモノ。今日はアルセと私の服を買って晩御飯を食べに行くって言ったジャない行きまショ」


シュン

カタタ


無演唱強制転移、放出から発動まで早過ぎてレジスト出来なかった・・・俺には触れられないから強制にした、あんなのがメイプルだと俺は思ってた?いや違うメイプルがはしゃいでいると思わされた、何に?っ頭痛ぃ何で突然


メイプル「じゃあ私はアルセの服選んでくるからアルセも私の選んどいてよ!」


アルセ「っおぃ待て」


アルセ「《メイプル》・・・は?俺今無意識に心話してしまったのにレジストとは違う方法で無効化された?無意識にした事は兎も角拒否以外でされる事何て起こりうるのか?」


店長「アルセ様、メイプル様の服を選ばないのですか?」


アルセ「なあお前から見て今日のメイプルはどう思う?」


店長「今日もとても可愛らしいと思いますよ?アルセ様が普通に喋ってる何て珍しいですね」


アルセ「あぁ気にするな・・・内の話だ、姿形は完全にメイプルだと俺も思うぞ見た目は、な」


店長「ソンナコトアリマセンヨ?」


!今この店長の口と声が違ったぞ、何でなんだよ少しでも情報を早く集めないと不味いかも


アルセ「メイプルには先にかえr」


メイプル「アルセ〜決まって、まだだったの?」


アルセ「・・・用事を思い出したから帰ると伝えようとしてたんだが戻ってくるのを待ってた方がいいと思ってな」


咄嗟に出た嘘だがこういう事に関しての嘘はメイプルにも負けてないと思う


メイプル「帰っちゃうの?予約してたのに・・・」


アルセ「俺がいつか誘ってやる、今回は1人で行くかキャンセルしろキャンセル料は払ってやる。それじゃあな『転移』」


シュン


何時もの俺ならこんな言い方絶対しなかった

他人と接する時みたいだったかも、それも嫌な他人を相手にする時の


アルセ「マスター室と城はゆっくり出来ない・・・俺の部屋、滅多に来ない、もし来ても同級しか耐えられないし。確か生を宿している者はキーワードが無いと弾かれるんだったっけ?」


アルセ「〘我が名は■■■、■■を司る者なり。キーワード我は始まりと続きを知るものなり、聖は光に在らず邪は闇に在らず表裏一体どちらも欠けてはならぬ希望なり〙何年経っても覚えてるもんなんだなぁ〜さて〘『■■封印解除』『■■の部屋』〙」


シュン


アルセ「魂が飛んでない?やはり何かの術が発動しているか囚われている可能性が高くなったな」


俺の部屋は弾かれず消えず望んだ魂だが何千、何万と辺りを飛んでいる。俺の近くに居るだけでも充分効果があると実感するから尚更だ

その魂達が1つも無いということは全ての世界を壊して処理しない限りありえない


アルセ「そして何よりも俺が此処に来たのに出迎えがないのが証拠って言える」


1つまた1つと消えていくのを見過ごしたくないって年中無休で働いていても俺に来たことに気付かない事はないし今は1つも無いが魂達が俺に寄ってくるから気付かないなんて言われないし言わせない

まあ来ないなら1人で考えられるって事だ、まずは頭痛がする原因を深く考えるべきか

・・

・・・

纏めると理由となる可能性は4つ

1、俺が戦っていた敵に刺されて重症が進行するのを防ぐためにメイプルが魔法で時が進むのを止めているから結果として夢を繰り返している

2、幻覚系統の魔法に囚われて抜け出せないでいる、もしくは繰り返しする事で俺の心が折れるのを待っている

3、2と同じく幻覚系統の魔法で自分自身を見つめ直しそれを乗り越える感じの事が出来なければ抜け出せない

4、こんな事があればいいなとかの希望を見せて心を捕らえ身体の主導権を奪われたり操られている


2つ目は無いな、俺の言葉や相手の対応が違うのは上級神以上、その上級神の中でも飛び抜けて上手い奴じゃないと無理だからだ

そもそもルーマナに降臨する時点でかなり力が落ちるのと神が一個人に力を貸すのは無い

4つ目は有り得ないことはないが・・・まあ無いだろう身体は奪えても魂は奪えないし、本人は身体が奪われた事も操られている間の事も覚えてるし、身体を勝手に操られて大切な人達を殺していっている事に心が魂が絶望してしまえば有り得ないことでは無い。勿論その事を思い出してこの空間から出たいと思えば抜け出せるかも知れないが元に戻っても絶望しか無いから此処に戻るか身体の主導権が戻っていたら自殺するのがオチだろう


アルセ「出来れば1である事を願いたいが恐らく3つ目、だろうなぁ」


メイプルならこんな事しないし1度取り込んでもう1度出せば元通りだ、それをされると俺は消えちまうからちゃんと治療してくれる筈だ

メイプルなら身体の時を止めて魂だけが彷徨うってのは有り得ないことじゃないから


アルセ「もうすぐ0時、!?」


目の前が暗く、またか。0時には戻るのか


まだアルセの設定が作者の中で決まってないので暫くは隠す事にしました、アルセがどんな存在になるか楽しみにしててください☆

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